今夜2年2か月ぶりの最接近

ノダっち

20年10月6日(火) 17:06

少しリニューアルした
MRTニュースNextでは
メインの天気コーナーが早まったため
なかなかに夕方はバタバタです^o^;

そんな中、
2回目の野田の出演の
番組エンディングにある
「あすの天気 こーなるノダ」
も、ぜひお願いします!
このコーナーでは、
ぜひノダの似顔絵も探してみてください^o^


さて、
そんなバタバタだった昨日の帰り道、
東の空では、ひときわ目立つ
明るいオレンジの星がありました。

火星です。

そして、きょうが
火星との最接近の日になります。
きょう6日の23時台に最接近です。

ココには、何度か書いてきましたが、
夏くらいから明るさを増した火星が
目を引いてきていて、
先日の十五夜や満月の時にも、
月の明るさにも負けずに
月の近くで輝く赤い星を
ご覧になれたことでしょう。

火星は、ご存知とおり、
地球の一つ外側の軌道を回る惑星ですが、
太陽の周りをまわる公転周期が
地球が約365日、
火星が約687日という関係上、
(詳しい計算は省きますが)
約2年2か月に一度、
太陽、地球、火星が直線的に並んで、
最接近となります。

しかも、火星の軌道が
やや楕円になっていることで、
太陽に近いタイミングで
地球と接近するときほど
大きく接近して大きき見えやすく、
逆に火星が太陽から遠い所で
地球に近づくときは
大接近に比べると
あまり大きく見えません。
(なお、
肉眼では明るさとして認識出来て
大きさの差はわからないでしょう)

おおむね
日本の夏から秋の中ごろの接近は
大きな接近になりやすく、
逆に冬から春の接近は
小さな接近になります。

ということで、
今回は、大きめの接近で、
火星も明るく見えているのです。

次回に今回くらいの大きな接近は、
2033年になりますので、
機会があれば、今回、
望遠鏡などで見てみてください。
(たちばな天文台など
公開天文台もぜひご活用を)

ただし、きょうが最接近ですが、
これから来月の初めくらいまでは、
あまり距離は変わらず、
十分に明るい状態が続きます。

さらに
年明け1月くらいまでは、
明るくて見つけやすいでしょう。

きょうにこだわらず、
しばらく楽しめますので、
ぜひ、秋の夜長の楽しみの一つに
加えてみてください。


昨夜も、
東の空に明るい火星が見えていたので、
撮影をしていると、薄雲が出て、
月を隠したりしていました。

ただ、けさにはスッキリと晴れて、
朝から
気持ちよい青空が広がっています。

おそらく今夜は、東の空で
ひときわ目を引き明るい火星を
多くの方がご覧になれるでしょう。

朝にかけては、
放射冷却で冷えて
今季一番の肌寒さを更新した所も多く、
北部山沿いの所々で一桁に下がって、
一部で
11月上旬並みの寒さになりました。

一方で、日中は、
25度前後の最高気温で、
半そででも良いくらいだったと思います。

今夜も、火星を外に出てみるときは、
上着を一枚、ご準備ください。
ヒンヤリしてきそうです。
(室内でも、東に開けた窓からは
見ることが出来ます。)


あすも、午前を中心に広く晴れて、
朝にかけてはヒンヤリするでしょう。

あすの午後は、
だんだんと南部を中心に雲が増えて
夕方から夜に
所々でにわか雨の可能性もあります。

お帰りが夕方以降の方は、
念のための雨具の準備がおススメです。

一方、海は、
台風の影響で朝から波が高くなって、
夕方以降は、南部を中心に
時化てきそうな予想になってきました。

晴れていても、海のレジャーは
十分な注意が必要で、
特に夕方以降は、
波打ち際に近づくのが
危険な可能性があります。


その後、あさってになると
雨が降りやすくなってくる
予報が出てきていますが、
資料によっては、
あまり雨が降らないものもあります。

あすお伝えする予報で
またご確認ください。

一方、今日の台風の予報は、
昨日までよりも大回り傾向になり、
しかも、九州付近での
動きが遅くなりそうなため、
雨量が増えることが
心配になってきました。

金曜日頃からは
台風北側の雲が東から県内に入って
県内の山で発達しやすくなるため、
とくに、金曜日以降は、
大雨に警戒が必要になる恐れがあり、
気象台の警報級の予想も
金曜日が「高」となっています。
土日も「中」がついていますが、
動き次第でしょう。

予報円の中心線付近を進んで
中心が近くを通る時には、
一時的な風の影響も心配な
今日時点の予報の中心線です。

一方、気象庁の予報円はまだ巨大で、
あすにかけての予想が
まだ変わる可能性もあります。

タイミングやコースについて、
まだハッキリとわからない
というのが正直な所です。

あす朝からお伝えする新しい予報も
ぜひご確認ください。

なお、金曜日は、
台風の北側で雨が降り
南岸低気圧型ですので、
昼の気温が上がりにくくて
ヒンヤリする可能性もあります。

201006_1
昨日の夜9時ごろの火星
(上のオレンジの点)
201006_2
けさの青空

青い空に
白い月も
くっきりと
見えていました。
201006_3
今朝の最低気温
201006_4
昼の衛星画像
(気象庁HPより)

カルマン渦が
済州島の南に
しっかり出ていました。

カルマン渦については
過去の日記で
何度か書いていて、
こちらなどで
解説していますので、
ご覧ください。

ノダが確認した中では
今シーズン初です。

本格的に
冷たい空気が南下したことを
感じさせます。

一方、右下には
台風14号の渦巻きがあります。

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