台風21号は温低化中

ノダっち

24年11月1日(金) 16:50

スッキリしない10月が終わりました。

きのうのたっぷりの日差しで
宮崎の10月の日照時間は、
98.6時間と
過去4番目の少なさとなり、
100年ぶりにはなっていません。

それでも、2000年の97時間以来の
100時間未満となり、
24年ぶりの少なさでした。

記録的な少なさだった
というのはたしかにそうなったでしょう。


11月も
スッキリしない天気で始まりましたが、
流れは変わってきそうです。

台風21号も
本州の南で北東転向をせずに
台湾まで西進して、
この台風の進路からも
今年の季節の進行が遅れたことが
うかがえますが、
大陸東岸で陸地の影響を受けて
急速に弱まっていて、
南下してきている偏西風にも乗るため
秋の台風の進路にも乗ってきそうです。

弱まってくれたため
前線にも吸収されやすくなって
温帯低気圧としての通過になりますが、
ようやく秋らしい動き
なってくるようにも見えます。


きょうは、
前線が九州を北上していると思われますが、
予想ほど発達した雨雲が
県内にはかかってきていません。

所々で弱い雨が降っていますが、
心配したほどの
強い雨雲はありませんでした。

ただ、台風を取り込む前線は
やはり活発化すると思われ、
あすの前線通過前には
雨が強まるでしょう。

一方、前線は
あすの午前にかけて
九州のすぐ北に伸びそうなので、
前線の南側の県内は
あす朝にかけては雨雲が少なくて
晴れ間が出る可能性もあります。

ただ、前線南側は
コンピュータが予想していない
発達した雨雲が出来ることもあるため
その点には要注意です。

前線の少し南東側に
雨雲のやや活発なピークが予想されていて、
県内は
昼前くらいがピークになりそうな予想です。

午後は南西風になることもあって
平野部は再び雨が弱まりがちか
晴れ間が出ることもあるでしょう。

いったん晴れても、
夕方までは急な強い雨に
備えておいてください。

発達した雨雲がかかってきたときは
落雷や竜巻などの突風に注意して、
キキクルで災害の危険度も確認しましょう。

予想よりも雨雲が発達したり
動きが遅くなったりした場合には
警報が発表される可能性もあります。


あすの夜以降は
天気が回復に向かって
日曜日から月曜日は
広い範囲で晴れそうです。

日・月はお出かけ日和になります。

昼間は薄着で過ごせるくらいでしょう。

ただ、あすの夜と月曜日の朝晩は
秋らしいヒンヤリ感もありそうです。

今年は夏の猛暑のせいか
色づき具合がまちまちとのことですが、
えびの高原の紅葉は
見ごろになってきているようです。


H3ロケットの打ち上げは
4日(月)の
15時48分~17時30分の間に設定されました。

詳細な時刻の発表は
あすになると思われますが、
問題なければ最初の時間になると思います。

JAXAのホームページなどでご確認下さい。

日没が17時半と、
2時間後なので
もしかしたら、夜光雲も?
という期待も持てる時間帯です。
(打ち上げが16時以降なら
 もう少し期待感が高まります)

日没後の東の空にも
念のため注目してみましょう。


そのまま、来週金曜日までは広く晴れて、
とくに週の後半には
平年よりも強めの寒気の南下もありそうで、
予想気温でも、平野部でも
一けたまで下がる予想も出てきました。

放射冷却が十分なら
山沿いで
霜が降りるくらいの可能性もあります。

急な秋の雨深まりになりそうですので、
体調管理にご注意下さい。

また火曜日にこの辺りの予想を
しっかりお伝えしますので
確認をお願いします。

241101_1
けさの宮崎の空も
雲が広がっていたのですが、
一部に隙間がありました
241101_2
昼頃の新富町

高校サッカーの中継準備に
行っているスタッフから
写真をもらいました。

大雨の予想に
やきもきした関係者も
多かったかと思いますが、
予想通りに
変な発達した雨雲が出来ず
試合のころには雨が弱まることを
願いたいです。

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