メッシュ情報を活用しよう

ノダっち

19年6月28日(金) 17:53

それにしても、
ちょうど子供たちが出かける頃から
雨が強まってしまった
けさの宮崎市内でした。

きょうの方を
休みにしてほしかったと思った
子供たち、親御さんも
いらっしゃったかもしれませんね。

南から北上する暖かく湿った空気と
上空の気圧の谷により、
東シナ海で雨雲がわき、
鹿児島県内に流れ込んで
山によって上昇気流が強化され
鹿児島県内でさらに雨雲が発達し、
霧島山を越えて
県内に流れ込みました。

霧島連山によって
県内に入った雨雲は
鹿児島側よりも弱まったものの、
鹿児島県に近いエリアほど
発達した雨雲がかかって
早めに危険度も上昇しています。


そんな危険度を把握するには、
気象庁が公開している
メッシュ情報
なかなか良く出来ていると思います。

上に張ったリンクは、
土砂災害の宮崎県になっていますが、
拡大縮小も自由自在です。
また、ページ上部の
「土砂災害」「浸水害」「洪水」を
切り替えると、
同じ画角内で、メッシュ情報を
切り替えることが出来ます。

さらに、「雨の様子」を押すと
高解像度ナウキャストが
同じ画角で表示されて、便利です。

スマホでは、スマホ専用の
表示方法にもなりますので、
ぜひ、ブックマーク、または
お気に入りに
入れておいてください。

もちろん、こちらも
あくまでも雨の状況や
地形や過去の災害履歴などから
推測したものになりますので、
完璧に状況を
示したものではありません。

赤や黄色の段階でも
災害が発生する可能性もあります。
それでも、紫になるにしたがって
その地域での危険度が
上がって行くことは
把握できるでしょう。

洪水のページでは、
かなり小さい河川も表示されて
危険度表示がされますが、
水位系のない河川では、
実際の水位ではなく、
流域に降った雨の量から
推定されたものですので、
一致しない場合もありますが、
広域で色が変わってくると、
やはり、危険な状況と
思った方が良いものになります。

また、河川は、
水が下流に流れますので、
上流で増水傾向が見られたら、
そのうち下流で増水してくるかも、
という推測もしてみてください。

なお、きょう午後1時から
土砂災害警戒メッシュ情報も、
従来の5キロメッシュから
1キロメッシュになり、
よりきめ細かな予想が
表序されるようになりました。

ハザードマップの確認とともに、
役立てていきましょう。

ハザードマップは、
わがまちハザードマップ」という
国交省が運営するサイトで
全国でネットに公開されている
様々なハザードマップを確認できます。
宮崎県内も網羅されているようです。

また、国土交通省による、
こちらのページでは、
様々な防災情報を一つの画面で
確認できるようにしてあります。
欲を言えば、
こちらは県単位になってほしいものです。

自治体からの情報の前に、
自分で危険度、
警戒レベル(相当)を知る
手掛かりにもなります。

こちらをご覧の方は、
ネット環境のある方ですので、
ノダがOAで注意を呼び掛けた場合など、
これらの情報も随時活用していただき、
これからの出水期を
無事に乗り切っていきましょう!


午前中に激しい雨を降らせた雨雲は、
午後になると、次第に抜けました。

山沿いでは、湿った空気によって
東シナ海側から流れ込んだ
雨雲が所々にかかっているものの、
宮崎市内など所々で
晴れ間も広がっていて、
蒸し暑さが強まっています。

基本的には、
あすからあさってにかけても、
梅雨前線が九州の北に停滞するため、
県内は、前線の南側で
暖かく湿った空気が流れ込みそうです。

この暖かく湿った空気が
九州山地で雨雲を発達させます。

週末も、山沿いを中心に
雨が降ったり止んだりとなるでしょう。
急激な発達に
気を付けておく必要がありそうです。

最新のレーダーや
注警報の発表を確認しましょう。
雷注意報が出ていたら、
その後の展開に注目です。

ただ、このパターンは、
平野部を中心に雨雲と雨雲の間で
晴れ間が覗くこともあります。

晴れ間が出ていても、
傘を持って出かけておくのが
安心です。


気象台は、30日(日)~2日(火)の
警報級の可能性を「中」
発表しています。
週明けにかけて
梅雨前線が南下してくるためです。

梅雨前線は
北上するときよりも
南下するときの方が
雨が強まりやすいことが多く、
今回も、暖かく湿った空気が
流れ込んでいる所に
南下してきそうですので、
雨雲が発達しやすいと思われ、
とくに南下時に
前線の動きがゆっくりになるのが
一番怖いパターンになります。

日曜日にも、
雨雲を発達させやすい空気の流れ込み
(強めの下層風と
 強い暖かく湿った空気)が
九州の広域で予想されていて、
とくに前線に近い北部ほど
発達しやすい可能性アリです。

前線のふるまい次第
(予想よりも早めに南下するなど)
によっては
県内にも影響が、
ということもありますし、
来週にかけて、
少なくとも前半にかけては
防災意識を高めておきましょう。

なお、来週後半には
太平洋高気圧が
いったん強まりそうな資料も
出てきています。

190628_1
昼過ぎの
宮崎駅東口から
南東の空

トンボが
たくさん飛んでいました。
190628_2
午後1時に
メッシュが細かくなった
土砂災害警戒判定メッシュ
(気象庁HPより)
(スマホバージョン)

12時50分までと
右下の13時の物は
明らかに
細かくなっています。

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