都城でハッキリと漏斗雲

ノダっち

19年9月2日(月) 18:00

週末に
九州南部に南下してきた前線は
再び九州北部付近に
北上しているようです。

土曜日は、日中を中心に
各地で雨が降りましたが、
県内では
危険な降り方にはなりませんでした。

南下とともに、
前線の活動がやや弱まったようです。
南からの
暖かく湿った空気の補給も
弱まったのでしょう。

朝に走ろうと思ったものの、
前日に少し飲みすぎまして^o^;
体が重かったので、
夕方に雨が止んでから
10キロランに出ました。

前線の北側になったおかげで
薄日もあったものの、
今シーズンの中では
最も快適に走れたため
少しペースを上げて走れた
土曜日の夕方です。

それでも、まだまだ暑いので、
秋に向けて
徐々にペースアップしようと思います。

日曜日は、
雨雲がだいぶ減りましたね。

やはり、九州付近での前線活動は
さらに低調だったのでしょう。

前線は
朝まで九州南部付近にあり、
午後にかけて徐々に北上して、
東シナ海側で活動を強めています。

夜遅くから今朝にかけては、
再び九州北部に
発達した雨雲がかかりました。


きょうの県内は、
前線の南側になっていて、
晴れ間が出たこともあり
蒸し暑さが強まっています。

一方で、蒸し暑い空気は
所々に雨雲も作りました。

ザ、不安定、です。

この不安定な空の下、
都城市からは、
漏斗雲の目撃報告がたくさんありました。

MRTにも、画像や動画を
たくさん送っていただいています。
ありがとうございました!

なお、MRTニュース投稿は
こちらから
行っていただけます。

映像・画像を撮影される際には、
必ず安全を確保してください。

漏斗雲は、発達した積乱雲の下に出来て、
地上での竜巻の被害発生の可能性を知る
かなり直接的な前兆現象です。

雲から徐々に
漏斗状の雲が垂れ下がってきた場合には、
地面に達すると、
地面でも高速の風の渦巻きが吹き、
竜巻被害が発生しうることになります。

竜巻の前兆として
漏斗雲が必ず発生するとは言えませんが、
逆に、これが見られたら、
その下での発生の可能性が
通常時よりも格段に高い状況です。

ですから、漏斗雲が
自分がいる所に近づいてくる場合には
頑丈な建物に避難して窓から離れるなど
安全確保を図ってください。

今回は幸いにも
地面に漏斗雲が達することなく、
竜巻の被害は報告されていません。


なお、気象庁の定義をかみ砕くと
漏斗雲は漏斗状の形をした雲のことで、
竜巻は、高速回転している
激しい突風現象のことと理解しておくと
その違いは分かりやすいでしょうか。


きょうの現象を簡単に考察すると、
晴れたことで地面が温められて
地面付近の気温が上がった午後には、
上昇気流が起きやすくなって、
湿った空気が上昇して
雨雲が発達しやすい状況だったといえます。

この状況の中で、
午後3時前後のレーダーでは、
かなりピンポイントな
都城盆地を覆いつくさないくらいの
水平規模の狭いピンポイントな
発達した雨雲がとらえられていました。

このピンポイントな雨雲であることは、
皆様から送っていただいた画像でも、
背景に青空が見えるなどして
そのことが分かります。

竜巻を発生させるには
キレイな回転の風の流れが必要ですので、
山などがあると風が乱れて
回転になりにくくなるものの、
盆地を覆いつくさないくらいの
水平規模の雲でしたので、
盆地の中でキレイに風の回転が出来て
漏斗雲になったのではないか、
と推測しました。

ただ、
地面での被害は報告されていませんので、
漏斗雲は地面に接することはなく、
陸上での竜巻には
ならなかったと思われます。


きょうも、コンピュータの資料は
午後のほうが雨雲が多そうでしたが、
午後にも漏斗雲が出来るような
発達した雨雲局地的にできたものの、
県内の雨雲自体は、
午前のほうが雨雲自体は多めでした。

なかなか資料があてになりません。

前線の南側で
太平洋高気圧に
中途半端に覆われているときに
特有の天気ですね。

今週は、基本的に
こんな天気が続きます。

レーダーなどを見て
対処する必要がある状況です。

ノダのOAでは、
随時、実際の状況に応じて
最新の見解を加味して
お伝えしていますので、
ぜひ、朝のラジオ、
モーニングてらす!などで
当日の状況について
ご確認ください。


あすも、晴れ間がありそうですが、
所々でにわか雨があるでしょう。

当てにはならないですが、
きょうよりも
雨雲が増える予想ですので、
晴れていても、
傘を持ってお出かけください。

また、洗濯物も
空模様の対応が必要でしょう。

急に黒い雲が広がったら
土砂降りの雨や
落雷、竜巻の発生にもご注意ください。

蒸し暑さも続きます。

朝晩は、さすがに9月になって
涼しさもしっかり感じられますが、
昼間は油断せずに
しっかりと
熱中症予防を心がけましょう。

少なくとも、
木曜日くらいまでは、
同じような天気になりそうです。


さて、週末以降は、
きょう発生した
台風13号の動き次第になります。

この台風は、今の所、
それほど発達の予想が出ていないものの、
いろいろ、今後の天気の
カギを握っているでしょう。

この13号は、
金曜日のこの日記でお知らせした
フィリピンの東の雲とはまた別です。

お知らせしたものは、
熱低のまま、すでに
南シナ海に進んでいます。

さらに南東にあったものが
徐々に北上しながら
まとまってきました。

一方、はるか南東海上から
西進してきているものは、
相変わらずゆっくりとしていて、
熱低のままです。

さて、この台風13号は
東シナ海を
北上する予想になっています。

ただ、
県内に対してどの程度の影響になるかは、
台風の発達具合と、
東側の雲の様子などとみて、
もう少し様子を見ましょう。

現状は大騒ぎするほどの
感じで見ていませんが、
東寄りの進路になったり、
台風の北東にある雲が
そのまま北上するようだと
雨の降り方など
影響が心配になったりします。

今週末は、高校での
運動会なども始まりますし、
ちょっと気をもみますね。

この時期は、
台風の一番多い時期ですので、
もともと台風には
例年通りに気をもまないといけない、
ということになるでしょうか。

日本の南東から西進している熱低は
ある程度の発達予想の資料と、
あまり発達が見られない資料とあり、
こちらも様子見です。

サーフィンの世界選手権に
良い波を運び込む存在になるかどうかも
ハッキリしません^o^;
190902_1
都城での
漏斗雲の近くの
下から撮影されたと
思われる写真
(視聴者提供)

とても、
雲の底の
渦巻いている
様子も見られる
とても貴重な画像です。

なお、とても
ありがたい画像なのですが、
これ以上近づくと
危険になるケースも
考えられますので、
避難も検討してください。
190902_2
こちらは、
時間経過も分かる
写真を4枚ほど
視聴者投稿に
送っていただいたものです。

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