梅雨前線が活発化して九州へ

ノダっち

24年6月20日(木) 17:14

気象庁は、きょう
沖縄の梅雨明けを発表しました。

沖縄の梅雨明けとしては
平年並みくらいですが、
中国地方や近畿、東海、関東は
まだ梅雨入りが発表されていないので、
これらの地域にとっては
珍しい出来事になりそうです。
(この梅雨入り明けが確定となった場合)

一方、沖縄が梅雨明けしたということで
梅雨前線は北上してきていることになり、
九州付近で活動を強めています。

県内は朝から広く雨が降っていて
日中に雨脚が強まった所もありました。

一方、日中は
前線の北で雨が降ったため
気温が上がりにくくなって、
午後1時の気温は
画像欄に載せておきますが、
平野部で20度前後、
山沿いで18度前後しかありません。

半そでだとヒンヤリ感じた方も
いらっしゃったと思います。
(多かったかも)

今夜以降、前線上の低気圧が
九州に近づいてくる見込みで、
前線はやや北上しそうで、
県内も前線の南になる可能性があり、
雨がより強まりやすくなりそうです。


とくに、今夜遅くから
あす明け方にかけてが
雨のピークになりそうで、
道路が急に冠水するような
非常に激しい雨が降る可能性もあります。

またすでに雨がしっかり降っているため
所によって地盤が緩んできそうで、
土砂災害の警報が出る可能性もアリ、
気象台は「厳重」という
言葉を使っているため
土砂災害警戒情報が出る可能性も
視野に入れられているようです。
(警戒レベル4の
 避難指示が出る可能性がある情報の発表)

さらに線状降水帯が出来てしまった場合は
より危険な状況になりますので、
雷や雨の音で目が覚めたりしたら、
キキクルや雨雲の状況を
気象庁のHPで確認して、
線状降水帯の楕円が表示されていたり、
キキクルで紫が増えてきたりしたら、
早めに安全が確保できるようにしましょう。

崖の近くや
川の近くで浸水の危険性があるところなど、
お休み前に、状況が悪化した時に
すぐに安全が確保できる準備をしておくのも
良いと思います。

今回、
その準備が役に立たないことも願いつつ、
その準備がいつか役に立って
命が助かることもあるかもしれませんので。

低気圧や前線が動く予想ですので、
雨雲が停滞しにくいパターンですが、
予想に反して停滞したりしたら
そのリスクがある状況ですので、
随時、確認をお願いします。


あすの朝には、低気圧や前線が抜けて
午後にかけては、
次第に雨が止んでくるでしょう。

雲が薄くなることもある見込みで、
再びこの時期らしい暑さに戻りそうです。

さらに土日には、
九州の北まで前線が北上する予想が
続いています。

その程度には差がありますので、
まだハッキリわかりませんが、
近ければ、雨の降り方に注意が必要で、
しっかり北に北上すれば
晴れ間が出る可能性があるので
暑さに注意が必要になるでしょう。


来週は中ごろを中心に
いったん前線の活動が弱まりそうな
予想になってきていて、
それによって
また暑さも強めの予想です。

なお、
きょう発表された一カ月予報では
6月29日からの一週間は
「平年より曇りや雨の日が少ない」
と記載されていますので、
晴れて暑い日が多くなる可能性がある、
と解釈しておきましょう。

また、一か月の日照時間の予想が
ほぼ平年並みなのですが、
その割合は
少:並み:多い=3:3:4と
やや日照が多い寄りの予想です。

一方、7月6日からの2週間は
平年並みに曇りや雨の日が多い予想で、
気象台としては、
早めの梅雨明けは
見込まれていないように解釈できます。

色々な資料の傾向で
来月上旬は太平洋高気圧が強まって
張り出してくる時期もありそうで、
梅雨明け発表より前に
梅雨明けの気配が感じられる時期も
あるかもしれません。

240620_1
午後1時の気温

下の
朝と夕方の気温と見比べても
気温変化の小さな
一日だったことが分かります
240620_2
9時と16時の気温

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