2段の停滞前線!?

ノダっち

18年6月11日(月) 17:18

台風5号は、予想通りに
九州の南を離れて
東寄りに進んでいるため、
県内への大きな影響はなく、
東へ離れつつあります。

土曜日は、
雲が多かったものの、
大きな崩れはなく
各地で日差しもありました。

我が家も扇風機も使いつつ
洗濯物を日差しに当てて
乾かしましたが、
各地でも
まずまず乾いてくれたでしょう。

一方で、
金曜日の予想で
日曜日の九州付近の
前線が弱まる予想だったのが
実際には残って解析されてきて、
九州のすぐ南に
前線による活発な雨雲の帯もあり、
県内にも東風で
沿岸部を中心に雨雲がかかりました。

とくに前線が九州付近に
解析された朝にかけては、
宮崎市付近に
やや活発な雨雲もかかっています。


きょうは、
前線や台風が離れましたが、
上空の気圧の谷によって
活発な雨雲が南下しました。

もう一本、北側に
前線があったようにも見えます。

実は、土曜日に
気象庁が発表した
日曜日朝の予想天気図に、
停滞前線が2本書かれていました。

九州の南の前線は、
まさに梅雨前線のものなのですが、
もう一本、九州の北にも
書かれていたのです。

停滞前線がこの距離で
2本書かれるのは珍しいので
画像欄に残しておきます。
(ただ、実際に解析された
 日曜日の実況天気図では
 南岸の前線のみでした。)

実際に、前線が
2本なり、3本なりありそうな
気象状況の時があったり、
本線よりも南で
風がぶつかって(収束)、
雨雲が発達することもよくあります。

北側の前線は、
たしかにきょうの雨を説明するのに
非常に便利で分かりやすいもので、
きょうはこちらの
北側の前線が南下してきて
不安定な天気になってきたのでしょう。

実際には
地上の前線が解析されておらず、
上空の気圧の谷(上空の前線)に
対応した雨雲と考察します。

きょうの県内は、
朝から所々で日差しも出ましたが、
雲が広がりやすく、
昼前後を中心に各地で雨が降りました。

雨の降り方や雲の状況などを見ると、
停滞前線というよりは
寒冷前線性のものの通過での
雨のようにも感じています。


あすは、きょう
この雨を降らせた気圧の谷も抜け、
広く晴れてきそうです。

山沿いではじめ低い雲が残ったり、
日中に南部を中心に
雲が増える可能性もありますが、
大きな天気の崩れは無いでしょう。

洗濯物も
しっかり乾かせると思います。

なお、金曜日に少し書いた
きょうに予定されていた
H2Aロケットの打ち上げ
やはり延期されました。

あすの午後1時20分の予定です。

スッキリというよりは
雲がありそうですが、
ロケット雲は見えるだろうと思います。

明後日も、
高気圧にしっかり覆われそうです。
あすよりも
さらにすっきりと晴れそうな
資料に見えます。
より安心して洗濯物も干せるでしょう。


木曜日まで晴れた後、
金曜日は、九州の南で
梅雨前線の活動が強まりそうです。

この金曜日から土曜日頃の
前線の位置については、
まだ予想が安定していません。

南に離れていれば
県南部を中心とした雨ですが、
北上してきた場合は
広い範囲での雨になるでしょう。

タイミングも、土曜日までの
ずれを見込んでます。

新しい予報での確認をお願いします。

なお、今のところ、
次の台風の気配は、
資料に見られません。
180611_1
土曜日午後に
発表された
日曜朝の予想天気図
(気象庁HPより)
180611_2
土曜日の
少し見えた青空

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