台風5号に警戒

ノダっち

17年8月4日(金) 17:20

昨日の夜21時に
非常に強いのカテゴリから
1ランク下げて強いになった
台風5号ですが、
引き続き海水温の高いエリアで
今後、再発達の可能性が
計算されています。

また、予報の中心線も
東西にもぶれていますが、
これまでよりも
ブレは小さくなってきました。

いずれにしても、
県内は大きな影響を受けそうです。

昨日の予報円の中心線、
熊本沿岸を北上するものよりは、
きょうの方がまだマシに感じますが、
まだ変わってくるでしょう。

また、再発達した後、
陸地に近づくと
陸地の影響を受けて次第に弱まりますので、
実際にどのくらいの強さかは
まだはっきりしません。

ただ、非常に強いレベルに再発達して
九州南部沿岸に接近する可能性も
十分にある予報ですので、
その可能性も頭に入れておきましょう。


なお、過去に、
九州に非常に強い勢力で上陸した台風として、
1993年の台風13号というのがあります。
こちらは、県内も通過しましたので、
一定の年代以上の方は、
強烈に覚えてらっしゃるかもしれません。

その時の資料が
気象庁HPでまとめられています。
コチラです。

また、県内の被害については
宮崎地方気象台の防災ページにて
詳しくまとめれらています。
こちらの1993年の項目の9月2日から4日の所をご覧ください。

ただ、
この93年の13号は、秋台風で
九州付近では足が早かったようです。
また、今回は、接近時でも
この台風ほどの強さは予想されていません。


一方、昨日の予報円の中心線のように
熊本沿岸を
ゆっくりと中心が北上した例は
2005年の台風14号
すぐに思い出します。

こちらは、皆さんの記憶にも
しっかりと刻まれているでしょう。

そういうこともあって昨日の中心線は、
「最悪」という表現をしました。

ただ、きょうの予報円の中心線は
この最悪コースよりも
東にぶれてきています。

中心が通ると
風が強まりやすいため最悪なのですが、
雨の量を考えると、
台風の目に入って
雨が弱まる時間があるため、
少しマシともいえるのです。


いずれにしても、
台風はきょうの日中に
九州の南で速度を緩めていて
海水温の高いエリアに長くとどまることで
再び発達してくる可能性があります。

その後、どのタイミングで
どの角度で動き出すのか
今後も注意深く見守るとともに、
最悪のコースを通った場合に備えて、
あすにかけての雨の弱い時間帯で
しっかりと
雨、風の対策をしておきましょう。

まだ、動き出してみないと
ハッキリわからないものの、
きょうの予報の中心ですと、
日曜日の午後から月曜日の午前あたりが
県内での雨風が
強まりやすくなりそうです。

あすには、暴風域に入る予想なども
気象台から
発表されてくると思われますので、
その時間帯をしっかりと確認してください。

暴風域に入った後は、
出歩くのが危険な状況になりますので、
暴風域に入る前に、
買い出しを済ませたり、
対策を済ませたりして、
暴風域に入ってから
出歩かなくて良いように
対策しておきましょう。

北上速度が遅くて、
影響が長引く可能性も
考慮しておきたいと思います。

今後も新しい情報をご確認ください。

海の方は、きょうの段階で
すでに近づくのが危険になっています。
不用意な行動は控えてください。

また、海水が温められて膨張し、
さらに満月が近くて、
満潮時に潮位が高くなりやすい
時期ですので、
台風接近と重なると、
高潮による浸水の恐れも出ます。

沿岸部の低い土地のお住まいの方は、
月曜日朝の満潮時間帯を中心に
高潮の情報にも注目しておいてください。
(高潮警報などが出ないか!?に)


なお、あすは、
まだきょうと同じように、
晴れたり雨が降ったりでしょう。

ただ、内陸部ほど
雨の量が増えてきますので、
急傾斜地にお住まいの方は、
今後の雨の降り方にご注意下さい。
おかしいな、と感じたら、
暴風域に入る前に、
避難をするようにしましょう。


いろいろ心配していますが、
この心配が杞憂に終わることを祈りつつ、
しっかりと週末の対策をして、
月曜日の夕方に
あの独特のキレイな夕焼けが出るのを
楽しみにしたいと思います。

どうぞ、みなさま、ご安全に!

・気象台発表の最新の見解は
 こちらの気象庁HPでご確認ください。
170804 午後4時の
衛星画像
(気象庁HPより)

少し乾いた空気が
入り込んだのか
雲の渦巻きに
隙間が出来ていて、
一旦960hPaまで
気圧が上がりました。

ただ、
中心の目は、再び
引き締まってくるような
傾向に見えます。
再発達の
傾向かもしれません。

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