台風19号、九州の南を通過中

ノダっち

18年8月21日(火) 17:08

台風19号は、
今日21日の午前3時に、
非常に強い勢力
カテゴリが一つ上がりました。

このままの勢力を維持して
あすにかけて
九州の南を通過して
東シナ海に進む見込みです。

きょう正午現在、
中心気圧は950hPa、
最大風速は45mとなっています。

中心には、
大きな目がハッキリです。

県内には、午前にかけて
湿った空気による雲が
点々とかかった程度で
晴れ間があったものの、
午後にかけては
台風の北に広がる
上空の雲もかかってきました。

それとともに、昼ごろに
南部から次第に
風速15m以上の
強風域に入ってきています。


ただ、今回は、
このあとも風速25m以上の
暴風域には入らない見込みです。

暴風域に入るか入らないかでは、
影響が大きく違い、
入ると危険度も数段上がります。

強風域の中は、
比較的、雨雲もまばらです。

ただし、そのまばらなものが
東から県内に流れ込んできますので
雨雲が県内の山で
発達しやすいコースになります。

同じところに
発達した雲がかかり続けて、
急激に雨量が増えて
危険度が上がるのが今回の心配事です。

日南海岸付近や、
鰐塚山周辺、霧島山周辺、
尾鈴山周辺などの
県北の山間部など
急な雨量の増加に
注意・警戒しましょう。

とくに今夜遅くから
山沿いを中心に
発達した雨雲がかかりやすい予想です。

目が覚めるような
雨音が続くようですと、
急激な危険度上昇が疑われますので、
気象台からの
各種情報の発表状況を確認しましょう。

あすの日中以降も、
台風が朝鮮半島に離れるまで、
県内には、
断続的に雨雲が流れ込みそうです。

とくに、沿岸線から
少し内陸に入った地域ほど
雨量が増えやすくなります。

また、河川は
上流での大雨によって
下流でも増水しますので、
沿岸部で
雨の止み間が多く感じても
油断できません。


一方、台風20号は、
じわじわ発達しながら
小笠原近海まで北上してきました。

午後3時には、
強い勢力にカテゴリを上げて、
あさっての午後以降、
四国を中心とした
西日本に近づきそうです。

予想のブレは小さいものの、
引き続き、西寄りにならないか
注視しています。

四国の西部以西に近づくと
県内にも
活発な雨雲がかかる可能性もある一方、
四国の東部以東に北上すれば、
影響はかなり小さいでしょう。

引き続き、注目です。


それによって、あさって以降の
週末の予報も変わるでしょう。

二つの台風が過ぎた後、
高気圧がどういう状況になるかでも
週末以降の天気が変わりそうです。

新しい予報でご確認ください。
180821_1
正午の
衛星可視画像

19号は
やや大きめの目と
キレイな渦巻きです。

目の中にある
低い雲も映る
ひまわり8号の
能力はさすがだな、
と改めて感じます。

20号も
渦巻きがまとまって
発達中です。
180821_2
きょう正午の
19号の雲と
雨雲の分布

中心に
発達した雨具の
塊があります。
暴風域よりも
やや広めに
中心付近の
発達した雨雲が
あるようです。

この中心付近が
かかるかどうか
かなりの差があります。

その外側の雲は
雨雲がまばらなのですが、
雨雲の素は
たっぷりと含んでいて
山に吹きつけて
雨雲が発達しそうです。

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