ぼんやり夏空は注意のサイン

ノダっち

17年7月28日(金) 17:42

どうせ暑いなら、
スカッと晴れて、
ギラギラと照り付ける太陽に
「熱いぞ~、ちょっと休んでくれ!」
とでも悪態をつきたくなるくらいの
夏空のほうが
なんか吹っ切れる気がするのは
ノダだけでしょうか^o^;

毎日、同じです。

晴れて、暑いけど、
モワ~っとした暑さで、
空はぼんやりしていて、
大規模な夕立が起きています。

暖められて軽くなった空気は
上昇しやすくなり、
しかも、湿った空気がとどまっているので、
上昇とともに雲が発達するのです。

夜の寝苦しい蒸し暑い空気も、
この雨雲の元です。


けさにかけても、
熱帯夜になったところが多く、
きょうの日中も、広い範囲で
33度前後まで気温が上がりました。

宮崎市の最小湿度も64%と、
きょうも60%を切っていません。
蒸し暑くて、
汗が乾きにくくなっているでしょう。

この湿った空気が上昇して、
雨雲を発達させています。

また、小林市では
急激に発達した雨雲によって、
(一時的に)
大雨警報(浸水)も出されました。

以前、警報の基準が切り替わると
お知らせした時に書いたように、
新しい警報は、今までよりも一層、
危険度が実際と合っている場合が
多くなっている可能性があり、
警報が出た時には
十分に警戒してください。


あす、あさっても、
あまり空気が動きません。

このため、
九州付近には湿った空気が残りそうです。

日中にかけては、強い日差しがあって
気温が上がりそうですので、
そうなると、午後には
また山沿いを中心に、所々で
局地的に雨雲が発達する可能性があります。

この週末も、夕立による
局地的な激しい雷雨にご注意ください。

モクモクした雲が成長を始めたら
十分に注意しましょう。

夏休みの週末で
屋外のレジャーなどされる方も、
非常に激しい雨が降ってきたときや
雷が聞こえたときの対処方法を
あらかじめ考えておいてください。

いつも言っていることですが、
レジャーに入る前に、
避難場所については
あらかじめ確認しておきましょう。

また、川遊びでは
上流で降った雨による
急な増水や流れの変化に
お気を付けください。

平野部でも、
北、あるいは北西方向から
黒い雲が近づいてこないか、
念のための注目をおススメします。

海のうねりは、
きょう少し弱まったようですが、
明日以降、また上がってきて
波は次第に高くなりそうです。
各海水浴場の指示によく従って
子供から目を話さないように
気を付けておきましょう。


さて、来週もしばらく不安定で、
台風によるうねりも
引き続き気を付けないといけません。

台風が日本から離れないと、
不安定な天気や
ウネリが入りやすい状況も変わらないのですが、
いつどう離れていくか
相変わらずハッキリしません。

9号に関しては、
中国大陸に進みそうですが、
そのあとで、
どう動くかに
まだよくわからない部分があり、
この週末も、まだ念のため、
最新情報をご確認ください。

5号は、予報円の中心線が
曲がってきていますが、
予報円自体は大きくなっていますし、
日本の南で動きが遅くなった後、
どう動き出すか、
そこを見極めましょう。

少なくとも
来週はウネリが続きそうです。

また、台風5号が
南西に動くということは、
弱いながらも、
九州付近上空には太平洋高気圧の
一部分があるのでしょう。

これが強ければ安定しますが、
あまり強くなくて、
この部分自体もあまり動かないため、
空気も入れ替わりにくくなりそうです。

週間予報で晴れマークの所も、
山沿いを中心とした夕立の可能性は
引き続き考えておいてください。

来週も、台風の動きとともに
午後の急な雨の情報にも気を付けて
最新情報の確認をお願いします。
170728_1 お昼前の
MRTから南西の空

春が水のように
ボンヤリした空の中に、
モクモクトした
雲も見えます。
170728_2 正午の衛星可視画像
(気象庁HPより)

台風5号の雲域は
きのうよりも
きゅっとまとまった
印象ですね。
うねりが弱まったのは、
この影響かもしれません。

一方、フィリピン北東の
9号の雲は
発達して渦がキレイに
整ってきました。

投稿月