史上最暖冬

ノダっち

24年2月29日(木) 16:48

月曜日も書いていた、
この冬の気温の記録ですが、
どうやら、
統計史上最高になりそうです。
 
きのうまでの速報値で
冬の3か月の平均気温を計算すると
10.5度となって、
過去最高の2019.12~2020.2シーズンの
10.5に並んでいます。
 
タイ記録か、
あるいは今日の気温次第では
記録更新の可能性もなくはありません。
 
逆にタイ記録より低くなる可能性は
かなり低いです。
 
また、3か月の日最高気温の平均も、
15.9度あって、
これも、
1948.12~1949.2シーズンに並んで
最高タイになる可能性が
高くなっています。
 
旬別の平均気温のグラフを
載せておきますが、
明らかに、暖冬でしたね。
 
12月上旬や1月上旬と下旬など
平年に近い時期もありますが、
平年を下回ったのは12月下旬だけで
圧倒的に平年を上回っています。
 
とくに2月は
笑いが出るくらいに圧巻です。
 
ということで、2月の平均気温も
観測史上最高になります。
 
これは、ほぼ確定です。
 
しかも、初めて
12度台になる可能性が高くなっています。
 
2月中旬の平均気温は3月下旬並みで
2月下旬も3月中旬並みに
近いくらいになりそうです。
 
この2月の高温が
桜の開花にどう影響するか
興味深い春になっていきます。
 
もしかしたら、温暖化が進んだときの
春の先方を
見ることになるかもしれません。
 
ヤマザクラが
早めに咲いてきていますので
おそらく、ソメイヨシノも
休眠が浅かった蕾が
早めに咲いてくるでしょう。
 
そして、バラバラと咲いて
キレイな満開が無いのではないか、
と思っています。
 
注目です。
 
 
きょうも、
朝にかけて雨が降り出しこともあって
朝にかけて気温が下がりにくくなり、
最高気温は高めでした。
 
4年前に続いて、
2回連続の雨のうるう日になっています。
 
ただ、低気圧が近づく前の昼頃は
外に出ると空気はヒンヤリ感じました。
 
午後1時の気温は、
南東風が吹き込んだ宮崎空港以南で
15度を超えていましたが、
北部では10度前後の所もあって
いっそうヒンヤリ感じられたでしょう。
 
昼を過ぎると
北部の平野部に
やや発達した雨雲も映りましたが、
停滞していなかったので
雨量としては多くなっていません。
 
 
今夜には、低気圧が東に抜けて
次第に雨が止んできそうです。
 
あすは、冬型の気圧配置になってきて、
平野部から晴れてきますが、
寒気が南下するため
風が冷たくなるでしょう。
 
しかも、強めに吹く所もありそうです。
 
沿岸は明け方にかけて
高波にご注意ください。
 
朝にかけてが雲が多くて
あまり冷えない所に、
昼間の日差しと西風で気温が上がるため
花粉が飛びやすくなるでしょう。
 
十分な対策をして出かけましょう。
 
洗濯物もよく乾きますが、
強風対策と花粉対策が必要です。
 
また、夕方から夜にかけては
寒気の南下もあって寒くなってきます。
 
朝があまり寒く感じなくても、
夜にかけては、
暖かい上着を準備して
お出かけください。
特にお帰りが遅くなる方は要注意です。
 
昼間も、冷たい風が強めに吹いて
数字ほどの暖かさが
感じられにくい所もあるでしょう。
 
 
土曜日も、午前を中心に
冬型の気圧配置で
風が強めの所があるものの、
次第に緩んできそうな資料になっています。
 
寒気の流れ込み自体は
土曜日の日中が底になりそうです。
 
良く晴れますが、
空気は真冬の冷たさになります。
春の暖かい日差しがありますが、
日かげでは冬の寒さを感じるでしょう。
 
とくに夕方以降は冷え込んできます。
まつり宮崎は夕方まで
楽しいイベントがたくさんあるようです。
夕方のイベントを楽しむ方は、
十分な防寒をお願いします。
 
そのまま、日曜日の朝にかけては
放射冷却もあって冷えそうです。
 
日曜日の昼間は、
土曜日に比べるとマシな寒さで、
日差しの温かさが感じやすいでしょう。
 
 
月曜日になると、
再び午後から下り坂に向かって、
火曜日を中心に雨が降り、
水曜日には回復に向かう流れで
今日の資料も変化なしです。
 
ただ、気温の予想については
引き続きかなり幅があります。
 
また、
きょう発表された一か月予報では
9日から29日にかけて、
天候は平年並みの晴れ日数で
周期変化をして、
気温は、
平年並みか平年より高い予想です。
 
ということで、やはり、
桜の開花が遅れる要素はありません。
 
他の桜の開花状況を見ると
12月の冷え込みで
眠りが浅かった蕾が目覚めた可能性があり、
発表されている予想よりも
早まる可能性も考えています。
 
ただし、気温の予想の資料を見ると、
かなりばらけています。
平均するとやや高温寄りなのですが、
これだけばらけているので
明瞭な傾向が無いともいえるでしょう。
 
低い方のパターンにも
いっそう高い方のパターンにも
どちらにもなる可能性もあります。
 
そのあたりも含めて、来週以降も
気温の傾向にも注目していきましょう。
240229_1
この冬の
旬別の平均気温の推移
240229_2
上空1500m付近の
気温の予想資料

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