せっかくなので夜空も楽しもう!

ノダっち

20年8月4日(火) 17:30

昨夜は、月がキレイでしたね。
日付が変わったきょうの午前1時前が
ちょうど満月でしたので、
日付が変わる前にご覧になった方は
ほぼ満月の丸い月を
ご覧になれたと思います。

今夜も、少し満月を過ぎた
ほぼ満月が20時前に昇ってきて、
キレイに見えそうです。

月の近くには、
きのうは土星がありましたが、
今夜は少し右に離れます。

また、今夜は、20時半過ぎに
北西から東の空に動く
国際宇宙ステーションの光も
見える可能性があります。
国際宇宙ステーションは、
あすの夜と7日も見やすい予想ですので、
「きぼうを見よう」で
検索してみてください。

さらに6日には、
先日書いたスターリンク衛星が
また打ち上げられますので、
こちらが7日以降に
見える可能性もあります。

月は、これから、
だんだんと細くなっていって、
来週の水曜日頃には
夜中に出てくるようになるのですが、
来週水曜日の12日は、
毎年恒例のペルセウス座流星群の夜です。

今年のペルセウス座流星群のピークは
12日の22時ごろと予想されています。
一方で、放射点が高くなるほど
流れ星が多く見えやすくなるため、
放射点が低い22時ごろよりも
深夜の方が多く出現しそうです。

ただし、24時ごろからは
下弦の月(半月)が昇ってくるため、
空が少し明るくなります。

このため、眠たさも考慮すると
22時ごろから24時ごろが
特におすすめの時間ではないか、
と考えているノダです。

(放射点とは、
 流星群の流れ出しの方向に
 流星の線を伸ばしていくと集中する点で、
 この点がペルセウス座にあるため
 ペルセウス座流星群と呼ばれます)

24時以降は、
月明かりがあるとはいえ、
満月の半分の月ですので、
月の反対側の空を中心に見れば
十分に見つけられるでしょう。

出来れば、
空の暗い所での観測がおススメで、
空の暗い所なら、
1時間に30個ほど
見える可能性がありますが、
ペルセウス座流星群は、
明るい流星も流れますので、
市街地でも1時間に数個の流星
見ることが出来ます。

また、前後の11日や13日の夜も、
12日ほどではないものの、
通常よりは、格段に
流れ星を見つけやすい夜でしょう。

子供たちにとっても
なかなか楽しみの少ない夏ですので、
ぜひ、夜空を一緒に見上げてみて
思い出を作ってみられてはと願います。


さて、こんな感じで
来週の夜空の話もしちゃうくらい、
この先も、まだしばらく晴れそうです。

3連休のころに
湿った空気の流れ込みが増えて、
夕立が起きやすくなるなど
やや不安定になる可能性があるものの、
高気圧もしっかりとありますので、
晴れる平野部を中心に
暑さも続くでしょう。

あすも、引き続き、
しっかりと高気圧に覆われて、
日中は、内陸を中心に
厳しい暑さになりそうです。

十分な熱中症予防と
夏バテ予防が必要な日が続きます。

それでも、立秋が近づいていて、
日の出も徐々に遅れてきていますので、
朝早い時間には、やや涼しさも
感じられるようになる季節です。

良く晴れた夜には、内陸を中心に
寝冷えなどにも気を付けましょう。

なお、きょうも良く晴れて
西米良で猛暑日になるなど、
暑くなっていますが、
少し景色が白っぽく霞んでいましたね。

PM2.5の濃度が
やや高めになっていますので、
その影響ではないかと思われます。

ただし、このPM2.5は、
気圧配置の状況的に
大陸から飛来したものではないでしょう。

つまり、日本国内で発生した物、
もっというと、
きょうの県内に出ているものは、
県内かその周辺部で出来たもの
だと思われます。

高気圧に覆われた日が続いて
空気が外に
動いていきにくくなっているため
日に日に溜まっていって
しまっているのかもしれません。

あすも、高気圧にしっかり覆われて
状況が変わりませんので、
可能性があります。

アレルギーや呼吸器系の
疾患がある方などは、
お気を付けください。

200804_1
昨夜22時ごろに
500ミリに2倍テレコンの
望遠レンズを使って
宮崎市内の自宅から撮影した
ほぼ満月。

コントラストを上げる
補正をしています。
200804_2
チョットボンヤリした
午後3時ごろの
宮崎市内の南西の景色
200804_3
同じ時間帯、
上空はキレイな青空で
うろこ雲もきれいでした

 

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