蒸し暑い夜に

ノダっち

21年7月8日(木) 18:00

夜中に蒸し暑くて目が覚めたので

ベランダに出て見たら、
薄い雲を通して星が見えていました。
 
織姫星、彦星よりも
ローマ神話の最高神とされる
ジュピターが目立っていた
昨夜の空です。
 
宮崎市の最低気温は、
午前3時58分に出ていて、
なんと28.2度でした。
 
今年最高の最低気温を更新です。
 
きのうも、OAで
熱帯夜が増えている話をしましたが、
今のままの二酸化炭素の排出増加が続くと、
今世紀末の予測では、
前世紀末に比べて60日くらいも
さらに熱帯夜が増える予想で、
今の子供の世代が
もっとも高温の影響を受ける
お年寄りになった時には
ますます、寝ている間の熱中症にも
気を付ける日々が続くことになるでしょう。
 
こういう話をすると、
温暖化の防止と
熱中症の防止の間に矛盾を感じて、
温暖化の防止を考えると
エアコンを使うことを
躊躇する方がいるかもしれませんね。
 
ただ、世界は
温暖化を「完全に止める」方向で
動いていません。
 
というか、温暖化ガスの排出を
最大限に抑制できたとしても、
今世紀末にかけては
地球はいくらか温暖化が進むという
計算結果が示されています。
 
つまり、
その温暖化が進んだ世界の中で、
いかに順応して生きていくか(適応策)、
ということを考えることも
人類がこの地球上でこの先も
生活していくために大切な
時期になっているのです。
(持続可能なということですね)

その意味で、エアコンを使って
熱中症を防いで命を守るということは
ためらう必要はないでしょう。
 
むしろ、このコロナ禍において、
救急搬送されることのリスクよりも
エアコンをしっかりと使って
熱中症を予防することも大切だと思います。
(ただし、エアコンを使いすぎて
 人間が本来備えている体温の調整機能を
 損なわないように
 そのバランスも大切ですね。)
 
一方で、今の子供たちに
どんな地球を受け渡せるのか
止められないにしても、どうすれば
より暮らしやすい社会を受け渡せるのか
考えて、行動に移すことが
必要な時期にもなっていますね。
 
そんなことも考えながら、日本では
きょうも大雨の災害が起きています。
 
 
きょうの日中も、
太平洋高気圧の周辺部で、
県内は平野部を中心に晴れました。
 
朝から晴れた平野部は
日中にかけて気温が上がって、
日向で猛暑日になるなど、
きょうも
危険な暑さになった所があります。
 
ただ、梅雨前線の南側では
発達した雨雲が出来ていて、
朝にかけては
広島などの本州で大雨になり、
昼前からは
東シナ海でも発生してきました。
 
この東シナ海の雨雲は
南東に進んできて、
昼頃から熊本県内に流れ込み、
さらに県内にも入ってきて
雷を伴って、ザ~っと
土砂降りになった所もあります。
 
 
あすにかけても
気圧配置はあまり変わりません。
 
県内は、梅雨前線の南側で
雨雲の素の暖かく湿った空気が
南西から流れ込んできます。
 
熊本県側を中心に
発達した雨雲がかかる可能性があり、
県内にも山沿い付近に
雨雲がかかりそうです。
 
平野部は晴れ間もあって
あすも厳しい暑さが予想されます。
十分な熱中症対策が必要です。
熱帯夜が続く所もありますので、
寝ている間の熱中症にも
気を付けましょう。
 
晴れ間が出る平野部も、
急な雨に
備えておく必要もありそうです。
 
 
きょうの資料だと、週末は、
太平洋高気圧の弱まりが
予想されます。
 
ということで
前線もやや南下する予想が
優勢になってきました。
 
その後、来週になると
一気に太平洋高気圧が強まりそうです。
 
このストーリーなら、
気象庁も、
月曜日ごろに梅雨明けが
発表できるかもしれません。
 
ただ、県内には、
来週になると東から湿った空気が入って
晴れたり雨が降ったりという
不安定な天気が出やすいパターンも
考えられます。
 
そうなってしまうと
微妙なんですけど・・・
 
またあすの資料でも確認しましょう。
 
きょうの一ヶ月予報は
平年並みに晴れる日が多い、
となっていますので、
気象庁としても、いつでも
梅雨明け発表したい雰囲気が
感じられます。
210708_1
昼前のMRTから北西の空

雲の多い空に
青空が少しありました。

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