雨雲の素も流れ込んでいます

ノダっち

21年6月15日(火) 16:43

きのう、どちらになるかな、
と書いていたあす午前の予想は、
雨が再び強まる可能性が
高まりました。

しかも、また
通勤通学の時間も
雨が強まっている可能性もあります。

あす朝も、
道路冠水が発生した場合や
交通機関に乱れが出た場合に備えて
時間に余裕をもって準備をしたり、
履き替えられる靴下や
タオルの準備なども
しておくとよさそうです。


きょうの午前は、
まだ前線が南に離れていて、
雲も薄くて隙間もあり、
日差しもありました。

ただ、前線は西の方から
次第に北上してきていて、
昼前には雲が分厚くなってきて
昼頃から雨がパラついた所もあります。

一方で、朝にかけては
沿岸で霧が出たところもあるようです。

梅雨時期によくある移流霧でしょう。

冷たい水面や地面の上に
暖かく湿った空気が流れ込んで
発生するのが移流霧です。

が、お天気カメラの映像を見ると
海から発生していなくて、
陸上で発生しているようにも見えますし、
青島~木崎浜では出ていないので、
典型的な移流霧ではなくて、
移流してきた暖かく湿った空気が
放射冷却の影響も加わって
飽和してできた可能性もあります。

いずれにしても、
こんな感じで霧が出るということは、
雨雲の素になる空気が
流れ込んでいるということも
意味しているでしょう。


梅雨前線は、あすの未明には
九州南岸に延びてくる見込みで、
前線上の活発な部分が、
あす朝にかけて
九州南岸を通過しそうです。

この影響で、県内には
再び発達した雨雲がかかる予想が
出ています。

東からの湿った空気の吹き付もあるため
県内の山での発達した雨雲も出来て、
非常に激しい雨が降る所があるでしょう。

ワイパーが
役に立たないほど降ってきたときには、
道路の冠水に気を付けて
慎重に運転を行ってください。

また、通学中に
あふれそうな側溝には
近づかないように
声をかけてあげていただければ
とも思います。

気象庁HPのキキクルなどで
最新の状況も確認しましょう。

キキクル(浸水)で紫が出てくると、
アンダーパスの冠水なども
発生しやすい傾向があります。

また、週末の雨が
抜けきっていませんので、
土砂の危険度情報にもご注目ください。

この活発の前線付近には
あすの日中以降に、九州の南東で
低気圧も出来てきそうです。

一方、今夜の予想天気図や
あす朝の予想天気図には、
東シナ海に
前線上の低気圧が書かれていますが、
この低気圧は、
次第に不明瞭になる見込みで、
直接の影響は無い予想になっています。

なお、あすの日中からは、前線自体が
再びやや南下する予想で、
日中は雨の降り方が弱まってきそうです。


あさっては、いったん前線が南下して
前線から遠い北部を中心に
晴れ間が出る可能性がありますが、
安定した晴れ間ではないでしょう。

金曜日は、後半を中心に
再び雨が降って、
強まる可能性もあります。

土曜日には次第に止んできますが、
金曜日から土曜日にかけての
活発な部分の進み方具合次第です。

日曜日に関しては、
まだ回復しそうな資料と
影響が残りそうな資料で
かなり差が大きい状況ですので
様子を見ましょう。

210615
MRTの一ッ葉情報カメラより

朝6時ごろの
霧がかかった様子

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