梅雨末期の大雨の雰囲気

ノダっち

20年6月29日(月) 17:58

結果的に、
この週末は強めの雨雲がかかる方の
悪めの方になりました。

しかも、土曜日は、
少し早めに前線が南下したようで、
日曜日を待たずに
土曜日の午後から
大雨となってきた県内です。

南部山沿いでは、
時間60ミリを超える
非常に激しい雨も観測し、
土砂災害の危険度が
上がったところもありました。

ただ、警戒レベル4相当のメッシュが
表示されたのは一時的で、
夜になると、発達した雨雲が
やや散発的になったイメージです。
ピークが予想された
日曜日の未明から明け方にかけても
発達した雨雲の組織化は弱く
確かに発達した雨雲があったものの、
土曜日の夕方ほどの
まとまり具合ではありませんでした。

このあたりが、
梅雨前線による雨の予想の難しい所で
ブレ感でしょう。

強まる恐れがあり、
最新の情報確認を
呼び掛けている状況では
なるべく新しい情報を
活用していただければと思います。


週末の雨は、県内で
大きな被害が出るほどの
雨の量ではなかったものの、
大淀川は十分に増水していて、
市役所より下流の河川敷は
冠水していました。

そこそこの雨量になったことが
伺えます。

日曜日の日中には晴れてきて、
今日の午前まで
雨雲がかからなかったものの、
日曜日朝までの大雨は
まだ地面から抜けきっていません。

きょう午前11時の推計で
広い範囲で100ミリ以上残っている
土壌雨量が計算されています。

つまり、現在は、
いつもよりも
災害の危険度が上がりやすい状態です。

土砂災害はもちろんですが、
土壌雨量が高い時は、
降った雨がしみ込まずに
河川への流入も
多くなる傾向があります。

この状況下で、
明日日中にかけて
再び発達した雨雲が
かかる恐れがあり、
川の近くや崖の近くの方を中心に
再度、防災の意識を高めて
最新の情報確認が必要です。


梅雨前線が、
昨日の日中から南に離れて、
いったん晴れたのですが、
再び北上してきました。

昼頃には、
南部から雨雲がかかってきています。

南海上にある時は、
レーダー上で発達したものが
写っていたのですが、
九州に入ってきてからは
それほど強まっていません。

とはいえ、土壌雨量が高いため、
気象台は、すぐに大雨注意報を出して、
土砂災害への注意を呼びかけいます。

今日の雨は、
梅雨前線の温暖前線側の雨でしたので、
温暖前線側らしく、
あまり強い雨ではありませんでした。

今夜以降は、
南からの
暖かく湿った空気の流れ込みもあり、
急激な雨雲の強まりに
注意しておく必要があります。

また、あす午前は、雨が強まりやすい
寒冷前線側での雨になりそうです。

いつもよりも
危険度が上がった状態での
雨の強まりの予想ですので、
危険度がすぐに上がってしまいます。

とくに、雨雲が
組織的にまとまったかかってくると
急激に危険度の上昇が心配です。

最新の危険度分布やレーダー、
注意報・警報の発表状況を
ご確認ください。

・危険度分布(気象庁)

・宮崎県の注警報(気象庁)


ただ、あすの午後は、
次第に雨雲が南下する見込みで、
北部から雨が弱まってきそうです。

南岸ほど、遅くまで雨が残りますが、
北部では、
次第に天気が回復に向かうでしょう。

早ければ、夕方ごろから
晴れ間が見える可能性があります。


あさってから木曜日は、
前線が九州の南にやや離れて、
また晴れ間が広がりそうです。

ただ、金曜日には
また前線が北上してくる見込みで、
このタイミングで
また雨が強まるかもしれません。

このタイミングの雨についても、
あす以降、また注目していきましょう。
週末に関しては、
まだちょっとよくわかりません。


一方、来週の後半以降は
太平洋高気圧が強まりそうな
資料があります。

梅雨の出口が
チラっと
見え隠れしてきている状況です。

週末の雨の降り方も
雷もなっていましたし、
大淀川の河口付近の河川敷も
冠水しましたし、
梅雨末期的な雰囲気を感じました。

来週後半に出口があるとしても、
納得です。

つまりは、大雨が起きやすい時期
なっていることにもなります。

梅雨明けが発表されるまで
防災意識を高めて過ごしましょう。

200629_1
きのう朝の
冠水していた
大淀川の河川敷
200629_2
日曜日の 雨上がりの青空
200629_3
今朝の青空
200629_4
土曜日朝の青空

 

投稿月