梅雨前線北上中

ノダっち

20年6月9日(火) 17:25

梅雨前線が
九州南岸に北上して来て、
朝から雨雲が所々にかかって
梅雨空が戻ってきています。

ただ、普通の梅雨の雨というより
少し独特なタイプです。

梅雨前線の北を東に移動して
県内にも梅雨の晴れをもたらした
高気圧が東に抜けて
動きが遅くなっていて、
その影響で梅雨前線が
九州の東で途切れてくる予想で、
高気圧のフチを流れる風と
南西から梅雨前線に沿って吹く風が
四国の南でぶつかっていて、
九州の上空には
弱い寒冷渦もあるようで
九州の東で
雨雲まとまって発達していました。

この雲が東風に乗って
県内にも流れ込んでいます。

ただ、この東で出来ている雲が
予想よりもやや東寄り
発生しているのかもしれません。

そのせいか、県内は、
予想よりも雨雲の流れ込みが少なく、
昼ごろから晴れ間も出ています。

晴れ間が覗いたこともあって、
むしむしした暑さにもなりました。


資料の予想では、
この雲の一部が
県内にも流れ込む予想で、
それによって
雨雲が強まる恐れが
予想されていたのですが、
やや東にずれている分、
午後3時現在、発達した雨雲は
かかっていません。

(午前には、一部に
 やや強い雨雲が入りました。)

資料では、夜以降、
引き続き県内に発達した雨雲が
予想されています。

梅雨前線自体の北上により、
この雨雲がやや西に動きながら
北上するようです。

雨雲の実際の動きと
きのうからの予想がズレているため
怪しい予想ですが、
防災は悪い方に備える必要があるため
かかってきた場合には
という想定をしておきましょう。

大粒の雨で
景色がかすむ様に降って、
道路が冠水するなどの影響に
注意が必要ですし、
落雷や突風の発生にご注意ください。

あすの朝には、
この活発な雨雲が抜けて、
弱い雨雲主体になりそうです。

降ったり止んだりになって、
止み間では
晴れ間が出るかもしれません。

ただ、晴れ間が見えても、
また降ってくると思って
傘を持って出歩きましょう。

日差しが出ると、
蒸し暑さが強まりますので、
熱中症に注意が必要です。

また、夜以降は
再び降りやすくなって、
あさってにかけて
強まる可能性もあります。

梅雨前線は、あさってにかけて
次第に九州の北に北上しますが、
九州付近は、
前線に向かう暖かく湿った空気の
通り道になりそうです。

このため、
東シナ海側を中心に
発達した雨雲がかかる可能性があり、
県内にも流れ込む可能性があります。

今夜からあす明け方と、
あさっては、
警報級の可能性は「中」と
発表されていますので、
最新情報の確認が必要です。

その後、週末には
いったん九州南部付近に
太平洋高気圧が張り出してきて、
やはり晴れ間が覗く可能性があります。

高気圧のフチですので、
安定した夏空ではなく、
晴れ間があってもまた雨が降るという
不安定な空模様の可能性を
今のところは考えておきましょう。

一方で、晴れ間が多くなると、
蒸し暑さが強まる可能性も
想定しておきます。

その後、来週初めに
前線が南下したタイミングで
また雨が強まらないか、
こちらも、今後の注目点です。

200609
昼ごろに見えた
宮崎市の青空

 

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