暑い一週間でした

ノダっち

20年8月21日(金) 16:51

注目していた
フィリピン付近の気になる雲は、
きょう午前9時の気象庁解析で
熱帯低気圧になってきました。

すでに、渦の中心は
フィリピンの北にまで北上して
解析されてきています。

ただ、衛星画像で見ても
まだハッキリよくわかりません・・・

昨日も書いたように、
日本の南から東シナ海は
広く30度以上の海面水温がある
熱帯の海の状況です。
また、この先、熱帯低気圧が
発達しやすい上空の風の状況も
予想されています。

このため、今後は発達して、
「台風になってくる」
思っておいた方が良いでしょう。

一方、今後の進路の予想に関しては、
まだハッキリわかりません。

太平洋高気圧の強さに関して
予想に日替わりがあるためです。

台風になって上昇気流が強まれば
その外側で下降する空気により
再び太平洋高気圧が
強まる可能性があります。
その場合は、西側に太平洋高気圧が
押し出す形で進むでしょう。

逆に、熱低の発達が弱いなどして
高気圧が弱まれば、
東側の進路になりえます。

また、現状は、まだ
太平洋高気圧の存在が
九州付近にあるため、
簡単に(5号のように足早には)
北上できません。

その間にも状況が変わるでしょう。

週末の間に台風の可能性が高まれば
気象庁から進路予想も出てきますので、
ぜひご確認ください。

・気象庁台風情報のページ

なお、昨日も書いたように
他にも卵らしき雲もあります。

来週以降、別のぐるぐるも
出来てくる可能性がある
資料もありますので、
現在ある熱低だけでは
終わらない可能性も
頭の片隅に入れて、
情報をご確認ください。


ということで、
進路をよくわからなくしている
太平洋高気圧が弱まりながらも、
まだ九州付近にまであって、
朝から県内で晴れたため、
きょうも内陸の一部で
体温並みになっています。

都城では、
観測史上初めて1週間連続の
36度以上、体温並みになりました。

また、加久藤は、きょうも
県内一の36.8度まで上がっています。

この気温の上昇と
四国沖の熱低の性質も持っている
変わった低気圧の影響で
湿った空気も流れ込んでいて、
高気圧が弱まったこともあり、
温まって軽くなって
局地的に上昇した空気が
雨雲も発生させました。

ただ、この低気圧の影響もあって
県内で広く東風が吹いている影響で
西風が流れ込んでいる
熊本県内で風がぶつかって
雨雲が発達しています。

県内での雨雲の発生は、
午後5時現在、限定的です。


あすは、東海上の低気圧が
さらに近づく影響で、
低気圧本体の雲もかかって、
きょうよりも雨雲が増えます。

あすも、雨雲と雨雲の間で
晴れ間が出る可能性があるものの、
きょうよりも日差しは少ないでしょう。

晴れ間が見えていても、
そのあとの雨に備えて
出かけておいた方が良いです。

また、急な強い雨や
落雷、突風の発生などにご注意ください。

日差しが少なくなる分、
今日よりも暑さが弱めになるものの、
日差しが出たタイミングは
かなり蒸し暑くなりそうです。

ひきつづき、
熱中症にご注意ください。

日曜日になると、低気圧が
また少し東に離れるため、
しっかりと晴れ間が出るタイミングが
ありそうです。

ただ、やはり湿った空気があって
日差しが出て気温が上がることで
午後になると、
発達した雨雲が出来やすくなるでしょう。

日曜日も、晴れ間が広がっても、
午後にかけての
発達した雨雲の発生にご注意ください。


月曜日は、南の熱低、
東の低気圧ともに影響が小さく、
晴れ間が出やすいでしょう。

火曜日以降は、南から北上する
熱帯低気圧(発達すれば台風)の
動き次第になります。

ということで、現時点では
雨の降り方や
晴れ間の出方なども、
まだハッキリ分かりません。

影響が大きくなりそうで、
早めの対処が必要なようでしたら
また週末のうちにも
SNSでお知らせをしますが、
いずれにしても、月曜日の放送では
最新の情報をお伝えします。

ぜひ、最新の見解をご確認ください。

200821_1
けさの宮崎の青空
200821_2
きのうのMRTからの夕焼け
200821_3
午後3時の衛星画像

南西諸島の南の雲が
熱低の雲ですが、
そのほかのにも、
気になる雲が点在しています。

 

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