ココで春一番

ノダっち

18年3月5日(月) 17:17

新燃岳は、
相変わらず活動的です。

週末は、やや噴煙量が増えた
タイミングもありました。

ノダは、
娘の小学校卒業を記念して
家族で県外に旅行に出ていましたが、
やはり山の様子が
気になって仕方なかったですね・・・

噴煙量が増えたタイミングでは、
宮崎市にも噴煙が届きましたし、
周辺ではかなりの降灰に
見舞われたと思います。

防災科学研究所のHPで
公開されているデータを見ていると、
振幅計のデータが
大きくなったタイミングで
噴煙が増えているようでした。

きょう午前1時41分には
低周波地震とともに
空振も観測されたようです。

防災科研のHPの
傾斜計では目立った変化が
掴めないものの、
気象庁の傾斜計では
変化が出たタイミングもあったと
発表されています。

国土地理院に掲載されている
GPSのデータには
少し変化がありましたので、
(速報的なデータですので
 今後、変わるかもしれませんが)
少しだけ圧が抜けたでしょうか。

ただし、抜けたとしても
抜けきってはいないと思われます。

まだしばらく続く
と思っておく必要がありそうです。


週末の県内は、
土曜日が午後を中心に雨が降り、
日曜日は少し晴れ間が出たものの、
所々で
にわか雨も観測していました。

きのうは日差しが出たこともあって、
20度前後まで気温が上がり、
暖かさを感じられたでしょう。


きょうは、明け方から
活発な雨雲が流れ込んできました。

九州の北に前線が伸びてきて
前線上を低気圧が進み、
この低気圧や前線に向かって
南から暖かく湿った空気が流れ込んで
大気の状態が不安定になったのです。

とくに、宮崎市内は、
朝のこどもたちの
通学時間が一番ひどかったのは
何ともかわいそうに感じました。

この暖かく湿った空気で、
朝は気温が高く、
けさの最低気温は
5月から6月並みとなっています。

また、日中には
活発な雨雲が抜けて、
晴れ間が出た所もあり、
南西風も強く吹いて、
気温が上がりました。

そして、この強い南風が
春一番
気象台から発表されています。

去年は2月17日で、
2年連続での発表です。

宮崎の場合は、すでに
何度か吹いたような気もしましたが、
公式にきょうの強い風が
春一番となります。

日中は、南西風が強くて
日差しが多くなったところほど
気温も上がって、
最高気温は、平野部の所々で
25度近くまで上がりました。

一方で、
新燃岳は雲の中で見えませんが、
きょうも
噴火が続いていると思われます。
時どき振幅も大きくなっていて、
灰混じりの汚れが付きやすい
雨が降った所もありそうです。

あすには、山の様子が
見えてくるでしょう。


あすは、高気圧に覆われて
いったん広く晴れます。

朝の気温は、
けさより低くなりますが、
まだ平年よりは高い予想です。

日中は今日ほど上がらないものの、
日差しのぬくもりは
感じられるでしょう。

平年並みの陽気です。

あさってには、雲が広がってきて、
午後にかけて
東からの湿った空気で
雨雲も次第にかかってくる
予想になりました。

ということで、あすの晴れ間を
有効活用されることをおススメします。

木曜日には、
低気圧が近づいて
雨がまた本格的になるかもしれません。

さらに、厄介なことに
その後ろからは
上空の寒冷渦が南下してきそうです。

金曜日は、この寒冷渦と
低気圧の動き次第になってきます。
不安定でしょう。

土曜日は、寒冷渦による
寒気が入ってきそうです。

冬型になってきます。

山沿いでは
雪が舞う可能性もありますが、
平野部は日曜日にかけて
晴れ間が出てくるでしょう。

ただ、この寒気も
一時的なものになりそうです。

次第に桜のつぼみの成長も
進んでいくことでしょう。
180305_1
土曜日午前の
新燃岳と噴煙
(気象庁HPより)

活発な噴煙を
出していました。
180305_2
日曜日の
新燃岳火口
(気象庁HPより)

なお、阿蘇山でも
先週から火山性地震が
多くなっているようです。

今後の情報に
ご注意下さい。

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