梅雨明けが遅れるか!?

ノダっち

19年4月24日(水) 17:17

きのう、全国の
都道府県庁所在地の
平成の雨量ランキングを
紹介しましたが、
全国で違うだけでなくて、
県内でも、地域により差があります。

ってこうで、
きょうは、県内でのランキングを
紹介しましょう。

ただ、これは
ココを見てくださっている
お天気好きの方は
なんとなく
想像がつくかもしれないですね。

まず、断トツなのは
えびの高です。
(アメダス名:えびの)

頭一つどころか、
体一つ突き抜けています。

えびの高原は、全国的にも
多雨な場所として有名です。

たしか、現在の平年値では
屋久島につづいて、おそらく
2番くらいの多さになっています。
(気象庁に電話して
 確認しようとしたところ、
 そんな統計は手元にないので
 自分で調べて、と言われたので、
 降水量が多そうな県のアメダスを
 一通り調べました。
 おそらくあっているものの、
 見逃しもあるかもしれませんm( _ _ )m)

昔、大雨警報の基準が
24時間200ミリだったころ、
注意書きで、
えびの高原のみは300ミリだったと
記憶しています。
(数字が違ったらごめんなさい。
 でも、明らかに基準が一段上に
 設定されていました。)

それくらい、もともと
雨が多い所なのです。
同じ県内でも
最も少ない高千穂とは
2倍近い差になっています。

南西からの暖湿気がぶつかったときに
もっとも雨雲を発達させやすく
雨の量が増えやすいのですが、
北西の風でも雪や雨を降らせますし、
南東からの台風の風が吹きつけるときも、
鰐塚付近で発達した雨雲でも
たっぷりと雨が降ります。

2番目と3番目も、
台風や梅雨の大雨でも
よく上位に来る
美郷町神門と西米良です。

神門は、
梅雨時に行ったことありますが、
たしかに
すごい雨の降り方をします。

4番目以下の差は、
1番2番3番の差に比べると
小さいさに感じられるでしょう。

鰐塚山のアメダスが
廃止されて久しいですので、
今回のランキングには
入ってきませんが、
ココが
まだ通年で観測されていれば、
上位に入ったと思います。

平成終盤で設置された
田野や都農のアメダスの数値が
令和では、
上位に入ってくるのではないかと
想像しているノダです。

鰐塚山と尾鈴山は
宮崎県の気象にとって
重要な役割をしています。

さて、
日照時間のランキングも
気になっている方が
いらっしゃるかもしれませんが、
ちょっと
あえて触れないことにしました^o^;

都道府県庁所在地ランキングでの
平成1位は甲府でした、
とだけ記しておきます^o^;

甲府は、降水量も
2番目の少なさでした。

昔から
ワインづくりが盛んな土地というのが
よくわかる数字でしょうか。

なお、
気象庁HPと表計算ソフトを使うと
調べることは可能ですので、
気になる方はどうぞ^o^;;


きょうの雨は、
令和での数字に注目している
都農が一番の多さになっています。
尾鈴山の効果でしょう。

昼ごろにかけては
やや活発な雨雲も通過して、
その後、少し
晴れ間が出たりもしましたが、
スッキリ回復には至っていません。

あす朝くらいまで
前線が離れ切らない予想ですので、
不安定が残るでしょう。
にわか雨の可能性もあります。

あすの日中は
雲が残るものの、
各地で晴れ間がありそうです。

ただ、午後も、気圧の影響を受けて
山沿いの一部で
にわか雨の可能性があります。

不安定ですが、
日差しもありそうですし、
あすの昼間も
半そでで過ごせるくらいの所が
多いでしょう。

また、あさってになると、
上空を寒気を伴った
気圧の谷が近づくため、
午後を中心に
大気の状態が不安定になりそうです。

あさっても、晴れ間が広がるものの、
午後のにわか雨には
気を付けておく必要があるでしょう。

土曜日には、気圧の谷も抜けて、
スッキリと晴れてきそうです。

ただ、
気圧の谷が連れてきた寒気が入り、
日曜日にかけての朝晩は
山沿いを中心にヒンヤリするでしょう。

連休スタートとともに
キャンプを計画されている方は
お気を付けください。


月曜日は、きのうの予想よりも
早めに崩れる予想になってきました。

30日に雨が上がる
タイミングがありそうですが、
1日にかけて、短い間隔で
気圧の谷が近づく予想で、
1日にも
再び雨雲がかかる予想が続いています。

2日からは晴れる予想ですが、
なお、来週中ごろ以降の予報は
あす以降の見解もご確認ください。


きょうは
3か月予報が発表されています。

5月は平年並みに
天気が周期的に変わる予想です。
帯状高気圧が来ると
晴れ間が続くこともある季節ですが、
今年はどうでしょう。
奄美の5月が
平年より曇りや雨が多い予想ですので
いつもより早めに
梅雨前線の北上があるかもしれません。
あおりを受けて、
梅雨の走りが現れる可能性もあります。

6月は、平年並みに
くもりや雨の日が多い予想です。

資料によると、太平洋高気圧が弱く、
沖縄・奄美で梅雨前線の影響が
長引きやすい予想になっています。
九州南部は、ここに近いため
影響を受けやすくなりますが、
降水量の予報は、ほぼ平年並みの中で
少:並:多=4:3:3と
やや少雨よりです。

本州付近は
より少雨傾向の予報になっていて
梅雨入りが
ユックリになるかもしれません。

一方、7月は
平年より曇りや雨の日が多い
予想になりました。

梅雨明けが遅れることを
示唆しているかもしれません。
例年だと、7月に入ると
太平洋高気圧が張り出してきて
梅雨前線が九州の北に北上して、
夏空が広がったり、
雨が降ったり(大雨リスク高まる)の
時期になるのですが、
それが遅れることを
示唆している可能性もあります。

降水量の予想が
平年並みか平年より多い予想ですので、
雨の多い時期の降水量が
平年より多くなった場合には
災害につながる降り方をしないか、
心配な予想です。

また、
高校野球の県大会への影響も
気になる方も多いでしょう。

ただし、資料を見ると、
7月になると、それでも
九州南部付近には、太平洋高気圧が
次第に張り出しそうにも見えます。

高気圧のフチになる時期が
一番危ない時期ですので、
そのあたりを注意していきましょう。

また、エルニーニョ現象が
夏にかけて続く見込みですので、
その影響も反映した予想になっています。

今後も予想に注目していきましょう。

190424_1
平成の降水量
宮崎県編

統計期間が
平成元年から
今年まで通年である
地点のみを
集計しています。

きのう23日までの
降水量を反映させました。
190424_2
九州南部の
3ヶ月予報
(気象庁HPより)

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