局地的大雨に注意警戒

ノダっち

18年10月4日(木) 17:02

台風25号は、
24号よりも
早いペースで
勢力を弱めてきました。

それでも、強いのですが・・・

24号よりも
早めに勢力を落としたのは、
24号の影響が大きいでしょう。

沖縄の南海上にかけて
24号と同じようなコースで
北上していますので、
24号がかきまぜた海域を
進んでいるのです。

つまり、
25号が北上しているコースは、
24号が海をかき混ぜたことによって
海水温が少し下がっていました。
海水温が下がったため、
台風のエネルギー源である
暖かく湿った空気の補給が弱まって、
きょう正午現在で960hPaまで
気圧が上がったのでしょう。

かといって、
東シナ海の海水温が
これ以上も急速に衰えるほど
下がっているわけではありません。

強い程度の勢力は維持して
東シナ海を北上しそうです。

一方で、雲が広がっていて、
強風域の範囲が広い
大型の台風になっています。

離れていても、
強風域に入って
注意報クラスで
風が強まりそうです。

24号の時のような
暴風にはならないでしょう。

気を付けないといけないのは、
雨の降り方になります。


きょうは、
秋雨前線の影響で雨が降って、
所により雨脚が強まりました。

日中は、危険な降り方という
感じがなかったものの、
特に夕方になって、
やはり発達した雨雲が出来てきて、
急に道路が冠水するような
非常に激しい雨になった所があります。

一方で、きのうから
OAでお伝えしていますように
まだ台風24号の雨が
地面から抜けきっていません。

今回は、24号よりも
台風が遠い所を通りますので、
24号の時のように
広い範囲で雨が強まりませんが、
そこまでの雨量でなくても
危険度が上がりやすい状況です。

今夜も、前線が県内を北上するため
所により発達した雨雲がかかりますので、
浸水や中小河川のはんらんなど
警戒が必要になるでしょう。

また、台風が東シナ海を北上し、
あすの午後になると
県内も強風域に入りそうですが、
強風域は台風を取り巻く
雨雲があるエリアにも相当するため、
強風域に入ると、
台風を取り巻く雨雲が
県内に東から流れ込んで、
局地的に
雨雲が発達する可能性もあります。

雲はらせん状ですので、
雲と雲の間の隙間もありそうで、
止むタイミングもあると思いますが、
止んでいても
急な激しい雨にご注意ください。

激しく降ってきたときには、
道路の冠水や崖の様子などに
注意・警戒しましょう。


台風の進み具合によりますが、
土曜日に台風が日本海に抜け、
県内の風向きが
西から吹いてくるようになると、
平野部から
天気が回復してきそうです。

日曜日から月曜日は
広い範囲で晴れるでしょう。

日曜日は、台風が持ち込んだ
熱帯の空気も残ることに加えて
西風も吹き付けるため、
平野部ほど気温が上がりそうです。

再び暑くなります。
熱中症にならないように
ご注意ください。

なお、
きょう発表の一ヶ月予報では
この先一ヶ月の平均気温は
平年より高い予想です。

この先の秋の深まりは、
ゆっくりになるということでしょう。

そして、
25号で、
近づく台風が
最後になると
いいなぁ・・・
181004_1
きのうの海面水温
(気象庁HPより)
181004_2
午後3時の
衛星可視画像

25号は、
目がわからなく
なっています。

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