今週は夏の扉をたたきます

ノダっち

21年6月28日(月) 16:51

結局、梅雨前線の北上は、
九州南岸まででした。

週末からきょうにかけても
県内は前線の北側で経過しています。

そのおかげで、
大きな災害が起きるような
発達した雨雲がかからずに、
雨が降ったり止んだりで経過した
週末から週明けでした。

土曜日は、予想よりも早めに
午前から弱い雨雲も来ていたので、
早めに北上したのかな、
とも感じましたが、
一時的に北に盛り上がった
前線北側の雨雲だったようです。

機能も雨が降ったり止んだりで、
前線北側での雨でしたので
昼間の気温は上がりにくくて
ヒンヤリ感じられた方も
いらしゃったでしょう。


きょうも、広く雨が降っています。

午前中はやや活発な雨雲がかかって
時間10ミリを超える雨を
観測しました。

ただ、週末から今日までの雨は、
多い所でも3日間で100ミリを
少し超えたくらいです。

きょうも、昼の気温が上がりにくくて、
午後1時現在の気温は、
22度から23度前後しかありません。

4月後半くらいですね。


今夜からは、梅雨前線が
いったん南に離れます。

ただ、空の高い所にある
寒気を伴った低気圧(寒冷渦)が
南下することに伴うものなので、
空の高い所に冷たい空気があって
大気の状態は不安定になりそうです。

あすの日中は、前線が離れる分、
晴れ間もあるでしょう。

一方で、晴れて気温が上がるほど、
上空との気温差が大きくなって
午後のにわか雨の可能性が高まります。

急な土砂降りの雨に
ご注意ください。


あさっては、
梅雨前線が再び北上傾向で
あすよりも雲が増えそうで、
にわか雨の可能性もありますが、
まだ本格的には
前線が近づきません。

晴れ間が出る可能性もあります。

木曜日になると、梅雨前線が
九州南部付近まで北上してきそうです。

いよいよ梅雨末期的な
前線挙動が予想されてきています。

そのまま金曜、土曜と
九州北部に北上しそうな資料と
その後の北上が弱い資料があって、
まだ様子を見る必要あるでしょう。

ただ、いずれにしても、
九州付近で
活動が強まる可能性があって、
その場合は、雨の降り方が
心配されます。

気象台からは、きょう時点で、
1日(木)が
警報級の可能性「中」
発表されていますが、
2日以降も、前線の動き次第
強まる可能性もあるでしょう。

あす以降にお伝えする予報で
ぜひご確認ください。


今月は、当初の
長期予報の予想が外れて、
ここまでのところ、
宮崎や都城など各地で
降水量が平年を下回っています。

明日明後日で
一気に平均を超えるほど降ることは
現在の予報的に
かなり可能性として低いです。

というか、宮崎の6月の降水量は
5年連続での
現平年値を下回ることになります。
特にここ3年ほどは、
平年の8割も下回ることになりそうです。

また、今年は、
逆に5月の降水量が多かったため、
かなり珍しく、
5月との逆転現象も起きています。

少なくて済んだので、
大きな災害に結びつかずに済みましたが、
この先も油断はできません。

月替わりとともに
状況が変わる可能性もがあります。


一方で、3日(土)ごろからは
梅雨前線が九州北部から北にまで北上して、
県内が前線の南側になってきそうな
資料もあります。

前線の南は、とくに
雨雲の発達が心配なエリアなのですが、
日曜日以降には、
夏の高気圧が強まりそうな気配です。
(どこまで梅雨前線が北上するかで
 変わります。)

そうなると日曜日ごろからは
梅雨明けも感じるような
夏を感じる空と青空も
見えてくるでしょう。

同時に、蒸し暑さが強まります。
熱中症にも気を付けましょう。

210628_1
けさは徒歩通勤をしたら
ズボンのすそが
しっかり濡れました。

ただ、歩くのには
暑すぎずに
心地よいくらいでした。
210628_2
きょう午後3時半の
衛星可視画像
(気象庁HPより)

県内で、夕方に
低い雲が少なくなってくると
キレイな夕焼けが出そうな
東シナ海の晴れ具合です。

投稿月