まさに梅雨末期で木でした

ノダっち

25年8月8日(金) 17:00

梅雨末期的な
雨の降り方だったとも
やはり言えますね。
 
1993年に
鹿児島で86豪雨と呼ばれる
災害がありました。
 
この時も宮崎も影響が出ています。
 
86は、8月6日の意味です。
 
この時期の大雨は
あまりないとはいえ、
たまにこのじきにもある、
ということは
忘れてはいけませんね。
 
 
今回も嫌なケースでした。
 
きのうの雨の降り方も
コンピュータの予想以上でしたので
夕方のOAでも言いましたが、
昨夜も予想以上になるケースは
ありえたことではあります。
 
昨夜になって
気象台からも線状降水帯の
予測情報が出ました。
 
宮崎市にも激しい雷雨を降らせた後、
南下して日南付近に達して
動きが弱まって、
その時点で嫌な感じだったでしょう。
 
夜にいったん雨雲の組織化が
弱まったのですが、
そこから東シナ海に
雨雲が連なっていて、
嫌な感じを受けながらいったん寝ました。
 
ただ、2時半に目が覚めて
レーダーを見ると、
これはまずい、
という感じになってしまっていて、
線状降水帯判定されない形の
危険な集中豪雨の雨雲
鹿児島県内に出来ていて、
県内の鹿児島県に近い地域にも
流れ込んでいたのです。
 
この雨雲で
都城は急激に状況が悪化して、
大淀川も急激に推移が上がったほか、
キキクルの土砂も広く紫が出て
大規模な災害
スレスレの状況になっていました。
 
都城は24時間雨量の最大が289.5ミリ
8月の平年雨量320.5ミリに迫る
危険な雨でした。
 
これによって
鹿児島県の霧島市には
特別警報が出たのはご存じのとおりです。
特警が出る前のだいぶ早い段階で
キキクルの黒も出ていました。
 
ただ、このあと、
午前4時を過ぎて
県内に入った雨雲は
組織的ではなくなってくれて
県内は助かった感じです。
 
日中は
いったん前線活動が弱まったようで
雨雲が弱まって
止み間もしっかり出ています。
 
ただ、今夜以降は
また前線活動が強まりそうです。
 
とくにまた、あすに日付が変わった後
昨日のようなライン状に並ぶ
雨雲の予想があります。

きのうの予想よりは弱いのですが、
それでも次々入ってくる雨雲が発達すると
また危険な降り方をするところが
出るかもしれません。

きのうの予想も、
雨雲の発達するエリアが
予想よりも南にズレていましたが、
これは、もうどうしようもないです。
 
あすの雨雲の位置も
ズレると思っておいてください。
 
ただ、県内にとっては
熊本県に近い地域ほど
その発達した雨雲のリスク
高めにありそうに見えます。
 
一方、あす午後以降は
前線が北上するため
次第に県内の雨の降り方が
弱まってきそうです。
 
あすは
九州北部の方が雨の中心になってきます。
お出かけ予定の方もご注意ください。
 
 
日曜日から月曜日は
前線の南側になります。
 
マークが曇りでも
平野部で晴れ間が広がるパターンです。
 
ただ、前線の南側は
急に雨雲が
発達することもあるエリアですので
レジャーをする方も、
晴れ間が見えても
急な天気の変化に注意して
レーダーなどを
確認出来るようにしておいてください。
 

火曜日以降は
さらに南の高気圧が強まる流れです。
 
暑さも強まりますので
ご注意ください。
 
きのうのOAでお伝えした
ペルセウス座流星群
楽しめるだろうと思います。
 
月明かりを目に入れないように
なるべく空の暗い所で
広い範囲を見渡しましょう。


ということで、
ノダは、あすから
一週間お休みをいただきます。

雨が心配なエリアに行きます。
気を付けます^ ^;
250808_1
午前1時と午前3時前の雨雲
(気象庁HPより)
250808_2
午前2時50分までの
解析3時間雨量
(気象庁HPより)

250ミリという
とんでもない数字が見えます

ただ、この時間、
線状降水帯の判定の楕円は
表示されていませんでした。

これこそ、ホントに危ない状況
だったんですが・・・
250808_3
ノダが見ていて気付いた
線状降水帯の判定
(気象庁HPより)

雨雲が弱まってきてから
出た線状降水帯判定です。

線状降水帯の判定や
発表にとらわれ過ぎないことが
タイセツである、
ということが
改めて分かった
きょうの大雨でした

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