大雨警戒!

ノダっち

19年7月18日(木) 17:10

朝から断続的に雨が降っています。

とくに朝は、
やや組織化した雨雲がかかって、
県の雨量計では
時間60~70ミリ前後
観測していました。

急激に
危険度が上がった所もありますが、
雨雲自体が徐々に東に移って、
9時ごろには危険な状況を
一旦脱しています。

ただ、この雨雲は四国に進み、
高知では
記録的短時間大雨情報が出るような
さらに危険な雨を降らせました。

県内は、
組織的な雨雲が抜けたあとも
断続的に雨雲が発生し、
宮崎市内でも
時おり土砂降りになっています。

とくに、夕方になって再び雨雲が
ライン状に組織化し、
県北部平野部で
急激に危険度が上がりました。

晴れ間が覗いて
日が差すこともありましたが、
晴れても油断できない天気です。

しかし、こんな天気は
きのう書いた通り、予想通りで、
梅雨前線の南側になった時に
典型的な空模様でしょう。

梅雨前線の南側で
蒸し暑さも強まっていますね。

お休み中の熱中症にも気を付けましょう。

この蒸し暑い空気が
雨雲を発達させる原因です。


あすは、台風5号が
東シナ海を北上してくる見込みで、
台風が広範囲に持っている
北東側の雲がかかってきます。

このため、
あす午前までは、きょうのように
晴れ間が出たり土砂降りになったりの
空模様の可能性があるものの、
午後、遅くなるほど
雨雲が発達するリスクが
高まることになるでしょう。

あさってにかけて、
総雨量がかなりまとまってくる
恐れもあります。

また、雨雲が組織化してくると
急速に状況が悪化する現象も
心配です。

最新の雨雲の様子や
危険度を確認しておきましょう。

とくに、大粒の雨で
景色がかすむ様に降ってきたときは、
自分の中の警戒レベルを上げて、
とくにその状況が続いた場合には、
危険な状況になる恐れを考えて
情報収集や行動に移してください。

また、雨が強まった後は、
田んぼや水路の見回りなども含め、
不用意に外出しなくてよいように
雨が弱いうちに準備をしておきましょう。


回復のタイミングは、
台風が北上した後の
太平洋高気圧の強さ次第です。

台風5号が、南東側にも
雲を広く引き連れてそうですので、
北向きに北上したのでは
なかなか回復に向かいません。

台風の西に雲が少ないため、
台風が東に動かないと
県内の天気が回復しにくいのです。

南に連れてきている雲も
太平洋高気圧が強まってくれば
影響が弱いのでしょうが、
太平洋高気圧の強さは
そこまで見込めません。

日曜日まで
雨が降ったり止んだりの可能性があり、
月曜日以降の回復具合は、
台風と高気圧次第です。


それにしても、
台風5号が中国大陸に向かわず、
東シナ海を北上するということは
まだ太平洋高気圧が
あまり強くないということを
示しているともいえるでしょう。

真夏まで、
まだもう少しかかりそうです。

ただ、
きょう発表された
一か月予報によりますと、
この先一か月は、平年並みに
晴れる日が多いとなっています。

来週には、梅雨明けとなるのでしょう。

一方で、降水量が
平年より多い予想なのは気がかりです。

とりあえず、
台風が過ぎるころには、
色々見えるのではないかと思います。

夏空を楽しみに待ちましょう。

(きのう、台風5号の西にあった雲も、
 きょうは熱低に解析されています。
 この動きもちょっと気がかりです。。。)
190718_1
午後3時の
衛星画像と
台風

黄色の範囲が
強風域です。

きのう、台風の
東側にあった雲が
メインとなって
北上していて、
引き続き、台風中心の
東側と南側に
偏った雲の分布に
なっています。
190718_2
昼過ぎの
MRTから南西の空

晴れ間が見えつつ、
黒い雲もあって、
真ん中やや左には
雨柱も見えます。

不安定な空です。

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