台風になるか?温低になるか?

ノダっち

19年6月27日(木) 17:48

結局、午後3時まで台風にならずに、
熱低として九州の南岸を
通過していきました。

しかも、きのう予想されたよりも、
九州の南でも東寄りを北上し、
熱帯低気圧の中心よりも
東側に偏って
発達した雨雲があったため、
県内への雨の影響は
あまり大きくならずに済んだ状況です。

明け方にかけては
1時間40ミリを超える
激しい雨も観測していましたが、
総雨量は、多い所でも
150ミリ程度にとどまっています。

なお、気象庁は
引き続き、台風になる、
と予想を発表していますが、
一方で、雲を見ると、
どうも温低化も進んでいるようです。
海水温もより低いエリアにはります。

台風になるのが先か、
温帯低気圧になるのが先か、
気象予報士的に興味津々です。

ただ、いずれにしても、
今後近づく地域、
とくに台風の東側の地域は
大雨に警戒が必要でしょう。

すでに、熱低から
先行して北上した雲が
四国地方にたっぷりとぶつかっていて、
大量の雨を降らせています。

大きな災害になりませんように・・・


熱低の西側に発達した雲があまりなく、
また、台風にまでならなかったため
東から流れ込む風が強まず、
県内で発達する雨雲も限定的でした。

そもそも、本体も近づかず、
県内は、
雨雲がスカスカな状況で、
朝から時おり晴れ間が出ています。

その分、蒸し暑さは
やはり強かったですね。

一方、梅雨前線の南側の
風の収束で出来たと思われる
雲の塊が東シナ海から北東進していて、
今夜遅くから
九州にかかってきそうな
予想があります。

あす朝の通勤通学の時間帯は、
(きょうよりも)
雨が強い可能性もあり、
雷や道路冠水などに
気を付けながら出かけましょう。

この雨雲が抜けた後は、
天気が回復に向かい、
午後にかけて、平野部を中心に
晴れ間が出る可能性もあります。

晴れ間が出ると、
また蒸し暑さが強まるでしょう。

熱中症にならないように
こまめな水分補給を心がけてください。

週末の土日にかけても
同じような傾向を予想します。

雨が降る時間があるものの、
晴れ間もあるでしょう。
逆に言うと、
晴れ間が見えても
油断できない空模様です。

月曜日頃には、
九州南部付近に前線が南下して、
雨が強まる可能性もありますので、
今後の情報にご注意ください。

また、
きょう発表された一ヶ月予報では、
降水量は
平年並みか平年より多い予想です。

これまでの長期予報の傾向が
踏襲されています。

先日の3か月予報による
梅雨明けが遅れそうな傾向を
後押しする予報ともいえるでしょう。

7月13日からの2週間の予報は
平年より晴れの日が少ない、
となっています。
なお、資料を見ますと、
じわじわではありますが、
太平洋高気圧が成長しそうな
予想にもなっていますので、
梅雨明けがない、
というとこまではいかないでしょう。

この後半の2週間の間には
梅雨明けに向かいそうです。
190627_1
朝は、宮崎市内で
少し虹が見えました。
190627_2
午後3時の
衛星画像と
雨雲の分布

種子島の東の
丸く円になった
雲の辺りに
熱低の中心が
解析されています。

ただ、そのあたりには
発達した雨雲がなく、
中心の東側に
雨雲の塊があります。

県内には、
熱低が最も近くなった
時間帯にもあたるでしょう。

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