2月も寒気は南下しにくい予想

ノダっち

20年1月24日(金) 17:21

前線の活動が、
きょうは予想されたほど
強くないようで、
雨雲も南部のごく一部にかかった程度で、
北部を中心に少し晴れ間がありました。

この、気まぐれな停滞前線に
翻弄される当たり、
いかにも○○梅雨な雰囲気ですね。

この前線も
なかなかな奴でございます。

宮崎市内は、
ほとんど雨が降りませんでした。
きのう調べた連続雨アリの記録が
もう途切れるかというくらい、
日中にかけては
ほんの一時的な降水に留まっています。

0.5ミリ以上の雨の連続日数は
このままだと途切れるでしょう。

今夜にかけては、
まとまった雨が
かかってこない予想です。

朝の気温はけさも高く、
4月中旬から5月上旬並みでした。

日差しが弱いため、
温かさを
感じにくかったかもしれませんが、
冬の厳しい朝の寒さではなく、
分厚いコートが
いらないくらいだったでしょう。

今朝の最低気温は、普通の冬なら
この時期の最高気温くらいです。

一方、最高気温は
冷たい空気がある前線北側に入り
きのうより日差しが少なくなった分、
きのうよりは低くなりました。
それでも、平年よりは
だいぶ高めの所も多くなっています。


あすになると、
北から徐々に寒気が南下して、
前線を挟んだ
南北の温度差が大きくなり、
前線の活動が強まってきそうです。

また、
東からの湿った空気も流れ込み、
県内は、南部を中心に
雨が降りやすくなるでしょう。

ただ、資料によっては、
まだあすの前線活動が
あまり強くないもののもあり、
このパターンになれば
雨の時間は短い可能性もあります。

ただ、その場合も
雨が降る可能性はありますので、
雨が止んでいても
傘を持ってお出かけください。

また、朝は冷えませんが、
昼にかけての気温上昇は
きょうより鈍くなりそうです。

雨がしっかり降った時ほど
昼にかけての気温上昇が鈍く
ヒンヤリと感じるでしょう。
朝の最低気温が4月並みでも、
最高気温としては
真冬並みとなる可能性があります。

一桁に
下がるほどではなさそうですので、
厳しい寒さとまでいかないですが、
きのうからの
暖かさの落差は大きいです。

体調管理にはお気を付けください。


前線の南北の温度差は、
日曜、月曜と、あすより大きくなり
前線活動が一層強まりそうです。

気象庁が発表している
日曜日の朝の予想天気図では、
前線が東シナ海までで切れていますが、
資料を見ると、九州の南で
風のぶつかり合いがあって、
質の違う空気の境もありそうですので、
天気図に書かれない前線があり、
その影響を受けると思われます。

日曜日は、次第に
本格的に雨が降りやすくなるでしょう。

このタイミングも、
資料によって違って
ほぼ一日降りやすいものから、
まだらなものまであります。

止む時間もあるかもしれませんが、
傘が手放せなせず、
昼にかけての気温上昇が
日曜日、月曜日ともに鈍く
雨の降り方によっては
横ばいで経過する可能性もあります。

なお、月曜日は
種子島宇宙センターから
H2Aロケットの打ち上げが
予定されていましたが、
延期の可能性が高い状況でしょう。
今回は、
情報収集衛星光学7号機が搭載予定で
この衛星の場合は、一般的に
華々しく打ち上げ時刻が
発表されません。
また、分かりましたら
お知らせします。


きょうの資料だと、
火曜日になると、
前線が離れはじめそうな
予想になってきました。

ただ、気圧の谷が
水曜日まで残るかどうか、
また月曜日にお伝えする情報で
ご確認ください。

木曜日以降は、
寒気が流入して来て
冬型の気圧配置の予想で
平野部を中心に天気が回復傾向ですが、
山沿いには、
寒気による雲がかかりそうです。

寒気による雲は
木曜日にかけてかかりやすく、
標高が高い所は
雪が降る可能性もあります。

金曜日頃になると、
寒気の雲の流れ込みが
落ち着きそうですが、
このあたりは、
まだ予想にブレが出るでしょう。

一方で、寒気の流入により、
朝晩の、冬らしい寒さも
戻ってきそうです。

来週金曜日には、
キャンプインをするプロ野球各チームが
宮崎入りしますが、
今年も、○○が来ると寒くなる、
を感じることになるでしょう。

キャンプインの2月1日(土)は
この流れだと晴れそうです。

ただ、10日予報の資料を見ると、
この晴れも
長続きしそうにありません。。。


きょう発表された
3か月予報によりますと、
2月も、平均気温が
平年より高い予想です。

ただ、天候は、
きのうの一ヶ月予報同様に
平年並みに
晴れる予想になっています。

もともと、1月よりは
日照が減ってくるので、
今月くらいの感じで
考えておいても良いでしょう。

なるべく晴れてほしい2月ですが・・・

3月から4月にかけては
平均気温が
平年並みか平年より高い予想です。

引き続き、寒気は南下しにくい、
という資料になっています。

200124_1
九州南部の3ヶ月予報
(気象庁HPより)
200124_2
3ヶ月予報資料
(気象庁HPより)

以下、解説資料より
予想のポイントについて
引用

地球温暖化の影響で
全球で大気の温度が高い。

熱帯域の海面水温は、
インド洋と
日付変更線の西側を中心に
平年より高く、
これらの海域では、
積乱雲の発生が多い。

フィリピン付近では、
積乱雲の発生が少ない。

これらの影響で、
上空の偏西風は
インドシナ半島の北で南へ蛇行、
日本付近で北へ蛇行する見込み。

この蛇行により、
日本付近には
南からの暖かい空気が
流れ込みやすく、
北からの寒気の南下は弱い。

また、
アリューシャン低気圧が
あまり発達せずに、
冬型の気圧配置が続きにくい予想。

とのことです。

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