霧日数が減少傾向?

ノダっち

18年11月29日(木) 17:20

ヒンヤリが戻った朝でした。

放射冷却です。

その放射冷却で
雨上がりの湿った空気が冷やされて
霧も発生してました。

放射霧です。

秋から冬の雨上がりに出やすい
一般的なタイプでしょう。

ところで、宮崎市では
霧が出たのが
きょうで今年14日目だったのですが、
過去の記録を見ると、
どうも昔から比べると
減っているような傾向が見えます。

顕著な右肩下がりでもないのですが、
気象庁のHPで公開されている
1931年以降の
宮崎市の年間の霧日数を
エクセルに入れて
線形近似を引かせると
100年で約5日ほど少なくなる
傾きの線が得られました。

大きな傾向でみると、
70年代以降、
20日を超える日が出なくなり、
15日を超える日も減っています。

都市化が進んで
都市熱の影響があるのか、
地球温暖化の影響があるのか、、、

ただし、
年ごとのばらつきは大きく、
このデータで減っていると
言っていいのかは、
少し疑問に思います。

今年は近年の中では
多めの傾向です。

疑問に思ったため、
宮崎よりも
さらに都市化が進んでいる
福岡の統計を見ると、
もっと顕著でした。
線形近似の線は、
100年で約9日減っている
傾きになっています。

ということは、
都市化によって
朝にかけて冷えにくくなったことが
霧の減少と
関係しているかもしれません。

もちろん、
霧は朝の冷え込みだけではなく、
湿った空気の流入具合や
海水との関係もありますので、
その兼ね合いによって
年々のバラつきがあるのでしょう。

もう少し長期的に
この霧の傾向も
気にしてみたいと思います。


朝の霧も、
太陽が上がると解消しました。

放射霧は、空気が暖められると
消えていくのです。

日中は、スッキリと晴れています。

4日ぶりの洗濯日和です。

朝は霧が出るくらいに
湿っていた空気ですが、
昼頃には
湿度が50%を切ったところが多く
昼頃から昼過ぎには
お布団も、干せるくらいでした。

あすにかけても、
引き続き晴れそうです。

朝にかけては、内陸を中心に
今朝にかけてよりも
放射冷却が効く所があるでしょう。

一方で、明日の日中も
過ごしやすい陽気になります。

内陸を中心に
朝と昼の寒暖差が
大きくなるでしょう。


きょうの資料だと、
土曜日もしっかり晴れそうです。
きょう、明日の日中よりは
薄雲が増えるくらいでしょう。
(明日の夕方以降も、
 薄雲が増えるかもしれません)

日曜日は、さらに雲が増えて、
遅い時間から
下り坂に向かう可能性があります。

このあたりは、
まだはっきりしません。

火曜日を中心に
前線が通過して雨になる予想で、
月曜日は、
湿った空気がどのくらい入るかで、
雨が降るか、
曇りのままかが変わるでしょう。

来週後半には、
寒気が南下する予想がありますが、
そのタイミングと規模は
資料によってまだ差があります。

その差によって、
来週後半の晴れがいつまでもつかも
差が出ている状況です。

かなり気になりますが、、、

もう少し様子を見ましょう^o^;;


さて、来週末には
寒気が入る可能性があるものの、
一ヶ月予報は、
平均気温が平年より高い
発表されました。

しかも、その確率は
低い:並:高い=10:10:80です!

なかなかない数字の並びで
確からしさがうかがえます。

寒気の南下は一時的で、
強い寒さは長続きせず、
平年よりも暖かい日が
多くなりそうです。

一方で、冬は寒気が入った方が
晴れが続く県内ですので、
晴れの日は平年より少なく、
降水量が、
平年並みか平年より多い
予想になりました。

周期的に
低気圧や前線が通るのでしょうが、
前線が南岸に停滞すると
厄介でしょう。

気温的には、大掃除などが
行いやすい日が多そうですが、
外の掃除などは、
週間予報を見ながら
計画的にやっていった方が
良さそうです。
181129_1
徐々に霧が晴れてきた
朝の大淀川と朝日
181129_2
宮崎市の
霧日数の変化
181129_3
福岡の
霧日数の変化

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