17年ぶりの涼しい宮崎県の昼

ノダっち

20年7月16日(木) 17:55

涼しいですね。

昨日に続いて、
7月中旬とは思えません。

特に雨雲がしっかりかかった
昼頃にかけては
気温がほとんど上がりませんでした。

午後1時現在の気温も
20度を少し超えたくらいの所が
多くなっています。

午後になって
北部から雨が止んできていて
北部では、
徐々に気温が上がってきましたが、
それでも、夏日は出ませんでした。

さすがにこれは、
この時期にしては珍しいです。

調べてみると、
7月中旬から下旬で、
県内の全地点で夏日が出なかったのは、
2003年の7月15日以来、17年ぶりでした。

また、所々できのうから2日連続の
25度未満になっているのですが、
このうち延岡や小林、
それにえびの市加久藤では
どうやら観測史上初となっています。

梅雨前線はきょうも九州の南なのです。

雲の形などを見ても、
まだ、すぐに
一気に北上する気配はありません。

すくなくとも、明日朝にかけても
梅雨前線に近い南部を中心に
断続的に雨雲がかかりそうです。

ただ、朝以降、
梅雨前線がやや南にいったん離れ、
雲が薄めになる
予想になってきました。

少し日が差す可能性もあります。

ただ、安定は仕切らないでしょう。

午後は山沿いを中心に
また雨雲が出来てくる可能性があり
洗濯物は、空模様を見ながらの
対応がおススメです。

日中に雨が止んで
雲が薄くなりそうですので、
梅雨前線の北側でも、
今日よりは気温が上がります。

一方、朝にかけては
今朝と同じくらいの
ヒンヤリ感になりそうです。
引き続き、寝冷えをしないように
お気を付けください。


なお、あすの夕方に
もし北西の空の晴れ間があったら、
日没後の
だんだん暗くなる北西の低い空
注目してみるのをお勧めします。

いま、ネオワイズ彗星
見ごろとなっているのです。

彗星は尾を引いた
いわゆるほうき星です。

ネオワイズ彗星についての
詳しい情報は
国立天文台のこちらなどに
詳しく書かれています。

また、
どのあたりに見えるかについても
国立天文台のココ
調べることが出来るでしょう。

現在、1等星くらいの明るさで、
尾についても、肉眼で
確認できるという情報もあります。
ただ、市街地などでは
小型でも良いので
双眼鏡があると良さそうです。

また、写真にも
比較的簡単に映るようですので、
試してみる価値があります。

今回は、
予想以上に明るくなっていていて、
日本では久しぶりに
肉眼で彗星らしい姿が楽しめる
彗星です。

彗星は、すでに
太陽との距離が一番近い点を
通り過ぎていて、
この先は、徐々に暗くなりますので、
なるべく晴れた夜があったら
早めに見てみましょう。

探すときには、
日没直後でも、
それほど北西の高い空ではなく、
そこから暗くなるに従って
どんどん低くなっていきます。

明日の午後8時の宮崎市で
15度くらいの高さです。
15度は、腕を伸ばした時に
手を広げたときの
親指と人差し指の幅が
およそ15度になります。

彗星の尾は
太陽の反対側にたなびきますので、
頭が下で、尾は上を向いた小さい姿を
探してみましょう。

また、ノダが確認できた場合にも
お知らせします。


あさっては、梅雨前線が
徐々に北上しそうですが、
九州付近での前線が
イマイチハッキリしません。

南部を中心に雨雲がかかりそうですが、
今日の資料だと
それほどキケンな降り方には
ならないように見えます。

日曜日は、さらに
九州付近の前線が
不明瞭になってきそうです。

上空では、
太平洋高気圧が強まるため、
雨雲と雨雲の間で
夏らしい青空も見えてくるでしょう。

月曜日から火曜日にかけては
さらに高気圧が強まりそうですので、
青空のタイミングが増えそうです。

ココで梅雨明けとなるかどうか、
感じ方が
人によって違うかもしれません。

ぜひ、感じてみてくださいね。

気象台からの梅雨明けの発表は、
防災的な意味もあると思いますが、
季節の変わり目は、
人それぞれが感じたほうが良いです。

そういう感性が防災にもつながります。

ただ、きのうもお知らせしたように、
来週後半に、また
梅雨前線が南下する気配があって、
気象台としては、そのあたりを
どう判断するかでしょう。

日曜日から月曜日に
梅雨明けが感じられる空になったのに、
気象台からの発表がなければ
来週後半での
防災上の可能性も考えてみてください。


きょう発表された一か月予報も
これまでの傾向から変わりました。

一ヶ月の天候は
平年より晴れる日が少ない、
という表記になっています。

ただし、細かく見ると、
25日以降は
平年並みに晴れる日が多い予想です。

一か月予報の資料では、
太平洋高気圧もこれ以降、
順調に育つ予想になっています。

それでも、実際にそうなるのか・・・
不安な資料もあって、
2週間先までの海外の資料を見ると、
太平洋高気圧が弱めです。

ココまで
この太平洋高気圧が育つ
コンピュータの予想に
裏切られてきましたので、
フィリピン付近での
積乱雲の出来具合なども観つつ、
もう少し
様子を見ていく必要もあります。

なお、来週初めに梅雨明けしても、
来週後半の連休では
雨が降る可能性を
考慮しておいてください。

200716_1
きょう午後4時までの
最高気温
200716_2
全域で夏日にならなかった
きょうの昼の天気図を
記念に残しておきます
(気象庁HPより)

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