雪の予想は難しい

ノダっち

23年12月21日(木) 17:17

確かに雪が降った所もありますが、
はたして、注意報レベルだったか・・・
なかなか判定も難しいのですが、
昨日も書いたように
風向きの懸念もある一方で、
東シナ海の海水温の高さは、
気圧の谷の存在がどう影響するか、など
なかなかに難しい要素の詰まった
今回の雪の予想になっています。
 
ただ、
あす明け方にかけては寒気が強まって
気になる気圧の谷の予想もありますし、
少しの積雪でも影響が出るため
あすにかけて山沿いや
九州道を通行予定の方は、
最新の道路情報などご注意ください。
 
 
一方、たしかに
しっかり冷えてきましたね。
 
昼間も、かなり風が冷たいです。
 
風が強まった所もあり、
日差しの強さよりも
風の冷たさを感じます。
 
それだけ、しっかりと
寒気が流れ込んでいることを
示しているといえるでしょう。
 
昨夜からけさにかけても、
山沿いの県境付近では
雪が降った所もあるようです。
 
日中、県内への雪雲の流れ込みは
かなり限定的になっています。
 
一方、九州北部では
福岡などでも
昼間からしっかりと雪が降った所もあり、
あすにかけて、
交通機関への影響も心配です。
 
今夜からあすにかけては、
風のぶつかりが発生して
等圧線が折れ曲がった気圧の谷が
通過する予想になっていて、
(山東半島で発生している?)
その影響で雪雲が
あす明け方から朝に
県内の山沿い(県境中心)でも
一時的にしっかりかかる予想をしている
資料があります。
 
いずれにしても、
あす朝は広い範囲で氷点下の予想で、
路面が湿っている所などは
凍結によるスリップ事故に要注意です。
 
ヒートショックなどもご注意ください。
 
そのまま、あすも
厳しい寒さの一日になるでしょう。
 
昼間も、一けたで経過する所が多く、
昼間も分厚い冬用の上着や
手袋、マフラーが
欲しい所が多い見込みです。
 
 
寒気自体は、
あさってになると
だんだんと北上を始めます。
 
ただ、朝は
あすにかけて雲が多い北部山沿いで
晴れてくる所で、
あす朝にかけてよりも
放射冷却が効いてきて、
冷え込みが強まる所があるでしょう。
 
今季一番の
冷え込みを更新する所もありそうです。
 
昼も平年より強めの寒さが予想されます。


日曜日も朝は放射冷却で冷えますが、
昼は、きのうくらいの
平年並みくらいの寒さに戻るでしょう。
 
火曜日くらいまでは
平年並みくらいの寒さが予想されますが、
水曜日ごろから平年を上回ってきて、
来週後半は、この時期にしては
暖かいくらいになる所も出てきそうです。
 
きょうの一か月予報や資料を見ると、
年明けにかけても、
気温が平年より高めで経過する
可能性が高くなっています。
 
とくに30日からの1週間は、
平年より高くなる可能性がかなり高く、
平年よりかなり高い可能性もある、
予想です。
 
ただ、年明け2週目以降は
条件を変えて計算した
アンサンブルメンバーのばらつきが
大きくなっていて、
平年を下回る予想も、
無視できないくらいありますので、
様子を見ましょう。
231221_1
きょう昼前の空

低い層雲が
冬に強い寒気が入った時に
特徴的な出現のしかたです。

これが、山の風上は
たれ込めるのですが、
山を越えた下降気流が
雲を消して
県内の平野部は晴れています。
231221_2
昨日の延岡で見られた
曲がった飛行機雲

はじめてい見たのですが、
どういうものでしょうか?
というメールが
報道部に
2通ほどあったとのことですが、
きのうは、
上空の薄い雲がかかりやすくて
空の高い所は湿っていて
気温も低かったので、
飛行機雲が残りやすい状態でした。

アプリで飛行機を調べてみたら、
ちょうどいいものが無かったのですが、
おそらく、
折れ曲がった所で
向きを変えた飛行機が
あったと思われます。

2つの飛行機が
上下で交差して
途中で空気が乾いていて
雲が消えた可能性も考えましたが、
雲の状態からすると
一つの飛行機だと思われます。

なお、2010年に
ノダも似たような雲の
写真を撮っています


飛行機はけっこう、
角っと曲がりますので
こんな感じにみえることも
しばしばあります。

ところで、お願いなのですが・・・

雲に関するご質問に関しては
詳細な撮影場所と方角、
撮影時刻(分単位)を
添付していただけると
調べやすくなりますので、
よろしくお願いいたします。
(10分後くらいの変化の様子も
一緒に添付していただけると
さらに助かります)
231221_3
午後1時の衛星画像
231221_4
一か月予報資料
(西日本上空1500m付近の
気温の予想)

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