「災」に負けないために

ノダっち

19年12月12日(木) 17:57

毎年恒例の
今年の漢字が「令」と発表されましたが、
宮崎の天気的には何だろう?と
きのうから考えていました。

」という漢字がひとつ
思い浮かんでいます。

局地的の局です。

今年の県内では、
宮崎市での短時間強雨や
延岡市での竜巻など
狭い範囲で急な被害をもたらした
災害が思い浮かびました。

他には、5月の暑さや
梅雨の大雨、
2年連続のお盆台風も
トピックスだったでしょう。

そういう意味では、個人的には
「困」でした・・・
休みを取ると、
台風が来たりしまして・・・

みなさんにとっては
どんな字が思い浮かびますか??

WNI社の全国の利用者アンケートでは
」という文字が選ばれたようです。

全国的に、大きな災害が
相次いだ年でもありましたので、
納得でしょうか。

しかし、毎年、天気的には
このように災害系の文字が
頭に浮かびますね。

もちろん、来年は、
災害がない年になることが一番ですが、
近年の傾向からして、
なかなかに
そのような安定した天気ばかりは
続きにくいでしょう。

災害から身を守るためには
どうすればよいか?
どのように情報を出せばよいか?
私たちも、皆様も、
それぞれに新しい年に向けて、
考えていきたいですね。

きょうは、その一端として、
気象台で、気象台、
国土交通省宮崎河川国道事務所と
各メディアとの意見侯交換会が開かれ、
勉強をしてきました。

また、様々な形で皆様にも
フィードバックできれば良いなぁ、
と思っています。


きょうは、
天気的に安定した一日で、
安心して局をあけられました。

衛星画像を見ると、
東シナ海に筋状の雲が出ていて
弱いながらも
寒気が南下しているのが分かります。

また、カルマン渦
キレイに出ていました。

たまにこの日記でも紹介しますが、
改めて書くと、
カルマン渦は、流れの中で
さえぎるものがあった時に
その下流側に
交互に出来る渦巻きです。

身近な所でも接していて、
たとえば、風が強い日に
ヒューヒューと電線が無く音や
バットを振った時になる
ブンっという音なども
このカルマン渦によって起きています。

また、目に見える形では、
ポールの掲揚された旗が
ハタハタとはためくのも、
カルマン渦によって
波打っているんです。

冬型の気圧配置になった時の
衛星画像は、
そのカルマン渦を
キレイに目にすることができる
ということになります。

北風が済州島の山にぶつかって
その風下側にカルマン渦が出来て、
寒気による雲が
渦に沿って出来るのです。

県内は、朝から広く晴れていますが、
寒気による雲は、県内でも、
北部山沿いの一部にかかりました。

気温は平年並み程度だったものの、
風は冷たくなっています。

今夜からは
放射冷却も加わるでしょう。

沿岸部の強めの風も、
あすには弱まる見込みです。

あすは、
高気圧にしっかりと覆われます。

朝は、
この時期らしい寒さに戻るでしょう。

あす日中は、
この時期らしい気温で
きょうより風が弱まる分
日差しの暖かさも
感じやすくなりそうですが、
日かげでは、やはり
空気の冷たさを
しっかりと感じそうです。

スキー場オープン寒波はなかったものの、
五ヶ瀬ハイランドスキー場は、
青空の下で
今シーズンの営業が始まるでしょう。

朝には、気温も下がりますので、
人工雪ですが、
午前のコンディションは
まずまずではないかと思います。


あさって土曜日から日曜日も、
時おり雲がかかるくらいで
おおむね晴れるでしょう。

まずまずお出かけ日和の
週末になりそうです。
日曜日はこの時期らしいくらいの
空気の冷たさの予想になりました。

初滑りも楽しめそうです。

既にオープンしている
えびの高原のアイススケート場も
楽しめるでしょうね。


来週中ごろの高温傾向は
続いているのですが、
きのう出ていた予想よりは
少し薄まった感じです。

もう少し様子を見ましょう。


きょう発表された一ヶ月予報では、
クリスマス後の
27日までの期間の平均気温は、
平年より高い予想ですが、
28日からの2週間の平均気温は、
平年並みになる予想です。

年末年始は、
平年並み程度に寒くなるのであれば、
寒波があったり、
晴れやすくなる可能性もある
予想になってきました。

ただ、低い:並:高い=
30:40:30の配分による
ほぼ平年並みという予想です。

どちらに転んでもおかしくないような
ほぼ平年並みですので、
来週の1ヶ月予報にも
注目してお伝えします。

191212
きょうは、
意見交換会に先立って
気象台の中も
見学させてもらい、
普段は入れない
露場(気温などを計測したり、
霜や氷も観測している場所)
に入れてもらいました。

こちらは、
宮崎地方気象台に
新たに設置された積雪計

これまでは、
手作業による計測でしたが、
今後は、自動的に
計測できるようになるようです。

この冬には
活躍はしにくい
長期予報ですが・・・
はたして?

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