この冬初の乾燥注意報

ノダっち

20年2月6日(木) 17:59

ついに、宮崎県に
乾燥注意報が出ました。

気象台に調べてもらったところ、
電子化された記録の有る2002年以降だと、
最も遅い
シーズン最初の乾燥注意報とのことです。
(それ以前については、紙ベースで
 かなり大変な調査が必要ですので、
 調べていただいていません。
 それ以前についても、昔は基準も違って
 より注意報が出やすかったため
 2がつまでに出ていた可能性が
 高いとのことです。)

そもそも、
シーズン最初の乾燥注意報は、
11月に出ることだってありますし、
冬の間は、
出ている方が普通な年もあります。

これほどでないのは、
やはり記録的で、かなり珍しいです。

そして、以前も書きましたが、
やはり、
この乾燥注意報が出にくいというのも、
冬型の気圧配置が続きにくいのが
一つの要因と考えられ、この冬が、
いかに異常な暖冬になっているか、
を示しているものとも言えるでしょう。

乾燥注意報は、主に
火災に注意を呼び掛けるものですので、
一日の乾燥ではなく、
何日か空気が乾いて、
木の乾燥具合を示す
実効湿度が下がる条件があります。

乾燥が続きにくい
この冬になっているのです。

そんな中で、SNSには、
昨日あたりから、静電気によって
バチっと来るようになった、
というコメントもいただきました。
なかなか、こちらも、
正しく乾燥具合を表していそうです。

なお、
きょうようやく出た乾燥注意報も、
午後4時過ぎには解除されています。


もう一つ、異常な暖冬と言えば、
宮崎市の冬日がない状態ですが、
けさも解消しませんでした。

山沿いを中心に、
平野部も所々で
今季一番の冷え込みを更新したものの、
宮崎市(気象台)は、
今季一番にもなっていません。

風が残った影響で、
冷えた空気が
たまらなかったのでしょう。

昼間も、空気は冷たいですね。

冬らしい冷たさでしょう。

一方で、日差しの暖かさも
しっかり感じられるのも、
宮崎らしい冬晴れです。


あすは、気圧の谷に他入ってきます。

夜にかけては、
九州の南に低気圧が進んできそうです。

このため、本格的な雨は
午後からの予想になっているものの、
上空の湿った空気の予想など見ると、
午前にも地面付近が湿ってきた所から
早いタイミングで
雨が落ちてくるでしょう。

傘を準備してお出かけください。

南岸低気圧型で、
北からの風が吹きやすく、
朝からの日差しもないため、
気温の上昇が鈍くなります。

さらに、
雨が早めに降り出したところは、
余計に気温上昇が
止まってくるでしょう。

寒い一日になりそうです。

朝の寒さは今朝より弱まるものの、
あすは、日中も寒くなります。
昼間も暖かくしてお過ごしください。


あさってには天気が回復してきて、
火曜日にかけて晴れる予想です。

火曜日までは、
この時期らしい寒さが続きます。

あさってから日曜日には、
きょう並みの寒気になる予想で、
資料によっては、
今回より強めの予想もありますので、
冬型が緩んでくる月曜日にも、
もう一度、初冬日のチャンスが
あるかもしれません。

あす以降の資料で確認しましょう。

その後、来週の後半には
温かい空気が流れ込んできそうです。
来週木曜日の雨は、
冬側ではなく、春の雨となるでしょう。

きょう発表された一ヶ月予報は、
引き続き
平均気温が平年より高い予想です。
とくに、21日頃にかけては
平年より高い確率が70%と
高くなっています。
この期間は、平年よりも
晴れる日も少ない予想で、
キャンプへの影響も気がかりです。

来週気温が上がるとともに、
スギ花粉の飛散も、
本格化するかもしれません。
徐々に症状が出ている方も
増えてきているようですが、
まだ出ていない方も、
来週までに備えていきましょう。

200206
空の高い所の雲が
西に増えてきた
午後5時半過ぎの
MRTから西の空

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