春時雨

ノダっち

19年3月7日(木) 17:34

朝からよく晴れた宮崎市内ですが、
昼頃には、
サッと分厚い雲が広がって、
ノダのヒタイからコートーブにかけて
発達している雨粒レーダーが
ごくごく弱い雨粒を
ポツポツととらえました。

この雨雲、
北部山沿いには朝からかかっていて、
だんだん南下してきたのです。

北部には、山沿いを中心に
夕方にかけても寒気の雲が
かかりやすくなっています。

春時雨(はるしぐれ)
となった所もあったでしょう。

春時雨は、文字通り
春にある時雨(しぐれ)です。
辞書的には、単に
春のにわか雨、
としているものもありますが、
そこには、やはり、
時雨と同じく、
晴れたり急に雨が降ったり、
春の冬型の時のニュアンスも
含まれてよいのではないかと思います。
一方で、冬ほどの
薄暗い寒々しい時雨ではなく、
少し明るさも感じられる言葉でしょう。

この雲が朝からかかりやすかった
高千穂付近は昼の気温上昇も鈍く
最高気温は、高千穂や鞍岡で
10度に届きませんでした。

寒気が南下するときの
冷たい風も強めに吹いていて、
余計に寒さも感じられたでしょう。

寒気によって流れ込んだもので、
上空は、1500m付近で
0度から-3度くらいの
真冬並みの寒気が入ってきています。

なお、きょうは
春霞が強めに出ていて、
宮崎市内から鰐塚山が見えないくらいに
ぼんやり景色になりました。

こちらは大陸由来のPM2.5が
やや増えたためかもしれません。

が、それほど高くもないので、
かすみの原因は
それだけではなさそうです。

また、スギ花粉も
ポールンがたくさんとらえていました。

風が強くて
ホコリも舞い上がったでしょう。

花粉だけで、これだけかすんでいたら
かなりゾッとします^o^;

ただ、県内の花粉量は、
今季の中で
一番多くなるところもありそうです。

今夜、落ちてくる花粉にも
気を付けておきましょう。


あすには、
高気圧にしっかりと覆われて
穏やかに晴れてくるでしょう。

朝にかけては
風が残りそうな予想になったため
放射冷却によって冷えた空気が
たまりにくい予想になりました。

空気が流されるため、
今朝よりは寒さが強まって
風の寒さも感じそうですが、
朝の気温自体は、平年並みか
平年より少し低い程度でしょう。

それでも、
けさとのギャップの
大きい所があります。

風が予想以上に収まると、
予報以上に冷えるかもしれません。

体調管理にお気を付けください。


土曜日は、もう高気圧が離れて
雲が増えてきます。

ただ、はじめ晴れ間が残りそうです。

また、大きく崩す雨雲がかかるのは
日曜日になってからの
予想になってきました。
最近は、早まる傾向でしたが、
ココにきて後ろにずれています。

日曜日は、
雨の降りやすい一日でしょう。

詳しいタイミングは、
あすの見解もご確認ください。


月曜日からは、
晴れる日が多い週間予報に
なってきています。

ただ、木曜日頃は怪しいです。

一方で、
きょう発表された一ヶ月予報は
日照時間が
平年並みか平年より多い予想に
変わってきました。

前回までの、晴れの日が少ない、
という予想から変化です。

16日からの1週間は、
平年より晴れる日が多く、
23日からの2週間は
平年並みに晴れる予想になっています。

とはいえ、周期変化ですので、
土日に雨が降る流れからズレないと、
お出かけ予定には
厄介かもしれませんね。

お花見の予定も、
周期変化を見極めたいものです。

なお、平均気温は、
引き続き平年より高い予想です。
桜のつぼみの成長は
順調に進むでしょう。
190307
正午の衛星可視画像

冬っぽい
衛星画像です。

時雨をもたらすには
十分な雲だったでしょう。

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