ノダっち

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結局台風12号に

ノダっち

25年8月21日(木) 16:44

天気の話なノダ

未明に、
(やっぱり)「台風になりそう」
という情報が出て、
午前9時に
(けっきょく)台風12号になりました。

いったん台風になりそう、
という情報が出た後、
やっぱり台風になりそうにないです、
という情報が出ていた
あの熱低です。

たしかに、きのうの午後、
熱低の中心付近で
雲の発達傾向があったため、
少し気になっていたのですが、
しっかり発達した雲が
中心渦の周りで
まとまってしまいました。

先日OAでもお伝えした通り、
海面水温が熱帯並みの高さなので、
さもありなん、です。

ただ、やはり、
こんな高緯度で台風になるのは
普通ではありませんね。

なかなか厄介で面倒な
熱低・台風となっています。

太平洋高気圧の
北側に回り込んできたことで、
台風は高気圧の周辺を時計回りに吹く
高気圧北側の西風によって
東に動く予想にもなりました。

いったん台風になったものの、
九州の陸地に近づくにつれて
陸地の影響を受けて
台風の構造が次第に崩れ、
あす朝までに熱低になる予想
(きょう午前9時現在の予想)ですので
台風としての暴風の影響は小さくて
風は注意報レベルの予想です。

一方、
台風の特に中心付近や
東側などに発達した雨雲もあるため
台風中心の動きや
発達した雲の動き次第では、
県内でも大雨となる恐れがあります。

台風の動きが遅いため
発達した雨雲がかかってきたら
同じところに発達した雲がかかりやすく、
雨量が急に増えるのも心配です。

あすにかけて
最新の雨雲の状況を確認して、
激しい雨が続いてきた状況になるときは
土砂災害や道路冠水、河川増水に警戒し、
キキクルをご確認ください。

また、発達した雨雲の下では、
落雷や竜巻などの激しい突風の発生にも
注意が必要です。

あさって以降の天気は、
この台風12号の動き次第で変わりそうですが、
週末以降は、基本的に
太平洋高気圧が次第に強まる予想で
変化ありません。

湿った空気の影響が残ると
にわか雨が起きやすい可能性がありますが、
基本的には晴れ間が次第に戻って
暑さも厳しくなる流れとみています。

明日以降の新しい予報で
ご確認ください。


なお、きょう発表された1カ月予報も
先日お伝えした3カ月予報同様に、
この先も
平均気温は平年より高い予想です。

厳しい残暑で体調を崩さないように
お気を付けください。

ペットや家畜の体調管理や
農作物の管理にもご注意ください。

250821_1
きょうの正午の衛星画像
(Weather Modelsから商用利用の同意を得て転載)

火曜日に載せた衛星画像よりも
雲がしっかり発達した様子が
映っています
250821_2
きのうの海面水温図
(気象庁HPより)

フィリピンの東などと
同じくらいの
30度以上の海面水温が
九州南部周辺にあります。
250821_3
朝の
宮崎市の南東の雲の様子

日向灘上空に火球出現

ノダっち

25年8月20日(水) 18:00

天気の話なノダ

夜中に
夜空がかなり明るくなったようで、
たくさんの方がご覧になっていて、
うらやましく感じているノダです。
 
昨夜、我が家でも
ノダがリビングでウトウトしていると
家族が「空が光った!」と
大騒ぎしだして、目が覚めました。
 
雷雲はもう無いはずだし
予報が外れたのかな?
と思ってレーダーを見たけど、
やはり雨雲の反応はありません。
 
そうなると、可能性は
「火球」が最も高くなります。
 
明るい火球の場合は
SNSがお祭り騒ぎになるので、
「火球」を入れると
やはり各地で火球というつぶやきが
たくさん引っ掛かりました。
 
しかも、
かなりの広範囲での目撃情報があり、
だんだんとライブカメラなどの映像も
投稿されてきて、
観れなかったのを悔やみつつ
眠ったノダです。
 
火球は、
大きな(特に明るい)流星です。
 
宇宙空間に漂うチリが
地球の大気に突入して光るのが流星で
そのチリが大きくなるほど明るい流星、
火球になります。
 
今回は、
燃え尽きずに落下した可能性もある
そんな大きさでした。
 
燃え尽きずに地上で見つかると
隕石になります。
 
ただ、今回は、
火球の軌道計算に詳しい
平塚市の学芸員、
藤井大地さんの軌道計算によると
九州南東の海上の上空で発光したようで、
落ちていたとしても海の上の様です。

(陸地に落ちていたら
 事故が起きたかもしれませんので
 見つからないのは残念ですが、
 事故の可能性の低い海上だったのは
 残念ですが、幸いだったかも)
 
また、その軌道計算によると
木星と火星の間にある
小惑星帯からやってきたようだ、
とのことでした。
 
太陽と地球よりも少し遠いところから
はるばるやってきて、
たまたま昨日の夜、
地球と交差して
九州の南東の空で姿を現したのです。
 
なんともロマンがあります。
 
いずれにしても
ご覧になった方はラッキーでした!
 
 
昨日の夜は、広い範囲で
火球が目撃できるくらいに
晴れていたのですが、
きょうは東シナ海を北上している
熱帯低気圧の東を
熱低とともに北上してきた雲が
南から入ってきて、
早いところで昼前から雨が降り出して、
各地で土砂降りとなりました。
 
雨が降って、
雲も多くなり、
日差しが弱まった分、
きのうに比べて
昼の暑さは少し落ち着いています。
 
ただ、湿度が高いので
熱中症には油断できない蒸し暑さです。
 
 
今夜からあすにかけては
熱帯低気圧が九州の西で
動きが遅くなりそうな予想になりました。
 
熱低の東の湿った空気が
あすも入ってきやすいため
不安定な空になるでしょう。
 
明日も晴れ間があるものの、
晴れても油断できない空です。
 
午後を中心に
急な激しい雨や落雷、突風の発生に
ご注意ください。
 
きょうよりも日差しがある見込みで
きょうよりも蒸し暑さが強まりそうです。
 
十分な熱中症予防も必要になります。
 
 
あさって以降は、
再び高気圧が上空で強まる予想で
熱低もだんだんと不明瞭になると
予想していますが、
湿った空気が残るため
週末にかけても
山沿いを中心に
午後の夕立がありそうです。
 
一方、高気圧の強まりで
週末以降も
厳しい残暑が続くでしょう。
 
暑さの疲れが
体にたまるころにもなっています。
 
体調管理にお気を付けください。
 
ペットや家畜の体調管理も
注意しておきましょう。
250820_1
南から雨雲が迫っていた
昼前の空
250820_2
線路の下の方、
まだ遠くに見えていた
ににょきにょき入道雲と
上空は少し秋の気配の雲も
250820_3
きのうの夕方の空

入道雲が崩れつつあるときの
夕方は太陽の光が
入道雲で影を作るので
様々な表情が見られて面白いです

ギリギリ台風にならないようです

ノダっち

25年8月19日(火) 17:48

天気の話なノダ

ギリギリ台風になりそう、
ときのう気象庁が発表していた
南西諸島付近の熱低について
きょう午前9時に
やっぱり台風になる可能性が
低くなりましたと
発表がありました。

ただ、
台風になってもギリギリ台風クラスの
予想でしたし、
大勢に大きな変化はないです。

あすからあさっては、
熱低の東側の雲が北上するので
湿った空気が入りやすくて
きょうよりもさらに
にわか雨が起きやすくなるでしょう。


きょうは、やはり、
きのうよりも雲が沸きやすくなりました。

高気圧が弱まっているようです。

昼前から
宮崎市から見て
入道雲が鰐塚山山系付近で
成長して
レーダーにも反応が出ています。

一方、日差しもたっぷりなので
きょうも蒸し暑さも強くて
熱中症の危険度が高い暑さでした。

最高気温は
加久藤で
あと少しで猛暑日という
34.7℃まで上がっています。

ただ、この気温上昇もあって
雨雲も発達しました。

この雨が降った所は
雨の後で気温が下がって
田野~加久藤付近は
25度前後まで気温が下がっています。


あすは、上に書いた
熱低周辺の東側にある空気が入ってきて
きょうよりもさらに
雨雲が出来やすくなりそうです。

急な激しい雨や
落雷、突風の発生にご注意ください。

晴れ間が見えても油断できない空です。

あさってまで、
この熱低周辺の空気の影響が
つづくでしょう。

週末以降は
再び高気圧が強まりそうです。

日曜日から月曜日ごろが
ピークになりそうで、
平年よりも
強く太平洋高気圧に覆われそうな
予想になっています。

残暑が厳しいでしょう。


そして、残暑は
10月まで続きそうな、
今年も秋の深まりがゆっくりになりそうな
きょう発表の3カ月予報です。

先月の予報から変化なく、
10月ごろまで
今年も真夏日が出る可能性がありますね。

一方、10月は
平年より晴れる日が少ない予想も
続いています。

太平洋高気圧が弱まるタイミングでの
台風発生には要注意です。

11月は、
低:並:高=3:3:4の
ほぼ並みの気温予想です。

やや高温寄りですが、
低温側にもある程度の
見積もりがあります。

11月も
暑い日があるかもしれませんが、
急に寒くなる時期があるのも
近年の傾向です。

急に下がるタイミングで
体調を崩しやすくなるので、
このタイミングには注目して
体調管理をしましょう。

250819_1
昼頃の MRTから南西の空

鰐塚山のあたりで
雨雲が発達してきていました

このあと雷雲に
発達しています
250819_2
正午の衛星画像
(Weather Modelsから商用利用の同意を得て転載)

台風になりきらなかった
熱低の雲は
緩やかに渦を巻いているのは
確認出来ます
250819_3
けさの新燃岳火口
(気象庁HPより)

火口が
少しアップになっていたので
保存
250819_4
3カ月予報の
大気の特徴
(気象庁HPより)

緑の矢印が
不気味です。

戻ってきました

ノダっち

25年8月18日(月) 17:15

天気の話なノダ

一週間、
たっぷりお休みをいただいて
リフレッシュしてきました。
 
「雨が心配なエリアに行きます。」
と書いていましたが、
やはり、休み中、
九州北部は大変な大雨になってしまい
大きな被害も出ています。
 
大雨でどうしようもなくなる前に
移動を終わっていたので、
ノダ自身は大きな影響は無く、
実家の周りも
避難指示が出たものの、
実家は水害の心配がない場所なので
特段の行動をとりませんでしたが、
地元の低地でも
浸水被害などが出ていました。
 
やはり暑くなった後の
前線の南下は厄介です。
 
これは、今後も
教訓として覚えておきましょう。
 
天気回復後の山口県宇部市は
猛暑でした。
 
体感的には宮崎よりも暑かったです。
 
やはり、宮崎は
太平洋という大きな海に面しているのが
大きいのかもしれません。
 
日差しはもちろん
宮崎の方が暑く感じるのですが、
サウナの中にいるような暑さは
たまりませんでした。
 
昨日の夜に帰ってきて、
今朝までは
エアコンもいらないくらい快適で、
やはり宮崎は良いなぁ、
と感じた朝です。
 
 
ただ、そうはいっても
きょうも33℃前後まで上がった所が多く、
神門と加久藤で
猛暑日になっています。
 
危険な暑さが続きました。
 
また、上空の高気圧が
弱めになっていることもあって、
昨日に続いて、
きょうも、この温められた空気が
軽くなって上昇して
午後に雨雲を所々で作っています。
 
 
あすは、きょうよりも
高気圧が弱まりそうです。
 
このため、
平野部での午後の夕立の可能性が
きょうより高まります。
 
明日も朝から各地で晴れて
厳しい残暑になりますが、
夕立には各地でご注意ください。
 
黒い雲が広がってきたら
洗濯物を取り込めるように
しておきましょう。
 
また、落雷や突風、
激しい雨による道路冠水などに
ご注意ください。
 
引き続き、
十分な熱中症予防も必要です。
 
 
あさっては、台風の動き次第で
雨の降り方が変わってきそうです。
 
きょう南西諸島の南にある
熱帯低気圧が
北上しながら
あすにかけて台風になる見込みが
気象庁から発表されました。
 
海面水温が
九州のすぐ南でも
熱帯波の高温状態なので
台風がすぐ近くでも
発達しやすい環境ですが、
台風は、上空の風が弱くて
下層から上層まで同じ風の流れが
作れる環境ではないと
発達しにくいのですが、
今回は、
上空の風がその条件を満たしにくく
台風としての発達は弱い見込みで、
九州に近づく頃でも
ギリギリ台風程度の予想です。
 
とはいえ、
近づくと
それなりに
雨が強まる可能性もありますし、
近づかなくても
台風にまとまりきらなかった
雲の動向次第で
雨が降ることもあるでしょう。
 
また、念のため
台風が予想よりも発達する可能性も考慮して
今後の予想には
最新のものの確認をお願いします。
 
また、この台風の動き次第で
週後半の予報が
変る可能性もあって、
最新の予報の確認も必要です。
 
一方、この台風が
南から持ち込む熱帯の空気によって
週末以降も厳しい残暑になりそうで、
そちらもご注目ください。
250818_1
上は、9日土曜日の 地面を大きくたたく
雨の様子

下は、きのうの帰り道
九州道山川PAからの
空の様子

この南側は
大きな積乱雲で
レーダーでは
前の週末に災害があった
玉名付近にあって
その先で渋滞の表示があったため
その前でいったん休憩しました。

南の空では
稲妻が断続的に見えていましたが、
通過時には弱まっていました
250818_2
新燃岳の様子
(気象庁HPより)

上は、
10日の明け方に
やや大きめに噴煙を上げた
新燃岳

下は、
韓国岳山頂カメラによる
けさの様子です。

火口が良く見えるこのカメラが
3月末くらいから
見えなくなっていて
困っていたのですが、
休みの間に復活していました。

韓国岳山頂付近を
散策する鹿も写っています。
250818_3
休みの間の
山口県の写真を少し

上は、山口県美祢市にある
弁天池という
湧水のある池で、
久しぶりに行きましたが、
昔と変わらない
エメラルドグリーンでした。

下は、山口市にある
瑠璃光寺の五重塔。
室町時代の建立で、
令和の大改修工事が
行われていましたが、
五重塔は
すでに姿を現していました。
250818_4
けさの宮崎の青空

まさに梅雨末期で木でした

ノダっち

25年8月8日(金) 17:00

天気の話なノダ

梅雨末期的な
雨の降り方だったとも
やはり言えますね。
 
1993年に
鹿児島で86豪雨と呼ばれる
災害がありました。
 
この時も宮崎も影響が出ています。
 
86は、8月6日の意味です。
 
この時期の大雨は
あまりないとはいえ、
たまにこのじきにもある、
ということは
忘れてはいけませんね。
 
 
今回も嫌なケースでした。
 
きのうの雨の降り方も
コンピュータの予想以上でしたので
夕方のOAでも言いましたが、
昨夜も予想以上になるケースは
ありえたことではあります。
 
昨夜になって
気象台からも線状降水帯の
予測情報が出ました。
 
宮崎市にも激しい雷雨を降らせた後、
南下して日南付近に達して
動きが弱まって、
その時点で嫌な感じだったでしょう。
 
夜にいったん雨雲の組織化が
弱まったのですが、
そこから東シナ海に
雨雲が連なっていて、
嫌な感じを受けながらいったん寝ました。
 
ただ、2時半に目が覚めて
レーダーを見ると、
これはまずい、
という感じになってしまっていて、
線状降水帯判定されない形の
危険な集中豪雨の雨雲
鹿児島県内に出来ていて、
県内の鹿児島県に近い地域にも
流れ込んでいたのです。
 
この雨雲で
都城は急激に状況が悪化して、
大淀川も急激に推移が上がったほか、
キキクルの土砂も広く紫が出て
大規模な災害
スレスレの状況になっていました。
 
都城は24時間雨量の最大が289.5ミリ
8月の平年雨量320.5ミリに迫る
危険な雨でした。
 
これによって
鹿児島県の霧島市には
特別警報が出たのはご存じのとおりです。
特警が出る前のだいぶ早い段階で
キキクルの黒も出ていました。
 
ただ、このあと、
午前4時を過ぎて
県内に入った雨雲は
組織的ではなくなってくれて
県内は助かった感じです。
 
日中は
いったん前線活動が弱まったようで
雨雲が弱まって
止み間もしっかり出ています。
 
ただ、今夜以降は
また前線活動が強まりそうです。
 
とくにまた、あすに日付が変わった後
昨日のようなライン状に並ぶ
雨雲の予想があります。

きのうの予想よりは弱いのですが、
それでも次々入ってくる雨雲が発達すると
また危険な降り方をするところが
出るかもしれません。

きのうの予想も、
雨雲の発達するエリアが
予想よりも南にズレていましたが、
これは、もうどうしようもないです。
 
あすの雨雲の位置も
ズレると思っておいてください。
 
ただ、県内にとっては
熊本県に近い地域ほど
その発達した雨雲のリスク
高めにありそうに見えます。
 
一方、あす午後以降は
前線が北上するため
次第に県内の雨の降り方が
弱まってきそうです。
 
あすは
九州北部の方が雨の中心になってきます。
お出かけ予定の方もご注意ください。
 
 
日曜日から月曜日は
前線の南側になります。
 
マークが曇りでも
平野部で晴れ間が広がるパターンです。
 
ただ、前線の南側は
急に雨雲が
発達することもあるエリアですので
レジャーをする方も、
晴れ間が見えても
急な天気の変化に注意して
レーダーなどを
確認出来るようにしておいてください。
 

火曜日以降は
さらに南の高気圧が強まる流れです。
 
暑さも強まりますので
ご注意ください。
 
きのうのOAでお伝えした
ペルセウス座流星群
楽しめるだろうと思います。
 
月明かりを目に入れないように
なるべく空の暗い所で
広い範囲を見渡しましょう。


ということで、
ノダは、あすから
一週間お休みをいただきます。

雨が心配なエリアに行きます。
気を付けます^ ^;
250808_1
午前1時と午前3時前の雨雲
(気象庁HPより)
250808_2
午前2時50分までの
解析3時間雨量
(気象庁HPより)

250ミリという
とんでもない数字が見えます

ただ、この時間、
線状降水帯の判定の楕円は
表示されていませんでした。

これこそ、ホントに危ない状況
だったんですが・・・
250808_3
ノダが見ていて気付いた
線状降水帯の判定
(気象庁HPより)

雨雲が弱まってきてから
出た線状降水帯判定です。

線状降水帯の判定や
発表にとらわれ過ぎないことが
タイセツである、
ということが
改めて分かった
きょうの大雨でした

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