今年もよろしくお願いします、そして、また寒波

ノダっち

21年1月5日(火) 17:17

厳寒での年越しでしたね。

一連の寒気と雲の様子を
画像欄に載せておきます。

鹿児島上空では、1500m付近の気温が
31日午前9時に‐9.2度までさがっていて、
12月に‐9度台まで下がったのが
15年ぶりでした。

それくらいの、なかなかの
寒気の強さだったということになります。
(通年だともう少し強いものはあって
 数年に一度という強さという表現が
 良かったと思います。)

この寒気の影響で
宮崎市の気象台では
30日に初雪を観測しました。
宮崎の気象台での12月の初雪は
2014年以来の6年ぶりです。

ちなみに、去年から気象台職員による
目視観測が廃止されていて、
降水や気温、湿度の自動観測による
自動判定による初雪発表でした。
気象台によると
14時24分ごろに弱い雨雲が流れ込んで
パラついたものが「みぞれ」と
判定されて初雪となったとのことです。

また、この寒気により、
大みそかには
鞍岡で真冬日になっています。

鞍岡での真冬日は、
それほど珍しくはないですが、
12月としては2年ぶりです。

それでも、冬型の県内は晴れやすく、
元旦は
初日の出もしっかり見えました。

風向きもあって、
九州に流れ込んだ雪雲の量は
それほど多くならなかったものの、
九州北部では
通行止めも発生していたり、
熊本宮崎県境付近では、
雪もしっかり降ったようです。

元旦は予想通りに
強く冷えましたので、
見に出かけた方は、
かなりの寒さも感じられたでしょう。

また、
冬日になかなかならなかった
宮崎空港が大みそか、
そして、元日には日南市油津も
冬日になっています。

ちなみに、油津は、
2020年中は一度も冬日がなく、
2019年1月以来2年ぶりの
冬日になりました。

一方、寒気による雲もあったため、
内陸部での冷え込みは
それほど強まっていません。
それほどと言っても、
寒くはなったのですが、
今季一番は出ませんでした。

ただ、今週後半で
また冷え込みそうです。


年が明けると
ジワジワト寒気が弱まってきて、
ノダの仕事始めのきのうを迎えました。

寒気が少し弱まったため
朝にかけては雲が増えて、
朝の寒さが弱まっていて、
午後も薄雲が増えています。

ただ、抜けきるほどは
寒気は北上していません。

約1500m上空で0度の線が
まだ県内上空にあって、
きょうの午前は、
寒気が残った中で、
九州の南の気圧の谷の中で
徐々に低気圧が出来ながら進んで
南岸低気圧的に、
南の地域を中心に
雨雲がかかりました。

北部の標高が高い地域は、
雪になったところもあったかもしれません。

日中には気圧の谷が東に抜けて、
午後はだんだんと
天気が回復に向かいそうです。

朝にかけては、雲が多いため、
寒さは弱めですが、
日差しもなくて、
昼にかけては
寒さを感じやすくなりました。


あさってからは、
徐々に寒気の再南下が始まります。

木、金と、再び
さらに寒気が強まりそうです。

先日年末寒波よりも
さらに強い寒気になる資料もあります。

県内上空1500m付近の寒気は、
7日の夜で、-9度以下に
すっぽり覆われる予想で、
-12度線も県内上空にまで
入ってくる資料が優勢です。

雪雲が
九州南部にたくさん入るには
中層の寒気や風向き的には
今回も可能性は低めですが、
今後の情報にご注意ください。

いずれにしても、
7日から9日ごろは、
30~元日と同じくらいか
さらに寒くなる可能性があります。

体調管理には十分に注意しましょう。

きょう、
二十四節気で小寒に入りましたが、
小寒の大寒波なる恐れもあり、
雪が多い地域での災害も気がかりです。

210105_1
29日~4日の
上空1500m付近の寒気と
衛星画像の変化
210105_2
29日の天気図
(気象庁HPより)

見えにくいかもしれませんが、
大陸にある高気圧(H)の
中心気圧が
1084hPaまで
発達していました。

寒気を蓄えて
なかなかに発達した
高気圧でした

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