この先も北上が遅い梅雨前線か

ノダっち

19年6月13日(木) 17:37

だんだん雲が増えていますが、
しっかりと日差しもあります。

この時期らしい程度の暑さでしょう。

日かげでは、だいぶ
涼しい風も感じます。

九州の南に離れている梅雨前線は
再びじわじわと北上中です。


あすは、九州南岸まで北上してきて、
前線上の低気圧も
夜にかけて九州南岸に
進んでくる予想になってきました。

このため、前線北側ですが、
まとまった雨雲がかかりやすく、
雨が強まる可能性もあります。
また、所によって
土砂災害に注意が必要になるくらい
総雨量が増えるかもしれません。

気象台から発表される
注意報の発表状況などに
注目しておきましょう。
総雨量がかなり多くなれば
警報級の可能性も捨てられない予想です。

また、前線の北側で
朝から雨になってきますので、
昼の気温が上がりにくいでしょう。

特に降り出しが早そうな
南部の平野部ほど
朝と昼の気温差が小さく、
場合によっては、朝よりも
昼のほうが下がる可能性もあります。

半袖だとヒンヤリと感じるくらいの
所もあるでしょう。

あさって土曜日になると
次第に低気圧が離れるものの、
低気圧が前線から切り離されて
前線の動きよりも少し遅れて
九州から離れるため、
土曜日の回復が
ゆっくりになる可能性もあります。

今のところ、午後には
回復していくだろうとみていますが、
またあすお伝えする新しい見解も
ご確認ください。

日曜日から月曜日はよく晴れて、
その後、水曜日頃を中心に
再び前線の影響を受けそうです。

ただ、来週になっても、
前線の大幅な北上は
まだ無さそうな予想になっています。


なお、きょう発表された
一か月予報によりますと、
この先一か月の平均気温が
平年より低い予想になりました。

とくに2週目まで
平年より低い予想です。
3週目からは、3:4:3の
どうなるか読めない、
というほぼ平年並みの予想が
発表されています。

ということは、少なくとも
今月いっぱいくらいは、
梅雨前線が、九州南部より北に
北上していきにくいということを
示唆していると解釈できるでしょう。

エルニーニョ現象によって
太平洋高気圧が
強まりにくい予想ですので、
梅雨前線を押し上げずに
夏の空気がなかなか入らない
予想とも言えます。

あすのように、
前線の北側での雨が多く、
昼の気温が上がりにくい雨が
今月いっぱいくらい
多くなるのかもしれません。

まだ長袖の羽織れるものも
残しておいてよいでしょう。

ちなみに、降水量の予想は、
3:4:3で
ほぼ平年並みというの予想ですが、
どちらに転ぶかわかりません。

太平洋高気圧の強まり具合に
これから注目していきましょう。

来週後半以降、少し梅雨が進んで
九州南岸に前線が伸びやすくなり、
さらに北上していかないとなると、
厄介な状況にもなりかねません。。。

一か月予報の生の資料を見ると
7月に入ったあとは
太平洋高気圧のフチが
九州南岸まで
北上しそうな予想でもあります。

それでも、
去年の同じ時期の予想よりは
太平洋高気圧の縁の北上は
遅いようです。

さて、どうなるでしょう!?
190613
薄雲が増えていた
昼ごろの宮崎市の
青空

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