不安定な9月の夏空

ノダっち

19年9月3日(火) 17:25

宮崎市内は、
きのうよりも夏空でした。

青空が多くて、
入道雲があちこちに見えています。

昼頃には、宮崎市内から
都城付近で立ち上がった
かなり発達した積乱雲も見えて
不安定さを象徴した空でした。

上空に寒気もあり、雨雲が
発達しやすくなっているようです。

きょうの都城付近の雲は、
水平規模が昨日よりも
大きなものになって
回転が出来なかったのか
漏斗雲の報告は届いていません。

だいぶ発達した雲でしたが、
この差が興味深いです。

たしかに午後になって
雨雲が増えているものの、
午後3時現在で
きのうの資料が予想していたどの
雨雲の量にはなっていません。

このため、資料の雨雲の予想が
過剰に出ている可能性があります。

あすも広く予想される雨雲についても、
今夜の雨雲も広がりがあまりなければ、
隙間があるものと
十分に解釈できるでしょう。


あすも、前線は九州の北で
県内には南から
雨雲の素になる暖かく湿った空気が
どんどん流れ込みます。

この流れ込みの向きが、
きょうの日中までよりも
南東の方向から
長い距離を吹いてくる空気が
流れ込んできそうです。

このため、きょうよりも
雨雲が増える予想になっています。

きょうよりさらに
雨雲の発達に注意しつつ、
晴れ間が見えていても、
傘を持って出かけるのが安心です。

急な強い雨や
落雷、突風の発生にご注意ください。

また、きょうよりも
洗濯物を外に干せる時間は
短くなってくるでしょう。

上に書いたように
雨雲に隙間もあると思われ、
雲が薄くなることもありそうです。

熊本県に近い地域を中心に
日差しが出る可能性もあるため
あすも蒸し暑くなる所があるでしょう。

引き続き、
熱中症にならないようにご注意ください。


あさっても、
あすと同じ傾向で観ていますが、
あすの雨雲の状況を見つつ、
またあさっての最新見解を
お伝えしようと思います。

一方、台風13号は、
昨日の予想よりも早めに
東シナ海を北上する予想になりました。

今の所、県内からは
離れた所を北上する予想が中心ですが、
東寄りの進路にならないか、
強風域が広がらないか、
は、引き続き注意してご確認ください。

また、台風の東側にある雲が
どう動いてくるかによっても、
金曜日から土曜日頃の
県内の雨の降り方が変わるでしょう。

強風域の外にある雲が
弱まらないで九州に近づく場合には、
雨が強まる可能性もありますので、
台風が離れていても油断せずに
雨の情報に対して、今後も、
最新の予報・見解の確認をお願いします。

順調に動いていけば、
日曜日になると
天気が回復に向かいそうな資料が
優勢になりつつあるものの、
そのタイミングは、
台風の尻尾のように
台風の南についてくる
湿った空気や雲の
動きによって変わってくるでしょう。

この13号も東に逃げずに
北に抜けて行きますので、
台風一過になりにくいコースです。

一方、日本のはるか南東から
徐々に西に進んできている熱低は、
まだあまり発達していません。

午後の資料では
予想される表現も弱めです。
ウネリをもたらす
存在になるかどうかも含めて
もう少し様子を見ましょう。

一方、13号の南東にも
雲の塊があります。
このあたりの雲も、
今後まとまってくるかもしれません。
こちらも注目します。

もともとそういう時期ですが、
ラッシュです・・・
190903_1
きょう午後3時の
衛星画像と台風

13号は徐々に発達して
午後3時に暴風域が
出来てきました。

13号の
強風域の外にある雲が
どう振舞うか、
注意しています。
県内は、
強風域の外の雲や空気が
影響する可能性があります。
190903_2
昼過ぎの
宮崎市から南西の空

雲頂が金とこ状になった
大きな積乱雲が
そびえたっていました。

都城付近に
雷雨をもたらしたものと
思われます。
190903_3
同じ時刻の、
南東側の空

雲の峰
という夏の季語が
ぴったりはまるような
青空と入道雲の列です。

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