この暖かさに油断しないで!

ノダっち

20年2月14日(金) 18:00

午前に雨脚が強まった所があって、
所々で1時間10ミリを超える
やや強い雨になりましたが、
心配したほどの
発達した雨雲はありませんでした。

天気図を見ると、
きのう予想されていたような、
閉塞前線は出来なかったようです。

単純に、停滞している前線の
活発な部分が通過して
雨脚が強まったパターンでした。

天気図上には、また停滞前線です。

この時期の停滞前線は、
1月下旬とは違って、
近年、ちょくちょく見ます。

早めに出る菜種梅雨ですね。

午後は、
いったん前線が南に離れて、
九州付近で活動を弱め、
雨雲も昼ごろから抜けて
前線から遠い北部を中心に
晴れ間も広がっています。

きのうの予想よりは、
早めに雨雲が抜けました。

朝にかけての気温降下は鈍く、
日中は、午前の雨で
気温上昇が鈍かったものの、
止んでから、日差しも出て、
やはりこの時期しては
温かく感じられます。


いったん南に離れた前線ですが、
あすは、前線上に低気圧が発生して、
夜にかけて九州南部付近に
近づいてきそうです。

このため、あすは、
また朝から雨が降り出してくる予想で、
南部から次第に雨の範囲が広がります。

局地的に、やや発達した雨雲が
かかる可能性もありますので、
落雷や突風の発生にご注意ください。

まだプロ野球キャンプも
真っ盛りな週末ですが、
この週末は、キャンプ見学には
あいにくな空模様でしょう。

傘が必要ですし、
屋内練習がメインになりそうですので、
見学範囲も限られそうですね。

上空は暖かい空気が入っていて
朝にかけての冷え込みは弱いものの、
前線北側で雨が降り始めそうですので、
あすの昼の方が
きょうよりも気温が上がりにくく、
ヒンヤリと感じるでしょう。

夜は、遅くにかけて
低気圧が東に抜けるとともに
次第にいったん止んできますが、
そのまま回復はしません。

日曜日も、午前を中心に
雨が降りそうです。

日曜日の雨は、
北から南下する前線がメインで、
前線南側に
暖かく湿った空気が流れ込む一方、
前線の北側には
強い寒気も南下してきそうなので、
やはり、局地的な
雨雲の発達も心配します。

最新の情報にご注意ください。

順調に前線が通過すれば、
午後は次第に
平野部から回復に向かいそうですが、
前線のタイミング次第になります。
新しい予報でご確認ください。
(余裕があればSNSでつぶやきます)

この前線が通過した後は、
月曜日にかけて
この冬一番の強い寒気が南下します。

このため、日曜日も
朝よりも夜の方が
寒くなってくる可能性があり、
朝の出かけるときに寒く感じなくても
夜にかけては、しっかりと
温かい上着を準備しでお出かけください。

月曜日は、
等圧線が北西から南東に斜めですので
このパターンの時は、
東シナ海から九州山地に
雪雲が流れ込みやすくなることが
多いです。

九州山地沿いで
どのくらいの雪になるか、
こちらも、
今後の情報でご確認ください。

火曜日の朝にかけても、
冬型の気圧配置が強そうですので、
放射冷却で冷えた空気は
溜まりにくくなりそうです。
この条件だと
宮崎(気象台)の初冬日も、
微妙、というか厳しいでしょう。

放射冷却が弱くても
冬日になるくらいの寒気の強さは、
火曜日の朝にはなさそうですので、
風が止むかどうかです。

水曜日には、寒気が抜け始め
等圧線も開きますので、
寒気がある程度残って
放射冷却次第では、
水曜日の朝の方が
冷える所もあるでしょう。

なお、九州北部地方は、
気象台から、
17日(月)~18日(火)にかけて
大雪警報の可能性が「中」として、
情報も出ています。

週明けに、福岡や熊本、大分など
九州北部に行く予定のあるかたは、
最新情報を確実にご確認のうえ、
雪の可能性が高い情報が出ていたら、
時間に余裕をもってお出かけください。


今回の寒気の予想は、
あまりブレずに来ていますので、
ある程度の確度があると見ています。

きのう、きょうの暖かさに油断せず、
週明けの寒さで
体調を崩さないように
備えておきましょう。


来週後半には、
すっかり寒気が抜けそうです。

金曜日までは
ユックリと高気圧が覆うものの、
その後は、また
気圧の谷が通過するタイミングが
あるでしょう。

200214_1
宮崎市上空の昼の青空
200214_2
月曜日夜の寒気の予想

九州南部にとっては、
通常の冬ですと
一冬に何度かあって、
特に寒くなる時の
寒気の強さです。

今季では、一番になります。

投稿月