小さく暑い空気ですが

ノダっち

17年7月7日(金) 17:34

七夕に
夜空を観たい皆様には、
諦めの付く空でしょうか。

きのう書いた
伝統的な七夕を楽しみましょ♪

ってことで、今の時代、
織姫と彦星が会えるのは、
1年に1度ではなくて、
2度だったりするんですかね!?(笑)

いや、土地によっては
月遅れの七夕
(8月7日)の所もありますので、
3度でしょうか!?^o^;

よく分かりませんm( _ _ )m

ちなみに、月遅れの七夕も
新暦での七夕(きょう)も、
月の明るさはまちまちで
明るい半月の時もありますが、
伝統的な七夕(旧暦)では、
必ず月例は7で、
星空が比較的見えやすい月になります。

きょうは、七夕でもありますが、
二十四節気の一つで小暑です。

酷く暑くもなく、
確かに県内は小さく暑い程度でした。
そもそも、暑さを
あまり感じない所もあったかもしれません。
ただ、北海道では
猛暑日になった所もあるようです。


梅雨前線は、
九州の北に北上しましたが、
暖かく湿った空気の流れ込みが強く、
きょうも
東シナ海側で発生してきた雨雲が
県内に次々と流れ込んでいます。

小さい暑さをもたらしている
蒸し暑い空気こそ、
この雨雲の素です。

所によって発達した雨雲になって
雷も伴いました。

一方、ちょっと気になる存在が
東シナ海を北上しています。

熱帯低気圧です。

この熱低は、
今週の火曜日、
台風3号が九州に近づいていた裏で
フィリピンの東で発生したもので、
台風に発達せずに
かといって消滅もせずに
東シナ海まで入ってきました。

もっと早く消える予想が
出ていたのですが、
きょうの昼でも、
しっかりと渦巻き構造を保って
東シナ海を北上しています。

熱低としての発達は無いですし、
午後3時には
だいぶ形も崩れてきましたので、
熱低としての影響は
気にしなくていいでしょうが、
気になるのは、
熱帯から運んできている
暖かく湿った空気です。

今夜以降、この熱帯の空気が
まとまって九州に流れむ予想で、
夜遅くからあす明け方にかけて
東シナ海側を中心に
雨雲が発達しやすくなる可能性があります。

県内には
弱まりながら入ってくるでしょうが、
熊本県や鹿児島県に近い地域ほど
強いままかかる所もありそうですので、
あすにかけても
山沿いを中心に
雨の降り方に注意しておきましょう。

すでに、土の中にしみ込んだ
雨の量が多くなってきていて、
土砂災害に注意が必要な
大雨注意報が所々に出ています。

北部山沿いを中心に
危険度が上がりやすい状況ですので、
防災意識を高めにして
最新の情報をご確認ください。

平野部は、南部ほど雨の時間が短めで
開幕する高校野球の試合も
出来るだろうと思っていますが、
時間帯によっては
雨に邪魔されることもあるでしょう。

日曜日も同じです。

山沿いを中心に
時おり雨雲が流れ込みますが、
平野部の雨は一時的でしょう。

いずれにせよ、平野部を中心に
晴れ間が見える時間があっても、
油断せずに
傘をもって出かけておくのが安心です。

また、各地とも、
雨雲の素はたくさん入ってきますので、
キッカケがあれば、
雨雲が発達しやすい状況に変わりありません。

急な雨雲の発達には注意しておきましょう。

海開きもまたありますし、
海での落雷もとても危険です。

海でゴロゴロと雷が聞こえたら
早めに海から上がって
安全な場所に避難する必要があります。

レジャーに入る前に、
安全な場所を確認しておきましょう。

また、川沿いでは
急な激しい雨での
増水に注意するのはもちろんですが、
上流で降った雨での
急な増水などにもご注意下さい。

少しの増水だけでも
流れに変化が出たり
流速が変ったりして
急激に危険度が上がることもあります。

事故の無い週末になりますように。


さて、来週は
前半はいったん北に前線が離れて
太平洋高気圧が強めになりそうですが、
中頃からまた弱まりそうです。

梅雨明けは、
来週末以降となってくるでしょう。

これ以上の災害が広がらないうちに
梅雨が明けてほしいものですが・・・

もうしばらく
防災の意識を高めておきましょう。
170707 正午の衛星可視画像

この熱低が
熱帯から運んできた
暖かく湿った空気が、
更なる大雨を
もたらさないことを
祈る気持ちです・・・

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