ノダっち

3873件

1 ...157 158 159 160 161 162 163 164 165 166 167 168 169 ...775

防災情報を考えた週末

ノダっち

21年6月14日(月) 17:01

天気の話なノダ

金曜日は、
気象台から発表された情報が
危機感を伝えるという面で
いまいち使いづらいもので、
問い合わせをしたり、
要望を行ったりしていたら、
日記の送信を忘れていましたm( _ _ )m

大雨について書いていたので
残念です。。。

13日にかけての大雨では
土砂災害も発生していますが、
人的な被害に至らずにはすんでいます。

そんな大雨だった週末は、
防災について、
その情報をどう伝えればよいか、
改めて深く考えた週末でした。

土曜日は、
MRTが属しているJNN系列での
大規模な地震報道訓練があり、
同時に、私が参加している
九州災害報道研究会の勉強会も
土日の二日間にわたって
オンラインで行われていたのです。

まさに、そんな中で
土日の大雨でした。

日曜日未明のおそらく多くの方が
寝ていたであろう時間帯に、
警戒レベル4相当の土砂災害警戒情報
高鍋町と新富町に出て、
県内では、今年度新しくなって初めて
警戒レベル4の避難指示
高鍋町の一部地区に出ています。

果たして、
この時間のこの避難指示が
どの程度の人に届いて
どの程度の人の行動に
結びついたでしょうか。

気象台からは、
いったん12日の夜の遅い時間帯で、
警報が注意報に切り替わって
「大雨情報終了」の情報が出た後で
再度強まった雨によって
レベル3相当の警報が出て、
さらにレベル4相当の
土砂災害警戒情報にまで至った
状況でした。

梅雨前線による大雨は、
これまでも何度も書いていますが、
残念ながら
こういうことが起こりえます。

この状態で命を守るための
警戒レベルの運用、伝達も
なかなか難しいです。

金曜日のOAで
雨の降り方がひどいときに
キキクルを見てください、
という言葉で締めましたが、
最後に身を守れるのは自分自身ですので、
私たちも、精一杯情報をお伝えしますので
そういった
呼びかけをさせていただいたときには
「雨の降り方」に対して
アンテナを張っておいてください。

(必ずしも、そういった呼びかけが
 出来るとも限らない点も、
 少し先に謝っておきますm( _ _ )m)


12日から13日にかけての雨は、
11日のOAで解説したように
梅雨前線が九州南部付近に停滞して、
前線上の動きが遅い部分が
ゆっくりと通過したことによります。

活発な部分の北側で
南東からの暖かく湿った空気が吹き付けて
県内の山によって上昇気流が強まり
雨雲も発達しやすくなったのでしょう。

自分のメモのために書いておきますが、
11日午後の資料は、
12日の雨の降り方はMSMが、
13日になってからの雨の降り方は、
GSMがよく予想で来ていたと感じています。


きょうは、
梅雨前線が南に離れていて、
雲が薄くなりました。

朝から北部の一部に
弱い雨雲もかかったりしましたが、
日中は各地で日が差しています。

最高気温は、
内陸ほど上がっていて、
加久藤で真夏日になりました。


あすも、
前線は南に離れたままの見込みで、
前線北側の湿った空気が
県内には東から入りやすい予想です。

上空の気圧の谷の影響もあって
きょうよりも厚みのある雲が
たっぷりかかりやすいでしょう。

ただし、日中は、
朝晩に比べるとにわか雨の可能性が低く、
高い所の雲をお通して
薄日が差すくらいはあるのではないか、
とみています。

厚手の洗濯物は乾かしにくいですが、
外の様子を確認しながら
外の風には当てられそうです。

あすの夜には、
前線が次第に北上してきて、
雨が降り出す可能性がありますので、
夕方以降にかけては
傘も準備してお出かけください。


あさっては、梅雨前線が北上してきて、
雨が降るでしょう。

前線の位置に関しては
資料によってばらついていますが、
九州付近にしっかり北上すると
雨が強まるケースもあり得ます。
(午後の資料でも、
 九州南岸に発達した雨雲を
 予想しているものあって気がかりです。)

土壌雨量が高まった状態での
雨になりそうですので、
また、あすお伝えする情報も
ご確認下さい。

木曜日に晴れたあと、
金曜日には、またしっかり雨が降りやすく、
土日にはまた前線が軟化傾向の予想です。

このあたりは、あさってよりもさらに
まだはっきりしません。

210614_1
土曜日からきょう午前の
気圧配置の変化

前線上の折れ曲がった
活発な部分が
日曜日の午前にかけて
九州南岸を通過。

前線上の折れ曲がった部分には
低気圧が発生して、
前線から切り離され、
やがれ不明瞭になった
という流れです。

この低気圧の外を回る
反時計回りの風で
県内に東風が入って、
きのうも雨が降ったり止んだりし、
発達した雨雲も出来ました

(気象庁HP天気図を
編集加筆)
210614_2
今日昼頃の宮崎上空

梅雨空戻る入梅

ノダっち

21年6月11日(金) 18:00

天気の話なノダ

しっかり梅雨空が戻ってきました。

 
きのうよりさらに
湿った空気が増えたのを感じる、
雲の多い空です。
 
きょうは、暦で入梅ですので、
暦に合わせたように、
戻ってきたように
思えなくもないでしょうか。
 
九州南部の梅雨入りは、
平年でもこの時期には終わっているのですが、
暦の入梅は、大切な雨の季節を知らせる
農事上の目安として、
暦に記されるようになったと
考えられているようです。
 
 
きのうから時おり
所々に雨雲がかかっていて、
きょうも、昼過ぎにかけては
所々にかかった弱い雨程度でした。
 
ただ、レーダーでは、
九州の西に雨雲の塊が見えていて、
やや発達した雨雲も見えています。
 
地上の気圧配置で見ると、
高気圧と高気圧に挟まれて
気圧が低くなっている、
いわゆる気圧の谷に対応した雲で、
東海上の高気圧をまわる
南東からの暖かく湿った空気と
東南アジアの
モンスーンから続くと思われる  
南西からの暖かく湿った空気が集まって
発達した雲も出来ているようです。
 
この空気の流れや雲などを見ていると
この南西風の北側には
天気図に書かれていないながらも、
梅雨前線があるように感じます。
(画像欄参照)
 
この気圧の谷が
次第に東に進んできて、
今夜からあすにかけて
九州付近をゆっくり通過しそうです。
 
あす朝にかけては、
九州南岸に前線が伸びてくる予想で、
(この前線の位置については、
 暖かく湿った空気の予想位置などから
 異論もあるのですが・・・)
気圧の谷にも対応して、
前線上の活動が活発な部分が
九州南部付近に来る予想になっています。
 
しかも、この部分が、
日曜日の午前くらいまで
九州付近で動かない予想です。
 
このため、
今夜から日曜日の午前にかけて
所によって
総雨量が多くなる可能性が出てきました。
 
きのうの見立てよりも
予想は悪化しています。
 
あすの後半から日曜日の午前は、
南東からの温かく湿った空気が
県内の山にぶつかる影響で
発達した雨雲が県内で
出来る恐れも予想されてきました。
 
その場合には、一層、
大雨の可能性が高くなり、
警報が発表されるかもしれません。
 
気象台からは、13日の
警報級の可能性が
 
 
あすから明後日にかけては
総雨量が増えることによって
土砂災害などの危険度が
とくに高まる可能性があります。
 
また、発達した雨雲が
同じ場所にとどまった場合には、
河川の状況や道路の冠水などにも
警戒が必要になるかもしれません。
 
気象庁HPの関連情報をこちらにまとめましたので、
最新の危険度や
注意報警報、気象台からの情報などを
ご確認ください。
 
早めに気圧の谷が抜ければ、
日曜日の日中には
雨が止んで回復に向かう所も
出てきそうですが、
長引く可能性もあります。
 
そこも含めて、ご確認ください。
 
 
来週前半は、
前線の影響によるものよりも、
湿った空気の影響のほうが
強めに見えていたきのうの資料と違い、
きょうは、前線そのものの影響を
予想しているものもあります。
 
一方で、前線は、南に
やや離れている資料もあって、
そのままの影響は受けない予想もあるため、
来週にかけては
まだ不確定要素が大きいです。
 
今後の予報でご確認ください。
210611_1
きょう正午の衛星画像
(気象庁HPより)

日本海から東シナ海を通って
中国大陸に雲の帯が伸びていて、
その南では、
所々で雲が発達しています。

梅雨前線的な
雲の帯に見えます。
210611_2
お昼ごろの
MRTから西の空

モクモクした
曇り空でした

まだ一ヶ月は梅雨がつづくか!?

ノダっち

21年6月10日(木) 17:23

天気の話なノダ

朝から景色がモヤっていました。

 
やはり、きのうよりも
湿った空気の流入が
多くなったことを示していたでしょう。
 
衛星可視画像を見ると、
とくに午前は、
宮崎県内だけが雲が多い
空になっていました。
 
東からの湿った空気が流れ込んだ時の
独特の天気分布でしょう。
 
海の上の湿った空気が
陸地に流れ込みながら
雲になって、
一部は厚みを増して
弱い雨雲にもなっています。
 
きのうより日差しが弱まった分、
山沿いの暑さは少し落ち着きました。
 
 
あすは、今日よりさらに
高気圧が東に離れる分、
湿った空気がさらに増えそうです。
 
その分、きょうよりも
さらに雲の隙間が少なくなって、
にわか雨の頻度も上がるでしょう。
 
まだ、前線的なものが
ハッキリと九州に
伸びそうには見えませんが、
夜には、暖かく湿った空気も
少し上空に入る予想があるため、
夕方以降は、シッカリと
雨が降ってくる可能性もあります。
 
傘を準備してのお出かけがおススメです。
 
 
あさってから日曜日は、
高気圧がさらに離れて
気圧の谷に入ってくるでしょう。
 
気圧の谷の中で、
前線が発生しそうにも見えますが、
典型的な梅雨前線が伸びる形とも
なんだか違います。
 
とくに発達した雨雲が出来る予想が
出ていないのですが、
暖かく湿った空気の流れ込みもあって
局地的には、発達した雨雲が
出来る可能性もあります。
 
雨は降ったり止んだりでしょう。
 
雨の合間で、
散歩などに出かけられるような時間は
あるのではないかと思います。
 
 
来週も、県内には
東からの湿った空気が入りやすい
気圧配置になりそうです。
 
少なくとも中ごろまでは
梅雨前線が
直接影響しそうな資料には
見えません。
 
梅雨の序盤っぽい形です。
 
きょう発表された一ヶ月予報では、
資料を見ると、7月に入ってからの
梅雨前線南の太平洋高気圧の
強まり傾向が見えているものの、
この一か月の間に
梅雨がシッカリ明けていきそうな、
それほどの強まりにはまだ見えません。
 
予報によると、
7月11日までの一ヶ月は、
平年並みに曇りや雨の日が多い予想で、
平年より早めの梅雨明けの気配はない、
一ヶ月予報になっています。
 
降水や日照の予想割合は、
ハッキリした傾向はありません。
春からの長期予報の傾向で
6月の降水量が多くなる可能性が
出ていたのに反して、
降水量の予想は
少:並:多=4:3:3です。
 
あとは、来月に入るくらいから
実際に太平洋高気圧が
どういう発達になるかでしょう。
 
一ヶ月予報は、
まだあまり参考になりません。
 
引き続き梅雨明けが発表されるまでは
防災の意識を高めておきましょう。
 
なお、きょう気象庁が発表した
エルニーニョ監視速報によりますと、
5月の海は、
ラニーニャの特徴がみられなくなって
去年の夏から続いていたラニーニャ現象が
終息したとみられ、
今後秋にかけては、
平常の状態の可能性が高い、
とのことです。
210610_1
午後1時の衛星画像
(気象庁HPより)

周辺に
少し流れ出していますが、
宮崎県内がとくに
雲が多くなっています。
210610_2
昨日の夕焼け

九州内で初猛暑日

ノダっち

21年6月9日(水) 18:00

天気の話なノダ

宮崎市内にいると、

特に南側の空を見ていると、
スッキリしない梅雨空にも
思える今日の空ですが、
県内は、
北部や山沿いを中心に
日中にかけて広く晴れています。
 
県南部は、上空の気圧の谷により
高い所の雲がしつこく残りました。
 
ただ、南部でも日は差していて、
大きく天気を崩す雲は
昼過ぎにかけてかかっていません。
 
きのうから
レーダー上に雨雲の反応が
時々出ているのですが、
気温差によるレーダー波の
屈折でできたものだったり、
空の高い所に反応したものだったりして、
県南部の沿岸付近はほとんど地面に
落ちてきていないでしょう。
 
一方、きのうも
山沿いにはモクモクした雲が出来ましたが、
きょうも気温上昇によって
きのう可能性が捨てきれないと
お伝えしたように、
熊本県側で発達した雲が出来ました。
 
この雲が県内の北部山沿い一部にも
流れ込んできています。
また、ココで発生した
空の高い所の雲が
県南部に流れてきたことも
南部で晴れにくくなった要因の一つです。
 
それくらい、熊本県側を中心に
強い日差しによって
気温も上がったということになります。
 
九州内では、きょう、
福岡県の久留米で
35.4度まで上がったほか、
大分県の日田や佐賀も35度になって
今年全国初めての猛暑日も出ました。

県内でも、良く晴れた山沿いを中心に
32度前後まで上がっています。
 
 
あすは、
きょうよりも高気圧が東に離れて、
東から流れ込む湿った空気が
増えてきそうです。
 
このため、
低い雲が増える可能性があります。
 
低い雲によって
にわか雨の可能性もアリです。
 
洗濯は、空を見ながらの対応が
必要になるでしょう。
 
日差しが弱まる分、
暑さは弱まりそうですが、
ムシムシ感はありそうです。
 
 
金曜日は、あすよりさらに
湿った空気が増えるため、
さらににわか雨が起きやすくなり、
気圧の谷が近づく夜を中心に
雨が降りやすくなる可能性があります。
 
土日は、雨が降りやすいような
予想になってきていますが、
資料によっては、
前線ががっつりかかってくるのではなく
けっこう止み間もありそうにも見えて、
それほど雨量としては
多くないのかもしれません。
 
気象台による早期警戒情報も、
出ていませんが、
 
とはいえ、、、、
 
ということもありますので、
 
来週の新しい予報とともに
明日以降の見解もご確認ください。
210609_1
お昼ごろの
宮崎市内から
南の空

雲が多い空でした。
210609_2
同じ時間の
宮崎市内から北の空

青空が見えていました。

きょうもハロまつり

ノダっち

21年6月8日(火) 18:04

天気の話なノダ

けさも、
薄い雲がかかっていましたので、
各地でハロが見えていたようです。
 
ただ、昼間には、
いったん雲が少なくなりました。
 
きのうもお伝えしたように、
この時期のハロは、
梅雨前線の南北動で出る場合も多く、
下り坂のサインが
当てはまりにくいです。
 
一方、
日中の強い日差しで気温が上がって
午前11時過ぎには、
山沿いの一部で30度を
超えてきていました。
 
山沿いの各地は
30度以上の真夏日になっていて、
最高気温は、えびの市加久藤で、
33度まで上がっていて、
今年の県内で初めての
33度台が出ています。
 
この気温上昇と
上空にある寒気の影響で、
大気の状態が不安定になりました。
きっかけがあれば、
雨雲が局地的に発達する状態です。
 
衛星可視画像では
午後になって熊本県境付近を中心に
雲が出来てきたのが見えていて、
レーダーでは、山沿いのごく一部に
弱い反応もありました。
 
 
あすも、引き続き高気圧の圏内です。
 
広く日差しが降り注いで、
昼間は、きょうのような暑さでしょう。
 
内陸ほど空気が乾いて
真夏に比べるとカラッとした暑さですが、
こまめな水分補給を心がけて
熱中症予防を行いつつ、
真夏の暑さに備えて、
徐々に体を暑さに
慣らしていければとも思います。
 
上空の気圧の谷は抜けるため、
きょうのように山沿いで
夕立的な雲がわきにくくなるものの、
空の高い所の寒気が残る一方、
地面付近はあすも
山沿いを中心に気温が上がることで、
きっかけがあれば、
雨雲が沸き上がる可能性は
否定できません。
 
山沿いの熊本県に近いエリアは
念のため、午後の
急な天気の変化にお気を付けください。
 
 
あさっても、高気圧の圏内で
晴れ間がありそうですが、
きょうあすよりも、
湿った空気は増えてきそうです。
 
一部に、雨を予想する資料もあるため
念のため、にわか雨に気を付けながらの
洗濯対応になってくるかもしれません。
 
金曜日以降に関しては、
相変わらず、
資料による予測のブレが大きいです。
 
金曜日は、まだ
前線本体の影響は無さそうな
資料傾向は一致していますので、
湿った空気の量がどの程度になるか、
で雨が降るかどうか変わるでしょう。
 
一方、土曜日以降は、
前線の位置や状態によって
雨の降り方が変わってきそうです。
 
こちらは、
今後の予想での確認をお願いします。
210608
きょう午後3時ごろの
宮崎市上空のハロ

3873件

1 ...157 158 159 160 161 162 163 164 165 166 167 168 169 ...775

投稿月