都城は3連続真夏日

ノダっち

18年5月16日(水) 17:05

朝は、が出ていました。
それほど
濃いものでもなかったですが、
所々でぼんやり景色だったでしょう。

きのうの夕方、
620の時の宮崎の湿度が
85%くらいあって
確かに高かったのです。

きのう日中の
都城の湿度は低かったと
お伝えした通りだったのですが、
沿岸部は東から風が吹いたことで
海からの湿った空気も入っていました。

夜になって、陸風(西寄りの風)に
変わった後も、
この風があまり強くなかったため
湿った空気が逃げなかったのでしょう。

この湿った空気が
朝にかけての
放射冷却によって冷やされ、
霧になりました。
放射霧です。


きょうも薄雲が増えたものの、
日差しがたっぷりあって
気温が上がっています。

内陸を中心に真夏日が出ました。

西米良では、
32.5度まで上がって、
今年の県内最高を更新です。

また、都城は、きょうで
3日連続の真夏日になっています。

都城で
5月中旬までに
3日連続の真夏日になるのは、
観測史上初めてのようです。


なお、きょうは
時々ここで紹介する晴天エコー
南部の沿岸に出ていました。

気象台に問い合わせると、
「レーダーのつなぎ目なので」
という新しい返答もあり、
新たな可能性もちょっと考察です。
(このくだり、ちょっと長いので
 興味ない方はず~っと下に
 いってください・・・^o^;)

宮崎県付近は
福岡県の脊振山と
鹿児島県の種子島、
高知県の室戸岬、
それに広島の
レーダーが合成されている
と思われるのですが、
資料を見てみると、
どうやら室戸岬のレーダ波が
このあたりで
しっかり反射していたようでした。

合成されたアウトプットでの
レーダー画像では
確かに西側がスパッと
直線に切り取られているので、
きょうのエコーが出た範囲は
主に室戸岬のレーダーが
反応したもの様です。

そして、その西側は
福岡や種子島の
レーダー範囲なのでしょう。

室戸岬からの電波ですので、
本来は、宮崎上空では
だいぶ高い所の雲をとらえる
電波になっているはずですが、
大気層の影響で反射して
地上付近の何かに電波が
反射しているのではないかと
考察します。

この電波の現象は
異常伝搬と言われていて、
気象庁のこちらのページでも詳しく解説されていますので、
ご興味のある方は覗いてみてください。

気象庁の上記ページによると
海上は
「異常伝搬の原因となる
 大気構造を安定して形成しやすい」
と記載されていますので、
おそらく室戸岬のレーダー波が
原因ということでしょう。

ここは、年に何度か
晴天エコーが出る場所なので
気象庁さんには
もっとうまく合成を行うなど、
なんらかの
対処をしてもらいたいものです。

11時を過ぎると
このエコーは弱まりました。



ということで、
エコーはあっても、
空はよく晴れていました。

昨日予想していたよりも
分厚い雲も少なくて
日差しもしっかりです。

あすにかけても、
薄雲がかかりやすいものの、
日差しはしっかりありそうです。

ただ、
湿った空気も流れ込むため
きょうよりも
大気が不安定になるでしょう。

山沿いを中心に
局地的に雨雲が発生する可能性が
きょうより高めです。

ただ、日差しもありそうですので、
やはり暑くなるでしょう。

西風が吹きそうですので、
平野部でも
気温が上がりやすくなりそうです。

引き続き、熱中症にならないように
お気を付けください。


週末の前線南下は
遅い側の予想になってきて、
どうも金曜日よりも
土曜日の雨の方が
可能性が高くなっています。

ただ、前線の活動は
あまり強くないかもしれません。

土曜日にかけて
前線が南下した後、
日曜日に晴れ間があるかどうかは、
前線が南に
どのくらい離れるかどうかです。

あす以降の資料でも
見ていきましょう。

なお、きのう10日予報で
梅雨の可能性について
少し書きましたが、
きょうの10日予報の資料を見ると
まだその雰囲気は無さそうです。

きょうの資料では
雨が続いたとしても、
「はしり」のように見えます。
180516_1
朝の大淀川

霧でかすんでいました
180516_2
昨夕の
天気620の空
180516_3
午前10時40分の
晴天エコー

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