すでに県沿岸にも高波

ノダっち

19年10月10日(木) 17:46

けさは、
高千穂の雲海がきれいに出たようです。

昨日の朝とけさの条件は
気温も風も
ほとんど変わらなかったですが、
前日の昼との温度差が
今朝のほうが大きかったので
その影響でしょうか。

そして、時間ごとの気温変化では
10度を下回ったのが
きのうが午前4時、
きょうが午前3時、、、
少し早めに冷えた分、
早めに飽和して、水滴が
出来やすくなったかもしれません。

県内各地は、けさも、
昨日の朝と同じくらいに
ヒンヤリとしました。

昼間は、きのうよりも
やや雲が増えてきていますが、
暑さは
昨日よりも増してきていると感じます。

台風周辺の
暖かく湿った空気も
流れ込み始めているのでしょう。

台風19号本体は、
きょうも猛烈な勢力のままです。

きょう午後3時で
915hPaの最大風速55mで、
猛烈な風が作っている波が
すでに県内の沿岸にも届いていて、
波が高くなっています。

逆に、こんなに離れているのに
高波が届くことが
台風の強さも物語っているでしょう。

昨日の日中から
きょう午前くらいまでは
東経140度線に沿うように
北上していましたが、
徐々に140度線よりも
西側にずれるように
北上してきているところです。

紀伊半島の南くらいの
経度まで西にきて、
その後、
北緯32度~33度前後のあたりから
北東に向きを変えそうな予想が
中心的な予想となっています。

しかも、海面水温が高く
台風自体も停滞がないため
急速には衰えないまま
東日本に近づくでしょう。

重大な災害が発生することが
ほんとうに心配です。

台風15号との比較もありますが、
あの台風よりも規模が大きく、
伴っている雲が大量なため
広範囲での大雨も伴いますし、
暴風の範囲も広くなります。

また、高潮によって
海面が上昇してくると
河川の排水が
うまくいかなくなる状況も心配です。

とにかく、東日本のみなさまには
十分に備えて
いただきたいと思います。

これを見てくださっている方で、
お知り合いの方が
関東にいらっしゃったら、
(もう対策しているかもしれないけど)
「十分に備えて、心配だったら
 安全なところに身を寄せてね」
あるいは、頑丈な高層マンションでも、
「停電でエレベーターが止まったり
 水道が止まったりしたときに備えて、
 飲み水を確保しておいてね」
など、宮崎で台風に慣れているみなさまが
いつも対策をしていることを
ぜひお声をおかけください。


県内への台風の影響については、
大きな見解の変化はありません。

基本的には
雲が多いながらも、
しっかり晴れる時間、
場所もありそうです。

ただし、晴れていても、
土曜日まで波打ち際に
不用意に近づかないでください。

また、沿岸を中心に
強い風にも注意が必要です。

あすからあさっては
台風が持ち込む暖かい空気で
気温も高めで経過するでしょう。

日中は、真夏日の所もありそうです。
10月も中旬になりますが、
暑さがぶり返しますので、
熱中症にならないように
油断せずにご注意ください。

ただ、日曜日以降は
冬型のような形になります。

この時期らしい
冷たい空気も入ってきて、
再び気温が下がるでしょう。

北部の早い所は
日曜日の朝からヒンヤリで、
日曜日の夜から月曜日の朝は、
今朝と同じくらいに冷えそうです。

気温が乱高下しますので
体調管理に十分にご注意ください。

一方、日曜日の昼間も、
風が強めに吹く可能性があります。
運動会などで
テントやタープを立てる際にも、
飛ばされないように
しっかりと固定をするなど
対策を十分にしてください。

水曜日頃まで晴れた後、
木曜日は雲が多くなってきそうです。
このあたりは、また来週火曜日以降の
見解をご確認ください。

191010_1
けさの高千穂の雲海
(延岡支社の
松田カメラマンより)
191010_2
午後5時の衛星画像
(気象庁HPより)

引き続き
引き締まった
キレイな円形の目で
発達した状態で
あることを示しています。

キレイだけど、
怖い目です。

また、台風の北側には
中心から少し離れた所にも
発達した雲の塊があります。
こちらの影響も
気がかりです。

 

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