非常に強い勢力の脅威

ノダっち

18年9月5日(水) 17:50

一夜明け、
台風21号の被害の大きさに
改めて脅威を感じています。

非常に強い勢力の
とくに進行方向右側は
やはり危険度が尋常ではないです。

改めて、よく分かりました。

このたび、被災された皆様には
心よりお見舞い申し上げます。

まだまだ台風シーズンは続きますし、
不自由な生活を強いられている皆様が
一刻も早く、
日常が取り戻せることを願います。。。

そして、
宮崎県に住んでいる我々も、
同レベルの台風が
薩摩半島から
熊本方向に進んだ場合など
同様の状況になりうることを
肝に銘じておきたいです。

もうしばらく
海水温は高い時期ですので、
台風が衰えずに
北上しやすい状況でもあります。

今のところ、
そこまでの気配はないですが、
相変わらず、フィリピンの東は
雲ができやすい状況です。


また、今回は、高潮の怖さも
改めて目にされたことでしょう。

高潮について、
ココであまり書いたことがないため、
一度書いておきます。

高潮は、
海面の表面現象である高波とは
違います。

気圧が低くなることで、
海面を抑えている力が弱まり
海面自体が高くなる効果
(吸い上げ効果)や、
一方向からの強い風が吹きつけて
海水が入り江や
湾の奥に集められる効果
(吹き寄せ効果)もあり、
潮が高くなる、
つまり海そのものの
水位(潮位)が上がる現象です。

このため、
勢力が強い=気圧が低い台風ほど
高潮の危険度は上がります。

それは、潮位の変動という面で
津波のそれとも似ていますが、
津波とは違い、
台風接近時に向けて高くなり、
周期的な波にはなりません。

ただし、危険な高潮になると
海面が持ち上って岸壁を超え、
普段陸の所に海水が浸水し、
引いていくときには、
陸のものも
沖に持っていってしまいます。
流れができる点も
津波のそれと似ているでしょう。

一方で、津波と違い、
事前に警報が出されますので、
容易に非難が可能な点は、
津波と異なります。

とくに、入り江など海水が
集まりやすい場所ほど
海面が上がりやすくなりますし、
普段から大潮の時に
岸壁近くまで海水が来る港などは
危険度が上がりやすいため
自分が住んでいる地域の
特性を知っておくことも必要でしょう。


さて、きょうの県内は、
予想通りにスッキリと晴れた
秋晴れの一日になりました。

朝は、
少し秋らしい空気も感じられて
涼しかったのですが、
南西からの風が続いたため
宮崎市周辺を中心に
気温が上がっています。

最高気温は、宮崎市内で
33度前後まで上がりました。

ただ、空気は乾いているため、
カラッとした暑さです。

都城や延岡、宮崎は
40%台まで湿度が下がっています。

絶好の洗濯日和です。

むしろ、
きょうがチャンスでした。
きょうしか
しっかりできるチャンスは
なかったとも言えます。


あすは次第に雲が増えて、
所々でにわか雨がありそうです。

弱い前線が北上し、
湿った空気も流れ込むでしょう。

午前を中心に晴れ間もありますが、
晴れていても、
傘を持ってお出かけください。

早い所は、
朝から雨が降り出すでしょう。

その分、日中の暑さは落ち着きます。


そのまま、しばらく
太平洋高気圧のふちに当たり、
湿った空気が
流れ込みやすくなりそうです。

秋雨前線が
九州付近に伸びやすくなる
予想もあります。

野球のU18アジア野球選手権大会への影響が
非常に気になる予報になっています。

なお、
きのう気になると書いた
フィリピンの東の雲は、
きょう熱低と解析されてきました。

ただ、こちらは、
資料の中で
あまり発達センスがありません。

とはいえ、前線への影響も含め
注目したい対象です。
180905_1
昼前の
宮崎市上空の青空

飛行機が
全く雲を残さず
高層を飛んでいました。
180905_2
午後3時の
衛星可視画像

フィリピンの東に
熱低の
弱い渦があります。

投稿月