その霞の原因は・・・?

ノダっち

20年8月5日(水) 16:56

昨日お伝えしたPM2.5の濃度は
昨日よりも下がっています。

北部は、まだやや高めでしたが、
きのうよりはマシな状況です。

若干、新しい空気が
入った可能性もありますが、
そもそもの、PM2.5のもとが
減っているのかもしれません。

きのうお伝えした
空気が動きにくくなったことに加えて
どうやら火山の影響が
あるかもしれないようです。

火山ガスに含まれる
二酸化硫黄が強い日差しによる
化学反応が起き、
PM2.5になった可能性が考えられています。

しかも、その主役は
小笠原諸島で
近年の活動が活発になっていて、
とくに最近も
かなり活発に噴火している西ノ島です。

噴火によって生じた何らかの雲が
太平洋高気圧のフチの流れに乗って
南西諸島付近から東シナ海を
北上するように衛星画像で
捉えられています。

火山灰そのものにも
PM2.5の細かさの微粒子が
含まれますので、
そのものが
流れている可能性も否定できないほか、
上記のように火山ガス由来の
PM2.5が生じて流入したことも
一因としてありそうです。

一方で、
昨日お伝えしたように、
県内で発生したPM2.5が
漂いやすくなったことも一因でしょう。

きょうも、西ノ島から続く
何らかの雲の帯は
九州の西にあるものの、
県内で午前に濃度が下がったあとで
午後に上がった所がありますので、
県内で発生したものも
大きな一因になってそうです。

とはいえ、県内は
昨日より下がっていて
注意喚起の基準にまでは
達っするほどになっていません。


一方で、気象台からは
昼前に北部平野部に対して
濃霧注意報が出されました。

やはり、PM2.5などの影響で
朝から延岡のお天気カメラで
霞みがかかった景色を
観てはいたのですが、
湿度が高かったため
気象台は水滴による「もや」と
判定していたようです。

しかも、気象台の観測によると
衛星画像で日向灘に
キリがあって沿岸に近づいているとして
濃霧注意報を出したとのことでした。

ただ、ハッキリとは
確認できていません。

県内は、きょうも広く
蒸し暑くなっています。
きょうは、加久藤と西米良が
35度台に上がりました。

なお、
大分県の日田と山梨県の勝沼で
36.7度まで上がっていて、
これまで今年の全国1位だった
先月21日の宮崎での36.6度を
抜かれています^o^;

ようやく、全国的な
猛暑の常連地点が
本気を出してきたようです。


あすも、引き続き高気圧に覆われて
広く晴れます。

ただ、きのうも
夕立が起きていたように
高気圧の効果が
徐々に弱まりつつあるようです。

あすも、午後は
山沿いの一部で夕立の可能性もあります。

一方で、暑さも続きそうです。

引き続き、しっかりと
熱中症予防を心がけましょう。


週末は、さらに
高気圧が弱まってくるため、
時おり雲が増える可能性があり、
山沿いでにわか雨があっても
おかしくないように見えます。

ただ、今のところ、
しっかり降りそうな予想でもないです。

来週の怪しい資料も
きのうよりは雨の予想が減っています。
もう少し様子を見ますが、
まだ雨が降りにくくて、
暑さが続きやすいことを
覚悟しておいた方が良いでしょう。

200805_1
気象庁HPにある
黄砂監視のために
衛星画像を
待機中の微粒子を
判別しやすくした
トゥルーカラー再現画像
より

黄色の丸印のところに
西之島があって
噴煙が映っています。

一方、ぼんやりと
白っぽい帯があって
風の向きにそって
矢印の方向に
動いていると推定されます。

主に県内には
入ってきていませんが、
一部が
入った可能性もあります。
200805_2
朝7時前の
宮崎市の西の空

きのうより
透明度の有る景色でした

 

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