新燃岳で小噴火のもよう

ノダっち

18年3月1日(木) 17:38

風の強い春の始まりです。

昨夜は、サッと
強い雨雲が風を伴って通過した後、
日本海で発達している低気圧の影響で
県内も西からの風が強まりました。

昨夜も、春一番の発表は見送られ、
きょう吹いている強い風は
どちらかというと冬型による
木枯らしの風です。

明け方には、
宮崎で27.6 m/s、
宮崎空港で26.2 m/s、
油津で26.1 m/sなど、
台風並みの最大瞬間風速を観測しました。

また、日中も
宮崎市付近を中心に
強い西風が続いています。

ちょうど、宮崎付近に
風が吹き抜けやすい風向きなのでしょう。

この強い風で、
花粉もやはり大量に飛散しているようです。
ポールンが今年一番の反応をしています。

家の中に、
花粉を入れない対策も心がけましょう。


一方で、ここのところ不穏な
データを見せ続けていた霧島の新燃岳で
噴火があったもようです。

今回は、小規模な噴火の確認ですが、
過去も始まりはそうでした。
そして、GPSのデータ、
傾斜計の変動などを見ても、
これで終わるものではない雰囲気です。

今後の新燃岳の噴火に対して、
十分に注意しておきましょう。

OAでは、去年の噴火以降、
連日霧島上空の風向きもお伝えしていますし、
MRTのHPでも、
霧島上空の風向きを載せていますので、
http://mrt.jp/weather/kirishima_kaze/
もし、噴火した場合に
どの方向に流れやすくなりそうなのか、
参考にされてください。

噴煙が低い場合は1500mの風ですが、
噴煙が高くに上がった場合は、
3000mの風向きも参考になります。


あすは、低気圧が東へ徐々に離れ、
県内は高気圧に覆われてきそうです。

明日の日中には、
風も収まってくるでしょう。

薄雲がかかることもありますが、
大きな崩れは無さそうです。

ただ、あさっては
雲が広がりやすくなってきて、
午後の南部を中心に
各地で雨の降る時間があるでしょう。

時間があるというのは、
そのまま日曜日にかけて
降りっぱなしでは無さそう
という意味です。

日曜日の雨のタイミングは
イマイチはっきりしません。
日中の雨は限定的な資料もあります。

一方、月曜日は
しっかりと雨が降りそうです。

週末から週明けにかけて
日差しが少なくなりそうですので、
火山の噴火の状況など気にしながら、
可能な限り
あすの晴れ間は有効に使っておきましょう。
180301_1
午後3時ごろの
大淀川

濁りがあって
強い風で
波立ち、
白波も
たっていました。

また、
強い風で
ホコリが
舞い上がって
いるのでしょう、
春霞もかかっています。
180301_2
きょうの
最大瞬間風速
180301_3
西風の影響で
雲がかかりやすく、
なかなか見えなかった
新燃岳です。
(気象庁HPより)

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