早めに身を守る行動を

ノダっち

19年7月2日(火) 17:16

梅雨前線が逃げません。

追っ払いたい・・・

消えてほしい・・・

と、願いつつ、
資料を見ると、
どうもその気配が
まだしばらくありません。

要警戒です!


きょうは、
きのうの未明から朝のような
破壊力のある雨雲が
広域にかかることはなかったものの、
やはり、雨雲はかかりやすく、
所々に活発な雨雲もかかりました。

梅雨前線は、引き続き、
九州南岸に停滞しています。

とくにきょうは、
午前中に、前線に近い
南岸の日南串間付近を中心に
活発な雨雲が次々とかかりました。

午後は、
前線がやや北上傾向に
なったのをうかがわせる
雨雲の分布になっています。

あす日中からは次第に西から
暖かく湿った空気が進んできて、
さらに上空に冷たい空気も入り、
前線活動がかなり強まるでしょう。

午後を中心に
発達した雨雲がかかってきて、
ふたたび広範囲で
危険度が上がる恐れがあります。

この湿った空気は、
きょう台湾付近にあった
熱帯低気圧の崩れた空気が
前線に取り込まれたものも
含まれてくるかもしれません。

これが含まれていると、
熱帯由来の、雨雲の素を
たくさん持った空気がやってくるため
かなり組織化した
危険な雨雲を作る恐れもあります。

あす昼ごろからの
雨の降り方には要警戒です。

しかも、もう、すでに
地盤が緩んでいて、
河川も増水した中で、
危険な雨雲が襲来する恐れがあり、
災害の危険度が上がりやすくなります。

そういう意味で、
いつもの大雨とは
状況が違うのです。

すぐに、さらに上の危険度に
上がりやすくなっています。

その中でも、とくに、県内では
すでにかなりの大雨になっている、
南部山沿いほど
危険度が上がりやすい状況です。
これから降る雨も、
山沿いほど強まりやすく
平野部には、だんだん弱まって
入ってきやすくなります。

それでも、河川の下流では、
雨がそれほど多くなくても、
きのうのように
上流でたっぷり降った大雨により、
増水する可能性も忘れてはいけません。

土砂災害の発生、
河川はんらんの活性に警戒し、
雨の降り方によっては
道路冠水にも
警戒が必要になるでしょう。

この危険な雨雲が過ぎた後、
また少し弱まるタイミングも
ありそうな資料になっているものの、
前線がそのまま解消しない見込みで、
週末にかけても、
ふたたび強まる恐れもあります。


今後、さらに
十分に防災の意識を高めて、
自治体からの
避難に関する情報に注意するとともに、
正常性バイアスをなるべく捨てて
周囲でいつもと違う様子や
少しでも危険な様子が見られたら、
早めに、ためらわずに
身を守る行動に移しましょう。

その際は、ぜひ、周りの方とも
声を掛け合ってください。

しつこいですが、
そのためにも、あらかじめ、
今のうちに、ハザードマップで
危険個所を確認するとともに
安全な場所への避難経路などを
家族や周囲の方と
確認しあっておきましょう!

わがまちハザードマップ

とくに、
崖や川の近くにお住まいだったり、
職場がある方は、
早めの行動を心がけてください。


最後に・・・

わたくし、いつも
あまりこんなにしつこく
危険をあおるようなことは
書いていないつもりです・・・

今回は、これまでの状況と
今後の一連の雨も含めて
ほんとに怖いと感じています。

ヤバいと思っています。

どうか、みなさま、ご安全に!!

九州では、主に
鹿児島県や熊本県の方が
危険度が高そうなので、
気象庁の会見も、
そこを主に意識した
内容に聞こえましたが、
「自分の命、大切な人の命を守るために、
 早め早めの避難、安全確保を」
という呼びかけもしていました。

この心配が、どうか
杞憂に終わりますように・・・( 人 )
190702
けさの大淀川
(視聴者提供)

きのうは
冠水していた大淀川の
河川敷ですが、
けさは引いていました。

また冠水が
発生する恐れも
十分にあります。

増水した河川には
近づかないように
してください。

このスレスレの
状態ですと
火口に近いエリアは
海の干満によっても
増水浸水が起きますので
不用意に河川敷に降りるのも
危険です。

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