なかなか興味深い10号でした

ノダっち

19年8月15日(木) 17:26

やはり、進行方向の左側では
発達した雨雲がかかったタイミングで
風も強まるタイプでした。

きのうの夕方に
宮崎空港で28.3メートル、
宮崎(気象台)で
27.3メートルの風を観測しています。

これは、
気象庁が狭めた暴風域の外でしたが、
発達した雨雲がかかって
雨が強まったタイミングでした。

そのあと古江で、
日付が変わってからかかった
発達した雨雲により
22.3メートルの最大瞬間風速を
観測しています。

ただ、それ以外は
台風が最接近していたきょう明け方も
20メートルを超えてきませんでした。

実質的に、進行方向の左側には
暴風域といえるほどのエリアは
なかったかもしれません。

と6時台に下書きをしていたら・・・・

なんと6時50分の発表で、
6時の西側の暴風域が
110キロも大幅に削られました!!

5時の暴風域は
東側が330kmで、西側が170km、
6時の暴風域は、
東側が330kmで、なんと西側は60kmです。

この西の60キロって、
ほぼ目の中だと思います。

これも適切なのか疑問です。

気象庁さんは
もっとしっかりと
暴風域を見極めていただき、
予測を発表していだいた方が
良いのではないでしょうか。

徐々に狭くなった
きのうの暴風域にしても、
そうなる前から縮小することを予想して、
暴風域の入りや出る時間帯の予測を
発表してほしいものです。

この難しさは分かりますが、
大切な情報なのです。

この情報は怪しいとは思っていても、
台風に関する予報は
民間に許されていないので、
気象庁が
いついつから暴風域に入るといえば、
入るとお伝えするしかありませんし、
出るのがいつになると言われれば、
そう伝えるしかありません。

暴風域に入るかどうかは、
台風情報において、最重要な情報です。

暴風域に入るとなると、
出歩くのが危険だからと、
我々も呼びかけますし、
みなさまも、
行動を制限されてしまうでしょう。

暴風域に入るか否かで
かなり多くの人の行動が左右されます。

これだけの
台風に関する知見の蓄積があるのですから
暴風域を適切の予想することも、
無理な話ではないでしょう。

私ですら、これ、大丈夫かな?
と思えたのですから。

もちろん、暴風域を設定することで
命を守るための物でもありますので、
そのバランスは難しいでしょう。

暴風域は、円でないといけない、
という考え方も、そろそろ
改めても良いのかもしれません。

進路予想は、年々改善されています。

それと同様に、付随する重要な情報も
改善されることを期待したいです。

台風の予報が発表できる
唯一の機関ですので、
気象庁さん、もっと頑張って!!


一方、雨雲は、
時おり発達したものが入ったものの、
恐れていた、連続的にかかる事態には
至らずに済みました。

四国や九州北部で雨を降らせ、
雨雲の隙間も出来やすくなったようです。

結果的に、
気象台から発表された予想雨量は
空振り感が大きなものでしたが、
これは、仕方ないでしょう。

予想を大きく下回る可能性もありましたが、
予想通りに来ていれば
大雨の可能性は
捨てきれなかったと思います。

あのドーナツ状の西の雲が
そのままかかった場合を
想定しないわけには
いかないと思います。

また、台風が
明け方にかけて
中心を宮崎沿岸に寄せてきたことも、
雨雲の空白域(目のような部分)に
県内がかかってきて、
発達した雨雲が
かかりにくくなったこともありそうです。

とはいえ、日南市深瀬では
24時間雨量が200ミリ近くなりましたし、
県の雨量計では、1時的に
70ミリくらいの時間雨量が出た所もあり、
十分に大雨でした。


午後にかけても雨は残っているものの、
県内の雨は、朝には峠を超えています。

いろいろもやもやしましたが、
大きな被害が出る状況にはならずに
ホッとしたというところも
正直なところでした。


一方で、四国や紀伊半島周辺の
雨は心配です。

午後2時半現在で、
24時間雨量が所々で
500ミリ前後になっています。

さすがに1000ミリは
まだなっていませんが、
十分に大変な量の雨です。

まだ台風が北上する間も
四国や紀伊半島付近には
活発な雨雲がかかりやすい予想で、
大きな災害にならないことを祈ります。


午後も、台風の南西側に
広く持っている雲がかかって
不安定な空模様が続きました。

ただ、今夜以降は
ドンドン北に離れていくため
平野部から天気が回復するでしょう。

今夜は、台風後独特の
キレイな夕焼けがみえるかな、
と期待しています。


あすも、山沿いには
低い雲が残ってにわか雨の所があるものの、
平野部を中心に晴れそうです。

台風が持ち込んだ暖かい空気があり、
さらに日差しが戻り、
さらに、西風ということで、
平野部で気温が上がる条件がそろいます。

一気に厳しい暑さになりますので、
熱中症にならないようにご注意ください。

山沿いは、空模様を見ながら
洗濯の対応もお願いします。


まつり宮崎初日の土曜日も晴れて、
暑くなりそうです。

熱中症予防をして
お楽しみください。

山沿いで夕立の可能性がありますが、
広い範囲ではないでしょう。

日曜日は雲が増える予想で、
にわか雨の可能性があるものの、
今のところ、資料を見ても
大きく崩れるほどには見えません。

資料によっては
良く晴れるものもあります。
あすの見解も互角にください。


さて、

もう、台風は
勘弁してほしい、
という方も多いでしょう。

ノダもです。

おじさんの体力はもちません。

が、グアム近海に
雲の塊が出来ています^o^;

低圧部として解析されている段階で、
まだ全然わかりません。

が、注目はしていきます。

はぁ・・・・

なお、一ヶ月予報にの気温は、
平年より高い予想です。

残暑の厳しい日が多いでしょう。

190815_1
釈然としないものを
感じつつ、
興味深いものでも
あったので
記念に残しておきます。

暴風域
110キロ消滅事件

左15日5時
右15日6時の
暴風域と衛星画像
190815_2
午後4時半ごろの
MRTから北西の空

チラッと青空が
見えていたのですが、
写真には
ハッキリと
写りませんでした。

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