東シナ海で非常に強くなる

ノダっち

20年8月26日(水) 17:18

昨日の予報通りに
950hPaまで下がってきました。
台風8号は、きょう午前9時から
非常に強い勢力になっています。

引き続き、県内には
直接の影響がないものの、
引き連れてきた湿った空気と
置き去りにした雲が
流れ込んできていて、
久しぶりに
ややまとまった雨になってきました。

内陸部を中心に
台風5号の時に雨が降ったり、
先週末も一部で
雨雲がかかったりしていたのですが、
とくに宮崎市は、今月にはいってから
おとといまでの雨量が
たったの3ミリしかなかったのです。

きのうの宮崎市は、
結局18.5ミリの雨が降り、
10ミリ以上の雨は、梅雨明け前の
先月27日以来、
およそ1か月ぶりでした。


きょうも
朝から各地で晴れ間があったものの、
南から時おり雨雲が北上して、
県内に流れ込んでいます。

1時間に20ミリを超える
強い雨を観測した所もありました。

朝から日差しが各地であったため
蒸し暑さが続いていて、
30度を少し超えた所も
多くなっていますが、
雨が降った後は
少し気温も下がっていて、
台風の影響の風もそこそこあるため
少し暑さがマシですね。

一方、南に取り残された雲は、
太平洋高気圧の影響もあって
引き伸ばされたようになりながら
北上しています。

ただ、まだたくさん雲が残っていて、
あすにかけても流れ込みそうです。


しかも、あす午前は
(明け方から朝くらいを中心に)
南から北に雲を流す風が予想され、
しかもその向きの雲の列が
出来やすいように見えます。

発達した積乱雲が
連続して流れ込むような事態が
おきないかどうか、
念のため注意しておきたい資料です。

激しい雨音や連続する雷で
目が覚めたりしたときには、
レーダーや危険度分布で
土砂海外や川の危険度を
ご確認ください。

ただ、コンピューターは、
それほど危険度が急に上がるような
雨雲は予想していません。
状況的に、念のため、の注意です。

そこまでの急激に危険度が上がる
降り方にならなくても、
少々の組織だった発達した雨雲の
可能性はあって、
激しい雷雨の恐れがあります。

落雷や突風の発生、
それに道路の冠水にも
注意しましょう。

なお、あすの午後からは、
県内上空での
太平洋高気圧の強まりが
予想されてきています。

このため、雨雲が発生しても
発達が抑制されやすくなったり、
隙間も増えてきそうです。

午後に隙間で晴れ間が出てくると
また蒸し暑さが
強まる所もあるでしょう。

一方、南からの
暖かく湿った空気の流れ込みですので、
今夜もムシムシします。
寝ている間の熱中症にも
お気を付けください。

寝ている間に
通常でもコップ一杯くらいの
水分が体から失われるそうです。
このため、
寝ている間の熱中症対策として
コップ一杯分、
多めに水を飲むことが
ススメられます。


あさっても、
南からの暖かく湿った空気の
流れ込み続きますので、
基本的には不安定で、
所々でにわか雨がありますが、
晴れ間も出てくるでしょう。

土曜日から日曜日にかけては
その晴れ間がさらに増えそうです。


来週の前半に関しては、
現在、フィリピンの東海上で
まとまりつつある雲の動き次第で
変わってくることになります。

けさの気象庁の予想天気図では
今夜の段階で、
熱低になる予想になっていました。

早めに発達してくるほど
太平洋高気圧も強めて
九州に近づきにくくなりますが、
遅くなると高気圧が弱くて
8号よりも
東寄りになる可能性があります。

いずれにしても、
フィリピンの東から東シナ海まで
広く、台風が発達してしまうのに
適した海面水温です。

8号によってかきまぜられて
沖縄近海の海面水温が
ほんの少し下がりましたが、
状況はあまり変わっていません。

あす以降、
また注目していきましょう。

200826_1
けさの宮崎市の
青空と
不安定感満載な空
200826_2
きょう正午の衛星画像

台風は
中心にハッキリとした
目が出来ました。
きのうより発達しています。
ただ、もう雲の渦に
隙間が出来て生きていますので、
発達のピークも
越えたのでしょう。

一方、雲の渦から連なるように
九州付近には雲がかかっています。
南に取り残された雲は
南北に引き伸ばされました。
200826_3
きのう現在の
海面水温
(気象庁HPより)

台湾~沖縄付近で、
30度以上の領域が
少し狭くなりました。

台風が発達してかき乱した
東シナ海でどうなったか
あすの図にも注目します。

投稿月