寒波の前の静けさ

ノダっち

17年2月8日(水) 19:04

嵐の前の静けさではないですが、
寒波の前の静けさというか、
そんな穏やかなきょうの日中です。

だんだん雲が増えていますが、
昼過ぎまで日差しもありました。

平年並みの所が多くなりましたが、
都城では、
最高気温が16度を超えて
3月中旬並みになっています。


今夜からあす明け方は、
気圧の谷が通過して、
所々で雨が降りそうです。
北部山沿いを中心に
になる所もあるでしょう。

この谷が通過した後は
寒気が強まってきます。

あすの日中には
気圧の谷が東に抜けて、
冬型の気圧配置になりそうです。

上空1500m付近の-6度線が
明日は次第に九州の南にまで
南下してくるでしょう。

平野部を中心に
冬型で回復して晴れてきますが、
山沿いは、夜を中心に
雪が降る所も
ありそうです。

-9度線も県内に入ってきて、
あさっても
このレベルの寒気が続く見込みで、
しかも、等圧線が
南側で膨らむ形になります。

これが九州に
雪雲が入りやすいときの形です。
もっと膨らむと
さらに入りやすくなるのですが、
先月の大寒寒波のときのような
南北に立った形の時よりは

九州に
雪雲が入りやすくなるでしょう。

南北に等圧線が経っているときは
朝鮮半島の風下になるため
九州に流れ込む雲が
対馬海峡で出来るもので、
雲が出来る場所が狭いため
雲の量も少なくて発達も弱いものが
入ってくる形で、
あまりまとまった雲にはなりません。

対して、南側が膨らむと
やや西の成分が大きくなるため、
広い東シナ海に出来る雲が
入ってきやすくなるのです。

このため、県内の山沿いでも
大雪になる恐れ
があるとして、
気象台が
早々に注意を呼び掛けています。

また、

あさってから週末にかけて、
九州北部や東シナ海側に
行く予定のある方も
交通機関の混乱にご注意下さい。

週末まで
どの程度の影響が残るかは、
あさって金曜日の
降り方次第
ですので、
週末に移動がある方は、
あさっての交通機関の様子に
注目しておきましょう。


また、寒気が強まるということで、
あすは次第に寒さも強まります。

雲が広がることもあって
朝の冷え込みは
それほど強くない見込みですが、
次第に晴れてくる平野部でも
昼の気温が上がり方は弱く、
朝よりも夜の方が寒くなる
でしょう。

晴れ間が少なそうな山沿いほど
昼の気温の上がり方は鈍くなります。

冷たい風も強めに吹きますので
余計に寒く感じそう
です。

 

強い風にもご注意下さい。

あさっては、1500m上空での
-9度線が県南部付近まで南下し、
上空を気圧の谷も通過するため
山沿いに
雪雲が入ってきやすくなり、
大雪となる恐れがあります。

積雪による交通障害や
農業施設の被害に注意
が必要です。

あさってから土曜日を中心に
山間部を通行される方は、
チェーンや雪用タイヤを
必ずご準備ください。


また、山を越えて入ってくる雪雲や
強い風にのって
平野部にまで入る雪雲も
可能性があります。

宮崎市での
初雪があるかどうかも注目です。

昼の気温が
平野部でも一桁となる見込みで、
引き続き強い風もあって
厳しい寒さとなるでしょう。

この寒さは土曜日も続きます。

ただ、雪雲の流れ込みは
土曜日の午後以降、
次第に弱まりそうな資料です。

朝は、来週前半にかけて
平野部でも
0度前後まで下がる日が続く見込みで、
山沿いは
氷点下まで下がりやすいでしょう 。

水道管の凍結や
農作物の被害などにもご注意下さい。


来週中頃は
次第に寒気が弱まって、
来週の後半になると
再び
春を感じる陽気になってきそうです。

170208
穏やかに晴れた
昼前の青空

投稿月