モモは順調!

ノダっち

21年3月3日(水) 17:43

今年も、毎年のひな祭り恒例の
宮崎市のあるお宅の桃の花を
見させていただいてきました。

桃は、
ソメイヨシノや梅とも同じ
バラ科の花(バラ科の中でも近縁)で、
とくにこのお宅の桃は、
ソメイヨシノよりも
3週間ほど早く咲いてくれるため、
休眠打破からの進み具合を
測るよい目安と考えています。

今年の咲き具合は、
つぼみの割合に対して、
3~5分咲きという感じで見えました。

順調です。
近年の中では、
結構咲いてきているほうでしょう。

毎年アップデートしている
過去の3月3日の桃の咲き具合と
ソメイヨシノ(気象台・標本木)の
開花日の関係を以下に載せます。

(観測年…桃の咲き具合、桜開花日)
06年…5分咲き、3/18
07年…2分咲き、3/27
08年…膨らんだつぼみ、3/26
09年…散り始め、3/16
10年…満開、3/17
11年…膨らんだつぼみ、3/23
12年…半分膨らむつぼみ、3/24
13年…大半散る、3/13
14年…3-5分咲き、3/19
15年…咲き始め、3/22
16年…一部膨らむつぼみ、3/24
17年…一部膨らむつぼみ、4/2
18年…咲き始め、3/16
19年...3分咲き前後、3/22
20年...2~3分咲き、3/25
21年... 3~5分咲き、??

この時期でモモが咲いていれば、
気象台のソメイヨシノの標本木が
平年(3/24)より遅くなる可能性は
かなり低いというのが、
ここ15年ほどでみえてきた
このモモの咲き具合との関係性です。

去年は1日だけ遅れましたが、
一昨年までの標本木だと、
実は2日前に咲いていました・・・

5分咲き以上だと、
平年より5日以上早まるケースが
よくあることも注目点です。


ウェザーニューズからも、
きょう4回目の桜の開花予想が
発表されていて、
前回、お伝えしたものと変わらず、
標本木の開花が3月21日の
予想になっています。

おおむね野田の感覚とも一致です。

今年は暖冬だったものの、
前半ではしっかり冷えましたので、
休眠打破は問題なかったと思います。

むしろ、後半からの高温傾向が
後押しをしていて、
もう少し早まる可能性
想定しておきたいところです。

今月下旬の後半から
来月上旬の前半にかけてが
広い範囲で
きれいになるタイミングでしょう。


と、お花見に気をはせるには、
少し冷たい朝でしたね。

予想通りに冷えた朝で、
けさの気温は、昨日の朝に比べると
10~15度も低くなっています。

一方、日中は、
南部は、きのうの昼に比べると
気温が低めになっているのですが、
しっかりと日差しがあって
ポカポカと暖かさも感じれました。

北部や山沿いの
きのうの昼に
気温が上がらなかった地域は、
昨日より高い昼の気温になっています。

寒気は、弱まってきました。

寒気が弱まるとともに、
午後には薄い雲が徐々に出てきていて、
薄雲で、日暈も出来ています。

下り坂のサインですね。


あすは、
湿った空気が流れ込んできて、
早い所で昼前後から、
次第に雨が降り出してきます。

さらに西から低気圧も近づいて
夕方から夜にかけて
だんだん本格的な雨になりそうです。

降り出すタイミングや
本格的な雨のタイミングも、
資料によって少し差がありますが、
午後にかけては、
忘れずに、
傘を準備してお出かけください。

今夜の晴れ間で、
ある程度の放射冷却も効きそうです。

あす朝は、
けさよりは寒さが弱まりますが、
内陸部では、霜が降りるくらいまで
気温が下がる所がある予想ですので、
引き続き
農作物の管理にはご注意ください。


明後日の雨は、しっかり降りそうです。

ただ、今日の資料だと、
午前中までの雨で、
午後には低気圧が抜けて
回復してきそうに見えます。

その後、週末は、
次の低気圧の接近で
土日をまたぐ形での雨の
タイミングがありそうです。

このあたりのタイミングは、
もう少し様子を見ましょう。

210303_1
今年も、
きれいに咲かせて 下さっていました♪
青空にも映えて きれいでした。
210303_2
まだ、
つぼみだけの枝もあります。
210303_3
その他の
咲き具合を4枚

枝によっては、
咲ききっていて
葉っぱが出てきていたり、
半々だったりと、
まちまちでした。

全体的には、半分くらいで
つぼみとの割合は、
去年よりも
花のほうが
多かった印象です。
210303_4
昼頃に、
日暈による
虹色の光も
出ていました。

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