宮崎も初雪

ノダっち

18年1月10日(水) 17:15

あるかも、と注目していた
宮崎市での初雪が観測されています。

平年より11日早く、
去年より31日早い観測です。

気象台によると
きょう午前5時15分~40分まで
雨まじりの雪、みぞれ
という形での観測でした。

上空の寒気は氷点下でしたが、
地上がプラスでしたので、
溶けながら落ちてきたのでしょう。

その後、40分以降は、
雨になって様です。

日中も、しばらく晴れた後
時々にわか雨が来て、
いわゆる時雨模様になっています。

こんな天気の時は
を見るチャンスですね。

昼間に、冬の時雨に特有の
低い虹を見ることができました。

虹は太陽の反対にできますので、
太陽が高い時は虹が低くなります。
太陽が高すぎる夏の昼間は、
地平線より下にできる条件になり、
地上では見えません。

こうして、宮崎市内でも
しぐれるくらいですので、
上空の寒気と、
気圧の谷の影響の大きさを感じます。

この上空の寒気と気圧の谷で、
北部山沿いは
まとまった雪に
なってきている所があり、
高千穂に取材に行った
延岡支社の税田記者によると
8時ごろの時点で
5センチくらい積もっていた所も
あったということでした。

高千穂町内でも、
標高が引く所は
雨に変わりかけた霙の所も
あったようです。

こうして湿った雪は
電線などに着雪しやすくなり、
その重さで電線が
切れる恐れもあります。

万一、切れた電線を見かけても
近づくことなく、
電力会社などにご連絡ください。


きょう日中の寒気は、
きのうも書いたように
寒気が強まる前の谷によるもので、
今夜は、もう一段階
寒気が強まります。

このため、あすの方が
寒さも強まるでしょう。

あすにかけても
山沿いは、北部を中心に
所々で断続的に雪になります。

気圧の谷のサポートが減るため
きょうよりは
雪雲自体が少なくなりそうですが、
熊本県に近い地域や
標高が高い所を中心に
さらに雪が降りそうです。

あす午前を中心に
積雪が増える可能性もありますので、
山間部を通行予定の方は、
必ず、チェーンや冬用タイヤを
ご準備ください。

また、あすにかけて
九州道も影響があるかもしれません。

九州北部へ行く予定の方は、
時間に十分な余裕をもって
様々なルートを
検討しておくのが良いでしょう。

さらに上空の寒気の予想は、
あさっての朝にかけて強まります。
あさっても、まだ
はじめ雪が降る所もありそうです。

寒さも、あす、あさってと
強まっていく予想になっています。

時雨が収まると、
平野部は
空気も乾燥しやすくなるでしょう。

雪による影響とともに
平野部なども
体調管理に気を付けましょう。

週末には、冬型の気圧配置から
高気圧に覆われる形に
なってきそうです。

放射冷却による
冷え込みが強まりやすいのは、
土曜日や日曜日の朝でしょう。

今後の最低気温の情報などに注意し、
場合によっては、
水道管凍結の対策など
心がけてください。


来週になると、
冬型の気圧配置が緩んで
中ごろに雨が降りそうです。
180110_3
税田記者から届いた
今朝の高千穂町
180110_2
同じく
税田記者から届いた
けさの高千穂峡
180110_1
お昼に
宮崎市内で見えた
低い虹

こちら、よく見ると、
川の上にも
虹色が見えます。

つまり、かなり
近い所の雨粒に
反射してできた
虹だったようです。

すでに頭上は晴れて
来ていました。

また、よく見ると、
低い虹の外側に
ぼんやりと
虹色っぽいものが
写っています。
副虹でしょう。
これは、肉眼では
気づきませんでした。

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