初の!?全国最初の梅雨入り

ノダっち

25年5月16日(金) 16:50

無事に(!?)という表現は
適切ではないかもですが、
予報から感じていた雰囲気の通り
きょう九州南部の梅雨入り
発表されました。
 
1951年の統計開始以来で
初めて全国で最初の梅雨入りと
なった可能性があります。
(今後の経過観測で
 変更となる可能性もあるため、
 現時点では確定ではなくて
 あくまでもその見込みの情報です。
 例えば、来週後半以降に
 今の予想が外れて
 晴れる日が続いたりしたら、
 あ、やはり、これは
 梅雨の走りだったんだ、
 となる可能性もあるのです)
 
 
きょうは、梅雨前線が
九州付近に伸びてきていて、
朝から所々に雨雲がありました。
 
本格的な雨は今夜以降で、
日中は晴れ間もありましたが、
夜の梅雨入りの発表はないので
晴れ間があっても
夜以降の雨も見越しての
梅雨入り発表です。
 
平年より2週間も早くなり、
1956年の5月1日
2021年の5月11日
1954年の5月13日
1974年の5月14日
に次ぐ、史上5番目の早さです。
 
4年前の早かった時や
きのうも奄美や沖縄よりも
早く梅雨に入っても
梅雨明けが早いとは限らない、
とお伝えしましたが、
データも改めて載せておくと、
梅雨入りが早い年と梅雨明けの関係は
1956年が5月1日→7月13日
2021年が5月11日→7月11日
1954年が5月13日→8月1日
1974年が5月14日→7月18日
1993年が5月17日→梅雨明け不特定
1976年が5月19日→7月16日
1991年が5月19日→7月9日
です。
 
なんと、
梅雨明が特定されずに冷夏になって
平成の米騒動の一員の1993年も
含まれているのですが、
今年は、太平洋高気圧が
弱い予想は出ていないので、
そうなる可能性は低いです。
 
今のところ、
早まることはあっても
遅くなる可能性は低い、
と予想しています。
 
いずれにしでも、
今から2カ月ほど、
梅雨前線が影響しやすい季節になり、
前線の動き次第で
雨量が多くなる日も出てくるでしょう。
 
動きが読みにくい前線ですので
是非最新情報もご確認ください。
 
 
梅雨前線は、
今夜からあすは
九州北部から九州のすぐ北のあたりに
伸びる時間が多くなりそうです。
 
今夜の県内は、前線のすぐ南で
雨雲が発達しやすい場所になります。
 
山沿いほど雨雲がかかりやすいパターン
局地的な激しい雨にご注意ください。
 
あすの朝には前線の活動が弱まって
雨雲が少なくなってくるため
宮崎市から北の平野部は
雨が止みがちのところもありそうです。

平野部は、北部を中心に
運動会が出来る所もあるでしょう。
 
宮崎市付近は、ちょうど微妙な位置です。
 
一方、北部平野部を中心に
晴れ間がのぞく可能性もあって、
その際には、蒸し暑さが強まりますので
熱中症にならないようにご注意ください。
 
ただ、晴れ間が見えても
急な雨雲が発達しやすい環境は続きます。
 
早めの安全確保をお願いします。
 
夜以降は再び前線の活動が強まって、
日曜日にかけて
次第に前線が九州を南下しそうです。
 
怖いのは、
特にこの前線が南下するタイミングで
予想通りに順調に南下せずに
前線の動きが鈍くなった時
その際には、同じところに
発達した雨雲がかかりやすくなって
大雨となるケースがあります。
 
南の高気圧が強いので
そういう状況にならないか、
注意しておく必要があるでしょう。
 
順調に南下すれば、
日曜日の日中は
北部から雨が止んできますが、
きょうの資料だと
南部は雨が残る可能性が高くなっています。
 
雨量の増加にご注意ください。
 
また、雨がなかなかやまないところほど
昼にかけて気温が上がりにくくて
あすとは一転して
昼も長袖で良いくらいの可能性があります。


月曜日以降も
梅雨前線が九州南岸付近に伸びやすい予想で、
南部を中心に雨が降りやすいきょうの予想です。
 
ただ、月曜日以降は
まだ変わりやすいです。
 
梅雨前線が影響するときは
先の予報の精度が悪いので
新しい予報の確認もお願いします。
250516_1
少し晴れ間もあった
昼前の宮崎市の梅雨入りの空
(ピンぼけ写真^o^;)

午後はしっかり雲に覆われました
250516_2
午後の桜島

きのうから
活発な噴火活動が続いていて、
きょうも活発に噴火しています

ただ、
山体は収縮どころか
膨張傾向という情報が
でました。

週末も活発に噴火しそうです

県南部は風下になりますので
汚れが
付きやすい雨の可能性がアリ、
濡れないように
気を付けましょう・・・

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