春本番の雨

ノダっち

18年3月8日(木) 17:21

今回の噴火が始まって
一週間がたちました。

新燃岳は、きょう午後3時現在、
きのうから引き続き
雲隠れしていますが、
地震計の振幅は
きのうよりも小さめです。

それでも、微動は続いていて、
通常より大きな振幅ですので、
噴火は続いているのでしょう。

昨夕は、
火口内の溶岩に由来すると思われる
火山ガスが多量に観測されました。

火口内の溶岩は、きのうでも、
すでに新たに出てきたドームが
東側の火口壁に接するなど
火口内で広がってきているようだ、と
宇宙からのレーダー観測で
分かってきているようですが、
きょう現在の状態が気になります。

まだ溶岩が出てくるのか、
どこまで広がっているのか・・・

火口から溢れる前には
止まって欲しいものです。

引き続き、注視しましょう。

あすの日中には、
山の下層雲も少なくなって
火口の様子が
しっかりと見えてきそうです。

新燃岳上空の風の予想は、
こちらで最新のものをご確認ください。

今の所、今夜からあすにかけては
都城や日南方向が
風下になりやすい予想です。


宮崎市内は、雨上がりとともに
午後2時ごろから晴れてきましたが、
西からの湿った空気が
吹き付けてきている山には
低い雲がかかりやすくなっていて、
引き続き、新燃岳は見えていません。

また、九州付近を通過した
低気圧に向かって、南から
暖かく湿った空気が流れ込み、
県内も発達した雨雲がかかりました。

とくに、南風の吹きつけにより、
大分県に近いエリアが
雨量が多くなっています。

延岡では、24時間で
100ミリを超える大雨になりました。

延岡や北方、諸塚は
3月としての最大の24時間雨量を
記録しています。

24時間雨量が100ミリを超えたのも
今年初めてです。

いよいよ春本番の雨ということでしょう。

この南風によって
朝から気温が高めでしたが、
今夜には風が冷たくなってきそうです。


今夜以降、
上空に寒冷渦が入ってきますが、
足早に通り過ぎて、
影響も小さい予想になっています。

ただ、あす午前を中心に
熊本県に近いエリアで雲が多く、
はじめにわか雨もありそうです。

一方で、平野部を中心に
広い範囲で影響がほぼなく、
朝から広い範囲で晴れるでしょう。

風は冷たいですが、
日中は、日差しの暖かさも
感じられそうです。

強い北よりの風にはご注意下さい。

また、花粉は
かなり多くなる可能性もあります。


あさってから来週のはじめまで
よく晴れるでしょう。

火曜日は
雲が多くなってくる予想ですが、
水曜日までは
高気圧の影響が大きそうに見えますので、
大きな崩れはなく、
晴れ側になる可能性もあります。

あすに入る寒気の影響もあって
土曜日、日曜日は
放射冷却が強まった所ほど
朝の冷え込みが強まりそうです。

日中は、穏やかな
この時期らしい陽気でしょう。

来週の中ごろには
だいぶ暖かくなりそうです。


きょう発表された一ヶ月予報によると、
再来週にかけては
気温が高い日が多くなりそうです。

ということで、サクラのつぼみも
これから
どんどん生長することでしょう。
180308_1
昨夕の新燃岳
(気象庁HPより)

上空の雲にも
火映が見えていました。

火口内には
たっぷりと
熱いものが
ありそうと
推定できる画像です。
180308_2
午後2時過ぎの
晴れてきた
宮崎市内。

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